見出し画像

AC(アダルトチルドレン)と恋愛依存症、根本から克服するには?

こんにちは、元回避依存症、恋愛依存症男性であり、回避依存症の彼との接し方~専門相談・カウンセリングを行っております、カウンセラーのしれのです。

今日は、「AC(アダルトチルドレン)と恋愛依存症、根本から克服するには?」と言うテーマでお伝えします。

正直このテーマだと2万文字は書けてしまう、大きなテーマですが、長すぎると逆にわかりにくくなってしまうので、今回はできる限りまとめてみました。

AC(アダルトチルドレン)とは?

・虐待4種類のうちいずれか1つ以上(身体的虐待、心理的虐待、性的虐待、ネグレクト(育児放棄))
・重度の依存症者がいる家族
・条件付きの愛情など不健全な教育が存在する家族
・強い親のコントロールが存在する家族
・対立や争いが日常的にある家族など一人一人の人格が尊重されなかったり、無意識的に子供の感情が抑圧されてしまう家族環境のことを機能不全家族と言います。

上記などの機能不全家族で育ち、生きづらさを抱えている人をAC(アダルトチルドレン)と言います。

ACの方は非常に多く、正確な人数は難しいですが、3人に1人はACだと言われています。

AC (アダルトチルドレン)の簡単な説明は以上です。
加えて簡単に補足をしますが、鬱病や人格障害などと違い判別が簡単です。

人格障害などは、総合的に判断をするので一般人が判別するのは難しいですが、ACは、

・父親がアルコール依存症だった
・「あんたなんか産むんじゃなかったわよ」と親から日常的に言われていた。
・テストを1問でも間違えたら、いつも叱られていた。
・日常的に殴られていた。
・家庭内でいつも喧嘩や揉め事があった
・親から愛された実感が1度もない。

などこういった「明らかに健全な家庭環境とは言えない家庭環境で揃っていたこと」に一個でも当てはまるのであれば、「はいあなたはACです!」と簡単に判別できます。

ACは病気ではありませんから。
このことからも具体的な割合は不明ですが、3人に1人以上はACと言うのも納得できます。

AC(アダルトチルドレン)の生きづらさは大きい

AC(アダルトチルドレン)の何が問題なのかと言うと、大人になってからも子供時代に形成されてしまった悪い癖や、親によって歪んでしまった価値観を抱えて生きていってしまうためです。

生きづらさと言うとあまり深刻では無いように聞こえるかもしれませんが、本人にとっては大きな問題です。

また、

・うつ病
・恋愛依存症
・回避依存症
・アルコール依存症
・不安障害
・摂食障害
・人格障害

などの精神疾患になるリスクが健全な家庭で育った方に比べ、数倍になります。

また基本的に人間関係のトラブルに巻き込まれることが多くなったり、アダルトチルドレンでない方に比べ依存を発症しやすくなります。

AC(アダルトチルドレン)の症状や生きづらさは無数にあります。

代表的なのは、自己否定感が強く自分に自信が持てないことで、ほぼすべてのACの方が多かれ少なかれ抱えていることです。

なぜなら、当時親から言われた言葉や価値観を子供ですからまともに受け入れ、そのまま信じ込んでしまっているためです。

大人になり、「親は間違っていたんだ!」と気づかれる方もいますが、当時の記憶やインパクトが強くトラウマになっており、理屈ではわかっているけれども感情面ではどうしても自信を持てないと言う方も少なくありません。

また、親との影響について、もう少し具体例をお伝えするしたら、「親の顔色を伺っていた人が大人になってからも他人の顔色を過度に伺うようになってしまう」と言うことです。

