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気象予報士の詩



きみと歩いているぼくは、きみの恋人として街を歩けるのに、きみとさよならをした瞬間、たくさんいる通行人の中の名前も知らない一人として、お腹を空かせながら街を歩いているぼくがいる。夜を疑って朝を探し求めたところで、時間が答えを見つけ出す。
出来るだけたくさんの嘘できみを愛したい。すべての人から憎まれるか、すべての人から愛されるか、そのどちらかになれるような気がするから。

「なんかさ、布団に落ちる光って幸せそうでいいよなぁ。あ、そ、それでは、今日の天気予報をお伝えいたします。予報は晴れときどき涙、所により空がやわらかくなるでしょう。」



きみのために風は吹いている そう思えるのはきみのかけがえのない生活が、日々が、 言葉となって浮かんでくるからだと思う きみが今生きていること、それを不器用でも表現していることが わたしの言葉になる 大丈夫、きみはきみのままで素敵だよ 読んでいただきありがとうございます。 夜野