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ホテル絵日記/Anantara Mui Ne Resort

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旧正月にはラオスで2軒のホテルに泊まりました。趣味のホテル巡りじゃなく、スケジュール上そうなってしまっただけで。
ただどっちも値段のワリにイマイチで、スケッチはしたものの絵を完成させる意欲がわきません。古い建物を改造した部屋だからあんなものかな、と。

で、遥か昔に行ったホテルについて書きます。
これはホーチミンから東に3,4時間の距離の、これから発展するであろうリゾート地に先駆的に作られたホテルです。
リゾートの名前はMui Ne/ムイネー、またはPhan Thiet/ファンティエッ。ファンティエッ市のムイネー海岸です。砂丘見物なんかもできます。

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5年前に行きましたがその当時はまだ閑散としていて、砂浜も広く真っ白で、ベトナム一キレイなビーチでした。今はどうかわかりません。ホテルもたくさんできました。
サイゴン駅から国営ディーゼル鉄道で行きました。ベトナムでは珍しい車より早い路線で3時間くらいで到着します。
行きは2等車の木の椅子で、帰りは1等車の、クッションの中にいろいろうごめいていそうな椅子でした。
途中添え木が規則的に並ぶドラゴンフルーツ畑が延々と続き、あれを喰ってるのかという感慨を覚えました。要はサボテンです。

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Anantaraはタイ発祥のリゾートホテルブランドです。初めは地味だったのが最近は高級路線に変身しつつあります。Chiang MaiのThe Chedi等、高級ホテルの運営権を次々に買って名前を広めています。
ここはビーチリゾートとしてはオーソドックスな、ホテル棟がコの字型で手前にあり、その先に池があり、ビーチに向かってビラが点在するような構成です。似たようなシゴトが来た時に、ほとんどマネした建物です。
ワレワレはホテル棟の海側に伸びたウィングの先端のワリといい部屋に泊まりました。ジャングル越しにビーチが見えました。

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ビーチリゾートを作る場合、シロート的には全室ビーチビューみたいなことを考えますが、そうするとやはり無理が出るので、ここのビラみたいにすっぱり、海なんか見えなくてもいいじゃん、みたいな考えもありだってことを学びました。リゾートに何を求めて来るかって、人それぞれなので。
早い話、海がちらっとしか見えないくらいなら、完全にプライバシーが保たれたプール付きとかのほうが、カップルにとっては楽しいワケです。いちゃいちゃ。

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ここはベッドがビーチ側を向いていて、バスルームもバスタブがバルコニーに面していて開放的に作られています。トイレは完全分離。廊下側にトイレの窓とは思えない床から天井までの大きな窓があり、照明をつけても廊下側から影が見えないほどの不透明ガラス入りで悪くないと思いました。
あとはバルコニーが入り組んでいて場所ごとに寝転がったり雲を眺めたり。ワタシは家でもバルコニーライフを楽しんでいるのでこれだけ広いと満足できました。
ホテル棟の前の庭がほとんどジャングル化していて、海辺と言ってもやっぱり樹木が場所の価値を高めると感じ入った次第です。

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