shiro

清水エスパルス・日本サッカーを応援している者です。

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最近の記事

J2リーグ第1節 清水VS水戸            清水の3バックが機能しなかった要因

2023年2月18日 J2リーグ第1節 清水エスパルスvs水戸ホーリーホック 14324人の観衆の中、7年ぶりに清水のJ2での戦いが始まった。 清水は、昨年の4-4-2のフォーメーションからの変更として、今年はキャンプから3バックに取り組んできた。 結論色々書く前に、先に結論を書くことにする。 清水の3バックが機能しなかった要因は、監督・コーチを含め、3バックのプレスのかけ方、ビルドアップの形を仕込んでいないことである。 なぜなら、後半になって清水のプレスがかかるよ

    • 相手の斜め後ろに立つ

      J1リーグ第30節 アビスパ福岡 清水エスパルス 台風気を付けないとね。 前半 清水 4-1-2-3 ビルドアップ 清水のビルドアップは、4-4-2 → 4-1-2-3のような形をとる。 アビスパ福岡の2トップの間にホナウドが立ち位置をとる。 そこに福岡のボランチの片方がマンマーク気味にプレスをかける。 すると、清水の最終ラインからすると真ん中にボールをつけることができなくなり、CB→SB・CB→CB・CB→GK(逆も然り)というバックラインのパスコースに限定さ

      • 勝ち点いくつ失ったかな?

        j1リーグ29節 清水エスパルス対湘南ベルマーレ 前半5-4-1 (5-2-3)可変 先制点は、白崎とサンタナの高い質がもたらしたものだった。 その後、湘南にボールを持たれる時間が続く中、前半35分あたりから4-2-3-1の守備ブロックから5-4-1(5-2-3)へと可変を行った。 原がCBへ、ピカチュウが右WBに入り、カルリーニョスが右SHに入るという形をとった。 これが湘南の2トップ、2シャドウ、2WBに対しての対応策である。 しかし、乾・カルリーニョスは、湘

        • 清水エスパルスとFC東京に視る配置の重要性

          8月7日 J1リーグ第24節 FC東京vs清水エスパルス 清水にとって久しぶりの声出し応援。 試合前からソワソワしていたのは自分だけではないはずだ。 マスク越しの応援ではあるが、それは間違いなく選手の耳に届いていたはず。 東京のYou'll never walk aloneも素晴らしかった。 サッカーには、やはり応援が不可欠であると再認識できた日だった。 試合は清水の勝利となったが、この試合では選手の立ち位置の重要性を見ることができた。 このレビューでは、両チー

        J2リーグ第1節 清水VS水戸            清水の3バックが機能しなかった要因

          清水、井林の2失点目の原因。鳥栖のリバプール式コースカットプレス

          2022年7月31日 J1リーグ第23節  J1今節唯一の日曜日開催、清水にとっては、北川・乾・ヤゴピカチュウといった夏の大型補強を行うなど、注目の集まる試合だった。 結果としては、3-3のドローだった。 前(0-2) 後(3-1) そして、この試合はスタジアムの雰囲気・熱気が異様だった。 この試合の走行距離は、真夏なのにも関わらず、清水が119.552㎞で鳥栖が122.329㎞であった。 この数値は、今節のJ1の試合の中で、ダントツの一位である。 (札幌108.

          清水、井林の2失点目の原因。鳥栖のリバプール式コースカットプレス

          ゼ・リカルド ビルドアップ 長所・短所【清水エスパルス】

          ゼリカルド監督が清水に就任してリーグ戦2試合、天皇杯1試合を消化した。 これら3試合を終え、1勝1分1敗となっている。 そこで、この三試合を見たうえで、ゼリカルド監督の攻撃の組み立て方(ビルドアップ)における良いところ、良くないところが見えてきた。 ・長所 1.インサイドハーフのハーフスペースへの飛び出し *ハーフスペースとは、相手サイドバックの裏のスペースのことである。 これは、主に福岡戦での印象だが、インサイドハーフの選手がハーフスペースへの飛び出しの意識が高

          ゼ・リカルド ビルドアップ 長所・短所【清水エスパルス】

          ゼ・リカルドは、「戦術的」にどういった監督なのか。

          平岡監督からゼ・リカルド監督へ。 一体どのような戦術的変化がみられるのだろうか。 初陣となる18日の福岡戦が楽しみなところである。 初陣を前にリカルドが以前指揮していたバスコの試合を分析し、彼のサッカー哲学はどのようなものなのか。 攻撃・守備をどのような形で行うのかまとめてみようと思う。 もちろん、クラブによって選手が違う。そのため、攻撃・守備の形はバスコと清水で見られるものも違うかもしれない。 これは、ゼ・リカルドという人物を戦術的に理解する一つの参考資料である

          ゼ・リカルドは、「戦術的」にどういった監督なのか。

          清水エスパルス ~ポゼッション時における構造的問題~

          2022シーズンが開幕し、4節を消化しました。 第1節 対 北海道コンサドーレ札幌 1-1 第2節 対 ジュビロ磐田 2-1 第3節 対 横浜FM 0-2 第4節 対 セレッソ大阪 1-3 1勝1分け2敗となっています。 なぜ、勝てないのか。 負傷離脱者が多いから? そもそも選手のレベルが高くないから? 攻撃面だけに着目して話すと、ポゼッション時の構造が全くと言っていいほど構築されていないからだと思います。 1.SBの立ち位置の問題(特に右サイド) 2.

          清水エスパルス ~ポゼッション時における構造的問題~

          原輝綺の偽サイドバックについて

          初投稿になります。 shiroと申します。 自己紹介はプロフィールを見てもらうとしまして、さっそく本題に参ります。 【原輝綺の偽サイドバック】 清水エスパルスの試合を見ている方なら一度は思ったことがあるでしょう。 右サイドでとられることが多いなぁ… こういった場合は基本的に選手は悪くないことが多いです。 私が思うサッカーというものは監督が選手たちにきちんと原則を与え、その中で選手の一瞬のひらめきや個人技、連携でいかにゴールを奪うか、そしていかにゴールを奪われない

          原輝綺の偽サイドバックについて