「食える人」になる本を出したが「食える人」じゃないらしい、借金玉noteの嘘

2024年4月7日、借金玉によるnoteが公開されました。

自分がいかに酷い誹謗中傷を受けている哀れな被害者かを、強くアピールする内容でした。

この3年ほど、借金玉の周囲を追っていた人間としては、事実関係がほとんど嘘と言いたくなる内容です。

借金玉のnoteはあまりにも冗長であり、全ての虚偽に対して網羅的に指摘することは諦めようと思いますが、主な内容である

  • 借金玉は、いわれのない誹謗中傷を受けている

  • 敵対者は、借金玉の周囲の人間関係に恫喝的な連絡を繰り返している危険人物である

という主張には、はっきり「No」を突きつけておきたいと思います。

一万字オーバーの記事となっています。
何なら、目次から気になるところだけお読みください。


概要

noteで主張されている借金玉の言い分と、私の観察してきた事実の食い違いを、まず大まかにまとめます。

借金玉の言い分

  • 借金玉は、誹謗中傷を受けてきた

    • いわれなき誹謗中傷ばかりである

    • えりぞ氏も、「いわれなき誹謗中傷」の加害者である

    • 借金玉は、誹謗中傷を解決するためとはいえ、裁判の当事者となることは絶対に避けたかった

  • えりぞ氏は、借金玉の知人にも攻撃を繰り返した

    • 「借金玉の知人である」というだけで、えりぞ氏から恫喝的な電話が行われた

  • 裁判後、敵対者の嫌がらせの結果として、借金玉の本名が流布された

  • 借金玉は、えりぞ氏に対して裁判で勝訴済みである

実態

  • 借金玉は、誹謗中傷を受けてきたか

    • 借金玉に対する「いわれなき誹謗中傷」が発生していた可能性はある

    • 「いわれなき誹謗中傷」とは呼べない批判も多数あったし、現在も借金玉は非難されている

    • えりぞ氏との係争は、「いわれなき誹謗中傷」として始まったのではなく、借金玉の攻撃・挑発に応戦する形で始まった

    • 借金玉は、2021年夏頃、積極的に「裁判を行うこと」「敵対者を訴えること」を再三再四、宣言していた

    • えりぞ氏とのトラブルも、えりぞ氏が借金玉の「裁判情報の悪用を意図する発言」に苦言を呈したことに端を発するものである

    • 今井自身も、その頃に借金玉による法的措置を匂わされた事実がある

    • 「裁判の当事者となることは絶対に避けたい」というのは、えりぞ氏に訴えられてしばらくしてから、直前までの主張を180°反転させて発生した主張である

  • えりぞ氏は、借金玉の知人に攻撃を繰り返したか

    • えりぞ氏が、借金玉の知人・関係者にコンタクトを取った事実はある

    • noteで最も重要視されていた「被害者」は、本件を発端に、えりぞ氏と別の係争に及んでいた人物である。「借金玉の知人であっただけで、恫喝的な電話連絡を受けた」わけではない

    • 他の関係者には、恫喝電話が行われてはいないと思われる

    • 恫喝電話の「被害者」とえりぞ氏の紛争は、和解の形で法的に解決済みである

  • 裁判後、敵対者の嫌がらせの結果として、借金玉の本名がネット上に流布されたのか

    • えりぞ氏が借金玉の氏名を公開したのは、借金玉が「えりぞ氏によって個人情報が拡散された」と虚偽の情報を吹聴した後である

  • 借金玉は、えりぞ氏に対して裁判で勝訴済みであるか

    • 借金玉によるえりぞ氏の刑事告訴は、一件がすでに不起訴で決着済みである

    • 借金玉が「勝訴」したとする裁判は、業務妨害・名誉毀損等の各種論点が却下され、「バカ」「アホ」に類する侮辱発言の責任のみ認めたものである。2000万円の訴訟金額に対し、認められた賠償額は、9万円弱(0.5%未満)であった

    • 借金玉が「勝訴」とする判決を尊重するならば、その判決が、借金玉が問題視した点のほとんど(訴額の99.5%以上)を「法的に問題なし」と判断したものである事実も、尊重しなければならない

