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浦島次郎日記/2022年夏編の2

7月25日 月曜日
 
7時、近所の、小型のスーパーマーケットほどもあるカフェに直行してサンドイッチとコーヒーの朝メシ。
ニッポンのWifi環境は相変わらず悪いが、この店は生年と性別だけ入力すればササっと使える。ただ電源のある席はわずかで、充電機能がほぼ失われたパソコンを抱えたワタシは路頭に迷う。
カイシャはニッポン時間10時半から始まるのでモロモロ指示して業務完了。
 

カフェの近くの手塚治虫記念館の裏が整備されキモチよさそうだったが朝早過ぎて入れず。
 
10時、阪急電車で神戸へ。会ったことのない先祖の墓参りなど。山の墓地は霊気とマムシに注意の看板とで涼しい。


12時、三ノ宮駅近くの神戸牛ラーメンの店YAZAWA。漢字で書くと「八座和」。BGMは矢沢永吉サマのお歌。スープは豚骨に似たようなものだが神戸牛の叉焼が3種類も入っていて豪華絢爛。


狭い屋根のかかった路地、わかりやすく言えばパリのパッサージュのような商店街の居酒屋メニューとひざ枕耳かきの看板にそそられる。

 
買い物などして16時、家。チビチビ飲み始め。
 
19時、晩メシにムスコが来てキワメて久し振りに家族が集う。Wifi、ビデオ、その他の配線を直してくれた。デキるムスコである。が、なぜか線が1本余り、どうしたもんかと。
 
22時、ハノイでも見ているnhkの「映像の世紀」。難民問題の話で緒方貞子サマのことなど。ニッポン人であることを強調するナレーションには違和感。
 
 
7月26日 火曜日

6時、川縁散歩。前日に買った「ルマン」の卵サンドイッチとコンビニコーヒーで朝メシ。川面をスイスイ滑るアメンボをしばし眺める。
7時、家に戻ってシゴト。Wifi生活。
 
10時、今回のメインイベントである京都1泊旅行に出発。我ながら充実した夏休みだ。
そういえば去年の夏はロックダウンされてて、食料品の買い出し以外丸々2か月近く家に籠っていた。。
その前は感染したら死ぬかもしれないという恐怖を感じながら、公園も立入禁止で近所を散歩する程度だったか。感染者数で言えば今のほうが2~3桁多いが、ワクチン打ってるから平気。

 

11時半、京都新町通りの三井ガーデンホテル新町別邸着。古い街並みに合わせた低層部のデザインがいいんだけど無個性。
中に建物のスケールに合った坪庭があったりして和む。しかも大浴場付き。
祇園祭がほぼ終わった空白期のためか、驚くほど安くて思わず測った。間口3mの極細プランにシビレル。
 

13時、祇園の高級和食「うえもり」。こんな店に入ってダイジョブかぁ、と思ったら、子ども連れの家族もいたりしてアットホーム賞。料理はハモ尽くしで天麩羅が一番ウマかったかな。
その後若干散歩。ただ暑くて、フラフラ。
 
ニッポン人は外でも9割以上の人がマスクをして歩いている。政府がするなって言っても外せないのはやっぱり顔パ●ツだからか。
15時、ホテル戻り。
 

17時、再び祇園。ツマの知り合いってことで行ったが「サンボア」ってすっごい有名なバー。ワタシはかなり昔に山口瞳サマのエッセイで読んだことがある。ニッポンで最初のバー、みたいな店だ。
ハイボールを2杯、ボトルの絵で選んで飲む。
 

18時、歩いて隠れ家的中華料理の店へ。上品な祇園中華。日本蕎麦のようなラーメンとか。
筍と肉を炒めたのと蒸した?鶏肉がウマかった。
祇園じゃ油の匂いが着物にうつっちゃダメとかニンニクも控えめとかあるらしい。

祭りの後の寂しさを湛えた八坂神社の中を抜けて戻る。
 


 
7月27日 水曜日
 
6時、大浴場。一人入っていて後から2人入ってきた。約10年振りの大入浴。ノボセかねないギリギリまで浸かる。
 
前日買ったクロアッサンと部屋に置いてあったコーヒーの朝メシ。メリハリのある食生活。
若干シゴトしてから外へ。買い物、カフェなど。庭巡りをしようかと思っていたがあまりの暑さで退避。
11時、チェックアウト。
 

駅に向かって歩いていたらスクラッチタイルの外壁の瀟洒な中華料理店を見つけ、フカヒレや北京ダックのメニューを横目に見ながら入る。
ランチはリーズナブルでワタシは豚肉焼きそば、ツマは葉っぱ系の野菜の載った汁そば。冷やし中華も麻婆豆腐も、酸辣麺も食べたかったが、、次回に楽しみを取っておく。
京都的な坪庭が美しい。
 


阪急電車で宝塚に戻る途中雷雨。今の季節、ハノイとほぼ同じ気候だが、あとでハノイに戻って全く違う暑さだと痛感する。
15時から家で飲み始め、19時頃の〆はパクチーラーメン。ツマが追いパクチーしたので部屋中が青い匂いで染まる。パクチーが嫌いな人には堪えられない、いや耐えられないだろう。
 
明日は帰国。短い休暇の終わり。









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