これもACあるあるのひとつで、幼少期に身に付けた人間関係の悪い癖を、大人になってもそのまま身に付けてしまっているのです。

悪い癖と聞くとACの方が悪いように思いますが、"そんな悪い癖を子供ながらに身に付けなければいけない家庭環境で育ったこと"が問題なのです。

こちらが真の問題です。

ですので、本人が悪いのではなく、誰でもそうなりますし仕方のないことなのです。

例えるとすれば、親に箸の持ち方を間違って教えられたようなものです。
箸の持ち方をこれが正しいんだよと間違って教えられて育った。
だとすれば、子供の頃は間違って教えられたことなどまるでわからないでしょう。
誰もこの子供が悪いと思わないでしょう。
それと同じようなイメージです。

恋愛への影響も大きい

話は戻りますが、子供の時に親の顔色をビクビクと伺っていた子供が大人になってもビクビクとしたり、人の気持ちや感情を読むような癖を身に付けていたとします。

するとどうなるのかといいますと、俗に言うモラハラ男性や支配的な人に狙われます。

本人は気づいていないかもしれませんが、ビクビクしている人と言うのは少し脅せば何でも言うことを聞いてくれるので、俗に言うモラハラ男性や支配的な人にとって都合が良いのです。

なぜなら、健全な人は不健全な要求に対し、NOを伝えることができますし、過度に人の気持ちを読んだり、人の顔色を伺う事はしません。

ですが、ACの方は「NO!」と言う事が非常に苦手な人が多いです。
中には「断り方がわからない…」と言う方もいますし、よく聞く言葉です。

その性質も幼少期に身に付けてしまった悪癖です。
この悪癖が原因で俗に言うモラハラ男性や支配的な人に狙われてしまうのです。
彼らの、"脅せば簡単に言うことを聞いてくれそうな人を見抜く選球眼"は優秀で簡単に見抜かれてしまいます。
(実際私も10代の頃からこういった女性を見抜くのは非常に得意で、多少の個人差はありますが、雰囲気などで瞬間的にわかってしまうのです。)

これは一例です。
他にもたくさんありますが、この一例を聞いただけでも、恋愛に与える影響は大きいと言うのはイメージできたでしょうか?

恋愛依存症になりやすい

その結果、ACの方は、恋愛依存症になりやすいのです。(もちろん回避依存症もそうです)

実際のチェックリストを見てみましょう。

恋愛依存症チェックリスト25

恋愛依存症チェックリストの中に、

「自分が我慢してでも彼に合わせてしまう」

があります。

先ほどお伝えした「親の顔色を伺ってしまう人が大人になっても他人の顔色を伺うようになってしまう」

に当てはまれば、"恋愛になっても恋人の顔色を過度に伺ってしまう"

その結果、

「我慢してでも彼に合わせてしまうようになる」
と言うのは想像しやすいですよね。

幼少期から身に付けた顔色を伺う癖と言うのは、意識しなければなかなか自然と直るわけではありませんし、意識しても直らない方がほとんどです。

他にも

「誰かから愛されないと、存在価値がないと感じる」

こちらも恋愛依存症チェックリストの1つですが、

"親から十分に愛されなかった、全く褒められたことがなかった"

と言うACの方であれば恋愛になっても、「私は誰かから愛されないと存在価値がない…」と思い込んでしまうと言うのも想像しやすいですよね。

このように具体例を出せばキリがありませんが、以上のようにACの方は恋愛依存症を非常に発症しやすいのです。

ですので、なっても全く驚きはしませんし、そう言う幼少期の環境で過ごしたんだから仕方ないよねと言うイメージです。
100%発症するわけではありませんが非常に高いですし、程度の差こそあれACの方が恋愛依存症になっても当たり前のように受け止めます。
それほど家庭環境による影響力は甚大なのです。

家庭環境の甚大さについては、あまり深く考えていない方も多いですが、個人的にはもっと義務教育で教えるレベルだと思っています。

改善、克服は可能

ここまで伝えると、後ろ向きな気持ちになるかもしれません。
ですが、ACの方でも恋愛依存症改善、克服は可能です。


問題解決の基本ですがなってしまった原因にメスを入れる事です。

お伝えしたように「あなたがACで、なおかつ現在恋愛依存症なのであれば、ほぼ間違いなくあなたが恋愛依存症になってしまった原因は家庭環境」にあります。

つまり家庭環境によって培われてしまった間違った人との接し方、自分の価値感、歪んだ考え方、トラウマなどを修正することができれば恋愛依存症を改善します。(私は不幸になる呪いと呼んでいます)

