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あの頃のワイルドを語ろう 妖の森ウィッチウッド編

来たる3月には、「ツイスト」で「ハースストーン」の歴史を追体験しよう!3月2日は、「レガシー」だけが有効だ。3月3日には、「ハースストーン」に最初に追加されたカード群「ナクスラーマスの呪い」が有効なカードプールに追加されるぞ。3月4日には、「ゴブリンvsノーム」が追加されるんだ。この調子で毎日、続くカード群が有効カードプールに追加されていくことで、「ハースストーン」の歴史を駆け足で追体験できるわけだ!毎日1回ずつ対戦して全ての思い出を回想してもいいし、お気に入りのメタが来るまで待ってから対戦しまくるのもあんたの自由だからな。

ハース公式より

ということで急加速でカードが追加されている3月のツイスト環境ですが、スタン落ちという概念がなく拡張がドンドン継ぎ足しされてます。
つまるところ、追体験できるのは当時のスタン環境よりも当時のワイルド環境の方が近いわけですね。

でも当時のワイルド環境を遊んでいた人って少ないんじゃね?ワイルドってゴミ箱じゃね?という意見もチラホラ見かけるのでそんなゴミ箱がどんな環境だったかを語りたいと思います。


ゲンとバクの話をする前に…

ウィッチウッドといえばゲン・グレイメインと月を食らうものバクによる奇数偶数デッキの登場だろうと思いますが

ワイルドプレイヤーとしてはナーガ巨人デッキが急に現れたインパクトが大きかったです。

マナコストの仕様が変更されて、それまではナーガの海の魔女を召喚しても5コストから軽減されなかった巨人のようなマナ変動ミニオン達がコスト軽減の効果を受けるようになり5ターン目に大量の巨人が盤面に登場する頭おかしいデッキがワイルドを支配していました。

最初は5ターン目までにナーガの海の魔女や巨人達をサーチしやすいナーガハンターが結果を出していましたが、前環境の完全体キューブロックにナーガ巨人カードをプラスしたナーガウォーロックが環境を支配します。

そうです。種族ナーガもなく、スタンでナーガ◯◯デッキが流行る深淵に眠る海底都市より4年も前にワイルドではナーガデッキが存在したのです。

まぁそんな暴挙が許されるはずもなく海の魔女のナーガは8マナに変更されこの魔境は終わります。

ちなみにナーフ前に珍しく日本でワイルド環境の大型大会が開催され、我らがNMR兄貴が招待枠で参戦することもありました。
当時は色んなデッキを使って兄貴の練習相手をしていたのを思い出します。

様々な奇数偶数デッキの台頭

そして遂にこの時代がきます。


ヒトリタリトモイカシテハオカヌッ!
我らはこの呪いを、力へと変えたのだ!

マナカーブを縛ることでハースストーンの代表的なシステムヒーローパワーの効果を永続的に変更させるこの2枚による奇数偶数デッキが活躍します。

どのヒーローも色々と奇数偶数デッキを試みるのもこの時期ですね。変なデッキでレジェンドに到達したという報告が多かったのもこの時期だと思います。
そしてワイルドとスタンダードが一番離れていた環境だったとも考えております。その理由は後述

まずは強かったデッキを見ていきましょう。

偶数シャーマン

スタンではネタデッキでワイルドではガチデッキといえば偶数シャーマンでしょう。
それもそのはず 序盤中盤を支えるカードがほぼ全てスタン落ちしたカードだったからです。トテゴとか翡翠関連とか
当時使われていたデッキリストは自分のワイルド紹介動画を見てください

だいたい7分40秒ぐらいからです。

ふゆきたおばさんが入ってるのが面白いですね。
ちなみにここから更に研究が進み、ドラナイのトーテム彫師が入ってトーテムが主体になるようになります。

当時は4/4/4だった、それでも強かった

こんな感じで今まで見向きもされなかったカード達が急に輝きだして、他にもゴミ捨て山にお宝が眠ってないか!?と日々色々なカードの研究がされていました。

奇数パラディン

スタンダードでも強かった奇数パラディンですが、ワイルドの奇数パラディンは発見やランダム要素を抜き 己のデッキだけで相手を粉砕していました。
歴代でもかなり運要素の少ない良いデッキだと思ってます。
私が歴代で一番好きなのがこの頃のワイルド奇数パラディンでヒーロースキンを可愛い女性にしてーということでリアドリンを取りに行ったのもこの頃でした。

なかでも好きだったのが賑やかな吟遊詩人が入ったやつですね。当時ニコニコのブロマガにデッキガイドを書くぐらいには使い倒しました。
これは残しておこうとNoteにも急いで当時移植したので暇な人は読んでくれると嬉しいです。

そして奇数パラディンの登場によって注目を浴びるのがダークシャイアの管理官です。

立ち入り禁止だ!引き返せ!

