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アラサー女がガンダムSEEDを見てアンチ主人公になりそうな話

ガンダムSEED 13-24話【感想】



視聴きっかけ

あまりにも人気ナンバリングなのでさすがに気になってはいた。
主人公闇落ち・鬱・メリバルート大好きな私の性格を知っている友人に「そんなあなたがなぜこの作品を見ていないのか」と言われたので、どれどれ見てみるかの気持ちで視聴。
いつか見るかもしれないと思ってネタバレを避け続けてきてよかった。


あらすじ

C.E.70。経済圏の確立を求めるコーディネイター(ザフト)とナチュラル(地球連合)の軋轢は「血のバレンタイン」の悲劇によってついに武力衝突へと発展した。
モビルスーツを擁するザフトを各地で地球軍が圧倒するが、戦渦は予想に反し長引いていく。

「血のバレンタイン」から11ヶ月が経った頃、中立国の工業コロニー、ヘリオポリスに住むコーディネイターの少年キラ・ヤマトは、ザフトによるガンダム奪取作戦に巻き込まれる。
その奪取作戦にはザフトの軍人となった、キラのかつての親友アスラン・ザラが参加していた。

戦火の中、運命的な再会を果たす二人。しかしキラは、ナチュラルである友人を守る為、唯一奪取を免れたストライクガンダムに乗り、アスランと敵対することになるのだった…。(公式サイトより)

感想(大ネタバレ)

まともな大人、初登場

彼はマクロスFの艦長みがあって好きなんですよ、信念と柔軟さがね。

その名も、バルトフェルド。好きです私。
彼だけが今のところ、戦争の本幹について考えているから。
「相手が撃ってきたから」これは戦争の表面の理由に過ぎなくて。
戦争を終わらせたいと思っていても、一歩奥の思考を止めた人たちの考えなんですよね。いわゆるバカのこと。

地球軍には残念ながらその表面の大人しかいなくて、だからこそキラはどうして戦うのか→自分がいなければみんなが死ぬから、という目の前の理由しか考えなかった気がする。

そこに、どうすれば戦争は終わりなんだとはっきり言えますか。
という突き刺さりすぎる問いかけ。というかこれって視聴者が思っていることだと思ってて、私はずっと最初からキラや地球軍に対して、え、でなんのために何がしたくて戦っているの?と思ってたのよ。だからきっぱり代弁してくる人がいてよかった。(まさか敵側とは思わなかったけども)

彼のかっこいい生きざまである、後進への信念の継承。最高でした。
くそ、良いキャラから死ぬ。

一番好きなMAだよ、バクゥ


キラ、てめえは何様だ?

耳を疑う言葉を発していますが本当に主人公ですか?

私がキラへの嫌悪感がはっきりしたのは、17話。忘れない。
ガンダムに搭乗する苦しみを労わってくれるのはフレイだけだった…ってお前本気か?本気でそんなこと思ってるのか…?

コーディネイターだのガンダムだのに分類せず、お前を!「キラ」という一人の人間として扱って尊重してくれたは!紛れもないサイ(達)だったじゃんか!

ほんと、キラとフレイ、人間性終わってる同士お似合いだよ。ラクスとくっついたらなあとか思っていた自分へも嫌悪する。

僕がいなきゃ勝てないくせにって…あきれた。お前さ、今はもう自分の意志でそこにいるんだろ?降りる機会あったよな?友達にも、もう苦しい思いしてほしくないなって気持ちで送り出されたはずなのに、戻ってきたのはお前だろ?

彼女出来て態度急変するゴミヲタクイキリ大学生やめな。その彼女もマドンナじゃなくてただのヲタサーの姫だから。

ガンダムで命を直接守れなくても、サイは立派な人だよ。
思考の柔軟さがあるサイだからこそ、このシーン辛かったな。

全体的に中だるみの章かなーと思いつつ「起承転結」の「承」なんで、と言われればそこまでか…。

もうやっぱり、ザフトみんなで幸せになりな…


この時点でキラ好きだって言える人相当すごいと思う。


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