ここが非常に重要です。

あなたがもし
「私、ACだし、恋愛依存症チェックに当てはまる…」

と言うのであれば頭に刻み込んでおいてください。

逆に言えばACである恋愛依存症の方が、家庭環境とリンクした、自分自身の歪んでしまっている部分と向き合わずに改善する事はほぼありませんし、ごくわずか数%しか改善しないと言っても過言ではありません。

ましてや仕事や趣味に一生懸命になることなど恋愛依存症改善ではなく、気を紛らわしているだけです。(もちろん仕事や趣味はあったほうがいいですが)

仕事や趣味に一生懸命になったところで、我慢して彼に合わせすぎている女性が、「全く彼に我慢しなくなり、自分の好きなことを何でも彼に言えるようになりました!」
なんて事は起きない…

というのはわかりますよね?

起きないと言う事は、根本的な改善方法ではないと言うことです。


それほど幼少期の影響、子供の頃に受けたトラウマの影響、身に付けなければ生きていけなかった悪癖の呪いは大きいのです。

変えるにはエネルギーが必要なので、専門手法とサポートが必要なのです。

専門手法であれば、

「我慢せずに自分の言いたいことを彼に言えるようになりましたし、

彼に合わせなくても私を見捨てられないんだと言うことが心でわかりました!(心からの笑顔)」

となります。

これが根本改善と克服です。

力を入れる部分や、努力する方向を間違えてしまうといつまでたっても改善しませんので、力を入れる部分を見極めることです。

まとめ

・ACは、3人に1人以上と言われるように非常に多い。病気ではないので、簡単に判別可能。

・家庭環境による歪んだ教育、歪んだ価値観を子供はストレートに受け止めてしまう。
・そのため大人になっても、歪んだ価値観のまま、自己否定感を中心とした生きづらさを抱える。
・ACの方は恋愛依存症になりやすく、なっても無理はない。多くの人がなっているので素直に認めること。

・【最重要】あなたがAC、恋愛依存症チェックに当てはまるのであれば、家庭環境によって培われてしまった間違った人との接し方、自分の価値感、歪んだ考え方、トラウマなどを修正することが根本改善、克服。
(私は"不幸になる呪い"と呼んでいます)


「私が恋愛依存症になったのは家庭環境が悪かったことが根っこにある原因だったんだー」

「自分でも、自己肯定感が低いのはわかってたけど、やっぱり恋愛依存症になりやすいんだね」

「彼から必要されないと、生きている価値あるのかな…とか考えちゃうけど、やっぱり歪んだ考えだからこれを治すことが根本克服なんだね」

「趣味や仕事に夢中になると、彼のことを考えなくて済みますが、根本改善ではなかったことに気づきました」

などのように捉えてくれればひとまずはOKです。

もし、今すぐ根本克服したい本気の方は、下記の専門手法を実践してみて下さい。
カウンセリングではすべての女性が根本回復の効果が出ており、私自身もこの方法で恋愛依存症、回避依存症から回復した専門手法です。

AC、恋愛依存症で悩んでいるあなたの参考になったのであれば、幸いです。

●恋愛依存症関係の読まれている記事

恋愛依存症チェックリスト25

恋愛依存症の人が自分で自分を愛そうとしてはいけない理由

●専門手法で本気で、恋愛依存症を根本回復したい方

恋愛依存症を治すための3つのSTEP~つらい恋愛から幸せな恋愛をするための37ツール

●恋愛依存症のパートナーになりやすい回避依存症関係のよく読まれている記事

【1000部突破】回避依存症の彼との付き合い方の教科書

回避依存症の彼がいる女性が幸せを実現していくための7つのステージ


しれの@回避依存症、恋愛依存症カウンセラー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?