実際はワイルドウンゴロ環境の新兵パラ時代にも注目されていたのですが本格的に実戦投入されたのはこの時期だったはずです。

↑の記事にも書いてますが賑やかな吟遊詩人が対ミラーマッチや対レノロック レノプリ相手に強く出れるので好きなカードでした。

こいつをいぬさんが紹介した時本当に衝撃が走りました。

ちなみにこの当時アホみたいに奇数パラディンをやり込んでいたのがフラウロスNo2さんでメカメカ環境でワイルド2位を獲得してます。

くっそ汚い動画 

奇数ローグ

最後に紹介するのは奇数ローグです。バッカニーアのおかげで2ターン目に3/2武器を装備することが可能でした。

オカモンという単語は当時からあったんすね~

ちなみにこいつもグランド・トーナメント出身です。かつては塩パックと呼ばれた拡張のカード達が次々と活躍していますね。

また奇数ローグは土蜘蛛によるレノデッキメタができたのも強かったですね。

こいつもグランド・トーナメント産

当時はこれ以外にもキューブロック、レノウォーロック、レノプリースト、ビッグプリースト、秘策メイジといろいろ強いデッキがあって本当に楽しかったです。

その他の奇数偶数デッキ達

そんな環境を満喫していると皆考えるわけです。
「もしかしたら第2、第3の奇数パラディンのようなデッキがあるのではないか?」…っと

というわけでここからはメタ外だったけどある程度強かったデッキ達の紹介です。

偶数メイジ

まずある程度の結果を残せたのが偶数メイジです。このデッキはメイジにしては珍しくほとんどのカードがミニオンで構成されていました。


自分の動画からスクショしたよん

見てもらうと分かるんですけどこのデッキ グランド・トーナメント産のエピックがこれでもかと入ってます。笑う
当時このデッキを作る為にグランド・トーナメントのパックを買いましたと言ってた人元気にしてるかなー
なかでも守備隊司令官はこの後の偶数デッキを支える良いカードですね。
ちなみにコールダラドレイクが生存した状態でターンが回ってきたら堕ちた英雄で16点バーストが狙えるのがこのデッキの肝です。
いやー使ってて楽しかったなー

奇数メイジ

黒猫なんてカード刷ったんだから奇数メイジいけるんだろ!?と考えた人の手によって考案されたのが奇数メイジです。

にゃーん

確か秘策を踏み倒せるミニオンがどちらも奇数マナだったので秘策軸にしたやつが活躍した記憶があります。
そしてこっちはヴードゥ祭のスタンダード環境で結果を出しますね。

奇数プリースト

本当にどうしようもなかったのはこっち
きらめく蛾というミニオンのせいで一瞬期待させられた人多数

実際のところラザのおかげで強化ヒロパが0マナにできたりと悪くはなかったです。

偶数ドルイド

なんとある程度の強さを保っていました。究極の侵蝕が偶数マナなのが大きいですね!
野蛮な闘士の激励を活かす構築だったはずです。

1マナで攻撃力+3になるのは大きい!

奇数偶数ハンターが活躍するのはもう少し経ってから 奇数ウォリアーが強くなるのはメカメカからなのでここでは割愛!

終わりに

奇数偶数デッキの登場により過去のカードが一番輝いたのが「妖の森ウィッチウッド」だと考えています。
そしてグランド・トーナメントの様々なカードが有効に使われ始めたのもこの時期ですね。

いや本当にこの時期のワイルド楽しかったな?紹介してないだけでエッグハンターとかもいたんですよ。強くはなかったけど

ワイルドオープン等の大会もありゴミ箱と呼ばれるワイルドフォーマットが一番輝いていた時期だと思ってます。

さて次回は博士のメカメカ大作戦です。どんなカードが活躍するのかな?

…あっ!(蘇るトラウマ)

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