JIS読書会第3回

JIS Z 8530:2019読書会(みんなで人間中心デザインに関するJISを読もう)

12月中旬、JIS Z 8530:2019(人間工学-インタラクティブシステムにおける人間中心設計)の3回目の読書会を行いました。

<JIS Z 8530:2019について>
インタラクティブシステムを対象とした人間中心設計プロセスに関するJIS規格(日本産業規格)です。ISO 9241-210:2010という国際規格がベースとなっています。最近では、経済産業省 高度デザイン人材育成研究会の高度デザイン人材 育成カリキュラム案にて、JIS Z 8530:2019の元規格であるISO 9241-210:2010が触れられています。※来年、改定が予定されています。

今回は、7章(持続可能性及び人間中心設計)と解説が対象でした。

7章は、SDGs(持続可能な開発目標)とも関連する内容です。SDGsと人間中心設計の繋がりについて考える機会となりました。

個人的には、解説(本JISの原案作成委員会委員長・千葉工業大学 安藤昌也教授が執筆)を読み直すことで、JIS原案作成委員会での議論内容を思い出すことができ、少し懐かしかったです。

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この読書会は、アクティブ・ブック・ダイアローグ形式をベースに行っています。規格書は一文に記載されている情報の密度が高いため、初めて読む人にとって取っ付き辛い部分もあると思います。しかし、読む担当箇所は1ページ程で分担し、不明点については参加者同士で対話によりフォローし合うことで、敷居は下がります。これは、今回の読書会開催での気付きでした。

次回(最終回予定)は、附属書2(適用性及び適合を評価するための手順性)が対象です。2020年春を予定しています!

※JIS Z 8530:2019の本編は無料で読むことができます。


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