各論

ここからは、それぞれの論点について、参照すべきツイート・ポスト・各種記事を補足しながら、事実関係を見てみましょう。

各論1. 借金玉は、「理由なく」誹謗中傷を受けてきたか

●借金玉は「なぜ」攻撃されているのか

借金玉noteを読んで、借金玉の主張する「借金玉は、多くの人に批判・非難・攻撃・中傷(以下、「攻撃」とまとめます)されている」事態がどのように発生したか、分かった方はいるでしょうか。

わからないと思います。
私がザっと呼んだ限りでは、「どのようにして『攻撃』が始まったのか」という記述はありませんでした。
借金玉の主張は、または借金玉が読者に期待する読解は、「借金玉が、障害者であるにも関わらず目立ったから、不当な『差別」として攻撃を始める輩がいたのだ」というものではないでしょうか。
『攻撃』は、何もないところから生えてきたのだ、と。

ネットで目立てば、不当な攻撃を受けることはあるでしょうし、借金玉への攻撃の中に「いわれなき誹謗中傷」が混じっていた可能性は、それなりに高いと思います。
しかし、えりぞ氏や私が繰り返し借金玉を非難しているのは、少なくとも、複数の事実に端を発するもので、「何もないところから生えてきた」わけではありません。

私が指摘するような事実があれば、借金玉への『攻撃』が正当化されるか、という点は、残念ながら議論の余地が残るでしょう。
しかし、借金玉が「何もしてないのに攻撃され始めた」でないことだけは、厳然とした事実として理解いただく必要があります。

ざっくり言えば、借金玉は以下のような事実により非難されているのです。

  • かつて、敵対的立場であった人に「訴えるぞ」と圧力をかけていたこと

  • 敵対者を訴えることが、彼なりの正義であるとして、「張ってください」と賛同を呼びかけ、敵対者との法的な対決を正々堂々完遂すると、支持者に対して宣言していたこと

  • 法的措置の一環として、「敵対者の個人情報を故意に流布することでダメージを与える作戦」を得意げに吹聴していたこと

  • 敵対者にひとたび訴えられると、敵対者に「哀れな障害者を訴える差別者」のレッテルを貼ることに腐心し、法廷での戦いから逃げ続けたこと

  • 仕方なく開始した法廷でのやり取りも、支離滅裂・独善的で、多くの観衆に「失笑もの」と感じさせるに充分なものであったこと

  • 自身の要求が通らないことが確定すると、「裁判なんていらない」「死んでやる」等、自身の命を人質にとるかのような八つ当たり的発言を繰り返したこと

  • 敵対者の子供を殺害する計画に実際に着手していたことを告白し、「かつてあった計画を漏らしたこと」のみ反省する態度を固持していること

では、一つ一つ見ていきましょうか。

●借金玉の過去の行為 1.
かつて、敵対的立場であった人に「訴えるぞ」と圧力をかけていた

借金玉は、数万人にTwitter((古い話もありますし、基本的にはこちらの呼称で書きたいと思います。))アカウントをフォローされています。本人の攻撃的発言も相まって人気を獲得したアカウントであり、敵対的発言にさらされることが多くありました。

