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回避依存症男性は本当にクズで最低なのか?3つのパターン。

回避依存症、恋愛依存症カウンセラーのしれのです。

今回は「回避依存症男性は本当にクズで最低なのか?3つのパターン」

と言うテーマでお伝えします。

クズとは?

「卑劣、残忍、薄情、無礼など、人としての道理や配慮を無視した言動や行動を平然とやってのけ、それに対して一切悪びれなかったり、あまつさえ自分の行為を正当化しようと考えること」

本記事ではこのように定義します。

それではお伝えします。

大きく分けて3つのパターン

今までのご相談経験上、大きく分けて、3つのパターンがあります。

1.回避の性質による暴力・暴言・搾取行動

1つ目は文字通り、回避の性質による暴力や暴言搾取行動です。

客観的に見て、卑劣、残忍、人の道理をはずれていると言われても仕方がありません。

(女性側が、私が悪いんだから殴られても仕方がない、私が好きでお金を出していると言うことがありますが、それは多くの場合依存、洗脳状態にあり、認知(物事の考え方)が歪んでいるためです。)

しかし、浅はかな理由で問題行動をとっているわけではありません。

詳しくは以下で話していて、長くなるのでここでは語りませんが、劣等感などの心の問題が関係しています。

回避依存症男性には、心の問題や葛藤があり、その結果クズと呼ばれる行動をとってしまうのです。

何の事情も知ろうとせずに最低と批判するのは中学生でもできますが、心の問題や葛藤を理解した上で批判するのが適切な大人の批判だと思っております。

2.女性側が追い詰めてしまったことによる行動

2つ目は女性側が追い詰めてしまったことによる行動です。

人は追い詰められると攻撃的になります。

そして追い詰められた結果、クズ行動、最低と言われるような行動になってしまう場合です。

最もよくあるパターンとしては、女性側が回避依存症男性のトラウマを刺激するような行動や言動をしてしまった場合です。

NG行為については、こちらで詳しく書いています。

回避依存症の彼との付き合い方の教科書

多くの場合、女性側が彼を追い詰めたり、傷つけた自覚はありません。
自覚が無いのです。
あってもそんなに傷つくことではないだろうと軽く考えています。

しかし回避依存症男性の場合、思わぬところに地雷(NG行為)がありますので、そこに触れてしまった場合、怒りの感情となり攻撃的になります。

攻撃的になった結果、暴言を吐いたり物を投げつけたり、「もうお前は無理だ」と突然別れを告げたりすることもあります。

そして女性側は、「私は何もしてないのになんであんなこと言うんだろ、ほんと彼は最低!クズ!」と思います。

女友達に相談してしまえば、彼側の気持ちがわからないので、さらにそう思います。

しかし、男性側としてはトラウマを刺激されたことにより
「こいつは男の気持ちがわからない、馬鹿で最低な女だ!○ね!」

などと思っています。

こうしてお互いが「相手がクズ!自分が被害者!」という完全なすれ違いが発生します。

確かに回避側の言い方や態度は望ましくありません。

しかし誰でもトラウマを刺激するようなことをされればそうなります。
誰でも"心に軽々しく触れてほしくないもの"を持っているでしょう。

恋愛依存症女性の中でも、カッとなったときに、LINEやメールを数百通送りつけたりヒステリーになってひどい言葉を言ったりする人もいるでしょう。

それと同じようなイメージです。

言い方や態度は望ましくないですし、やるのは良くないです。
ただ、余裕がないのです。
追い詰められてしまった原因である、行動や言動があるのです。
原因であるトラウマを刺激するような行動、言動を取らなければトラブルは起きなかったわけです。

もちろん女性側も回避側の男性の心理を知らない方が99%です。
ですので女性側も知らなかったのですから仕方ないのです。

とは言え今後も同じようなことを繰り返してほしくないので、お伝えしております。

3.回避依存症ではない男性をクズと言っている場合

回避依存症ではない男性を回避依存症だと思い込みクズと言っている場合です。
他の精神疾患であったり、暴力的で自己中心的な人であったり、ギャンブル依存であったりなどです。

また、浮気しただけで健全な男性を回避依存症と誤解される方もいます。
冷静になればわかることですが、何の名前もつかないただのクズと言う男性、何の名前もつかないただの浮気する男性も多く存在します。

ただ人間心理として、名前が付くと安心するのです。
回避依存症に限らず、「私の彼は自己愛性人格障害だ!」とか専門家ではないにもかかわらず100%決めつける女性が少ないのはこの心理です。

傾向がある、特徴に多く当てはまる、と言う言い方であれば適切です。
素人が100%こうだと診断することなどできませんから。
心当たりがある方は「彼は回避依存症傾向があります」「彼は回避依存症の特徴に多く当てはまっています」と言う言い方が良いでしょう。

女性側が今すぐ改善できること

女性側が今すぐ改善できることがあります。

お伝えしたように②の「女性側が追い詰めてしまった行動」です。
この場合は、女性側が回避依存症への理解と付き合い方を学べば関係改善ができます。


「自分は被害者!彼はクズ、最低!」と思っている方は、最も関係改善の余地があると言えるでしょう。
①の場合でも、相手の症状が和らぐことも多いです。

女性側が接し方を変えれば、いわゆるクズ行動が和らいだり、②の場合はなくなったりします。
特に脱走者タイプはトラウマさえ刺激しなければ、攻撃的になることもなく、クズ要素ゼロな方も少なくありません。

まとめ

回避依存症男性の一部はクズで最低と言われても仕方がない問題行動がある。
しかし劣等感などの心の問題を抱えている。

全員ではなく、女性側が追い詰めてしまっている、傷つけてしまって攻撃的になっている場合も多い(女性が想像している以上に無自覚)

よって回避依存症男性全てがクズで最低と一括りにするのは間違い。

女性側が今すぐできる事は接し方を変えること。

接し方が正直よくわからない…
難しい…

と言う方は

回避依存症男性の心理・付き合い方・接し方について書いています。

回避依存症の彼との付き合い方の教科書~彼を深く理解して上手く付き合う。

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