まわせまわせ
京都に紅葉を見に行った。
たぶん、というか当たり前に東京にだって紅葉はある。
なんなら隣の大家さんの庭にだってあったはず。
こんな近くにあるのに、「見るぞ!」の時間と金をかけなきゃ見た気にならないのはどうしてだろう。
東京の紅葉は気付かぬうちに去っていきました。
「人生は選択の連続だ」
どっかで一度は聞いたことがあるようなセリフ。
至極真っ当、当然、当たり前。
今日の朝はご飯かパンか、トイレに行くのは今か会社に着いてからか、選択の連続です。
お腹が空いたときの僕の頭は常に、今コンビニに走るか、もう少しだけ我慢するか、をひたすら繰り返しています。
ただそんなことひとつ一つを人生の選択だ、とか思って行動しない。
なんとなーく、まだもう少し我慢できるしとか、もうちょいしたら時間に余裕できるしとかで、なんとなーく決めていきます。
なんかすごく、だらっとしてるんです。面白くない。
ただ今までは面白くないとすら思えていなかった、当たり前だった。
ちょっと大きめの選択だってそう、今思い返すとだらっとしてる。だらっとというかぬるっとしてる。
安牌な選択、当たり障りのない選択を続けてった先で、詰将棋のように逃げ場がなくなって「降参です…」と白旗を振って大きめの選択を仕方なくしてきました。
ただ今日は少しだけ踏み込んで選択ができた。
すごい躊躇した。何回も覚悟と諦めを繰り返した。
覚悟だけで変わった気になっていたけど、選択をしなきゃ全く変わっていなかった。
言葉で行動で示さなきゃ存在すら危ういかもしれない。
たぶんまだまだ足りない。まわせ、まわせ。
バカリズムがすべらない話で
「家のトイレではなく、リビングでおしっこをしたらどんな感覚になるんだろうと気になって仕方なく、実際に漏らしてみたら気持ち良くてたまらなかった」
という様な話をしていた。
天才。
その選択肢は考えたことすらなかった。
ホント天才。