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男の子の子育てと母の虫嫌い

大阪府の北、島本町の水無瀬(みなせ)川に行った。
自宅から30分位で着くので夏にちょくちょく行く。
急にアレだが、私は虫が嫌い。なぜかはわからない。

水がキレイで、いろんな生物がいる。

たにし。


何かのヤゴ。


沢ガニ。

我が息子は昆虫、魚、そしてこの水辺の生き物達が大好きなのだ。現地に到着し息子のリュックサックを開けてみると『飼育と観察』の図鑑が入っていた。重いのに…。

(何か飼う気やな…)

もう、ウチはメダカで精一杯。水換えは夫がやってくれるが、お亡くなりになったメダカは、わたしが専用の割り箸とコップで亡骸を拾う。いつも無念なのだ。

今日は沢ガニを三匹持って帰ってきた。
息子は観察しまくり、オスの一匹が案の定お亡くなりになってしまった。
近くの川に埋めに行くというので、私は慌てて
「残りのカニも放しておいで!」と言ったところ、何故か素手で亡骸と残りの生きたカニを持って出ていった。
ギリギリまで観察するのだろう。

そして、追悼の折り紙だ。

ご冥福をお祈りします。

私も息子に刺激を受けて、少しずつ生き物が大丈夫になってきた。

息子は、道端でGが亡くなっていても、
「かわいそうに…」と手を合わせる勢いなのだ。

私も、なんだかよくわからないうちに、
昆虫や生き物を嫌っていた気がする。かといって、大好きな感じにはなれないと思うが、
息子にいろんな事を教えてもらっている気がする。

「どうして虫嫌いなの?なんで殺虫剤ってあるの」と息子。
「いや〜、なんでやろ。わからんけどさ、なんでやと思う?」と私。

息子「ぼくは、殺さなくてもいいと思う。」

私「…いや、そうかもなぁ。どうなんやろ。」
いつも答えに困る。

そう思うと、

(この世は矛盾ばっかりやなぁ。)

川で足をちゃぷちゃぷしながらそんな風に思ったのでした。

ジーンズのすそ、ビシャビシャになりました。


今日も読んでいただきありがとうございます。



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