この中には、不当な攻撃、「いわれなき誹謗中傷」と充分に呼べるものも、きっとあっただろうと推測します。

そんな中、借金玉は「敵対者に法的措置を取る」ことを宣言しました。

■2021年9月までのツイートを「誹謗」「法的」で検索したものから抜粋


■2021年9月までのツイートを「開示請求」で検索したものから抜粋

ちなみに、これらを見ると多数の開示請求によって個人情報を得ており、多数の法的措置が行われたように見えますが、借金玉がえりぞ氏以外を訴えた形跡は見られません。

すごい手間と、「借金玉社」の多数のスタッフを投じて手続きをしたと言ってたんですが。

借金玉は、下記のいずれかになりますね。

  • 実際は開示請求も裁判もしていなかった → やってもいない開示請求や法的措置をやったかのように吹聴する嘘つき

  • 開示請求はしたが裁判はしていなかった → 開示請求で得た個人情報を、裁判のために使用しないで死蔵している危険人物

  • 開示請求も裁判も済ませていた → すでに裁判を行っているのに、「自分を裁判に引っ張り出すなんて酷い」というおかしな言い分で係争相手を誹謗中傷する卑怯者

当時の借金玉の一番のターゲットは、「障害者雇用で働くアライさん(以下、「障イさん」)」というアカウントでしたが、結局訴えられてません。

借金玉の顧問弁護士から「障イさんの身元はもうわかってるので身元を教えてください」とカマかけの連絡があったり、個人情報のやり取りを伴うカマかけの連絡が行われたTwitterアカウントを、弁護士が「遊びのアカウント」であると爆弾発言したり、「カマかけから一カ月しか経たずに、障イさんに内容証明郵便を送れたということは、カマかけの時点で障イさんの身元を知っていたということ!」という謎ロジックの怪文書が飛び交ったりと、笑える出来事がいろいろあったのですが、ここでは涙を飲んで割愛します。

ちなみに、借金玉は当時「障イさんを訴えないと、僕は嘘つきになりますから」という発言がありましたが、訴えませんでしたね。
借金玉は、自他共に認める嘘つきです。

ちなみに、当時は私も圧力をかけられました。

結局、私のツイートに「問題出る」ものはあったんですかね? 借金玉さんよ。

●借金玉の過去の行為 2.
敵対者を訴えることが、彼なりの正義であるとして、「張ってください」と賛同を呼びかけ、敵対者との法的な対決を正々堂々完遂すると、支持者に対して宣言していた

■「張ってください」

威勢がいいこと。
後に「私はあのとき『張り』ました! 今後はどうする予定ですか?」などと聞いた当時の支持者は、軒並み借金玉からブロックされることになります。

●借金玉の過去の行為 3.
法的措置の一環として、「敵対者の個人情報を故意に流布することでダメージを与える作戦」を得意げに吹聴していた

これは複数の弁護士に「多少賠償払う気があるならアリ」って勧められたやつなんですけどね、「裁判で訴えて勝つ」より「開示請求で身元が割れた時点で、その人の発言と個人情報をセットでインターネットに放つ」って選択肢あるんですよ。これ、人によっては全てを失うでしょ。人を雇う前にググるよ。

裁判で得た情報を流布することで、相手に社会的ダメージを与え、就労を困難にする。
どこか、既視感がありませんか?

そう、借金玉が今まさに「被害」に遭っているとする内容そのものですね。
上記のツイートは、そのような行為を「やる」とも「正しい」とも言っていません。
しかし、「開示請求した!」「開示請求した!」「訴える!」と言っている最中の人間が、特に否定のニュアンスのある言葉も伴わず上記のような発言をすることは、私には「俺が開示請求を通した相手には、この戦法を適用することも検討する」という脅し文句にしか見えません。

「借金玉さんは、『そのようなことはあってはならない!』と言いたかったに違いない!」と考える純真な方は、そのように弁護してあげることも自由です。私は止めません。

そして、その時がやってきます。
えりぞ氏が、上記の発言を「ヤクザじみてる」と批判したのです。

そして、借金玉はこのツイートを「借金玉が反社会勢力じみてると評価するもので、開示請求の対象になりうる」と反応しました。

そして、えりぞ氏は借金玉に対して、「自分のツイートは、法的に問題がないと確認する」ための、債務不存在確認訴訟を起こすのです。
2021年夏のことでした。


●借金玉の過去の行為 4.
敵対者にひとたび訴えられると、敵対者に「哀れな障害者を訴える差別者」のレッテルを貼ることに腐心し、法廷での戦いから逃げ続けた

債務不存在訴訟が提起されてからも、借金玉はしばらく元気に「裁判」「裁判」と言っていました。

しかし、債務不存在確認訴訟にTwitterやnoteで言及することは、最近までなかったように思います。
(こちら、事実関係の把握に自信がある方、教えていただけると助かります)

裁判で何が起きていたかは、「暇な空白」氏……「暇空茜」名義が現在の正式名称でしょうか? がnoteでレポートしてくれ、貴重な情報源となりました。

noteにまとまっているのは途中までですが、こちらに記事がまとまっています。

借金玉の対応は、こんな感じでした。

「自分が借金玉だという証拠を出せ!」(2021/10/4)

「どうやって自分が借金玉だと特定したのか。お答えを待つばかりである(フォント大)」(2021/12/9)

「裁判所は、自分が借金玉か答えろと言うが、顎の骨が出た重病にかかった。コロナも怖いから期日を延期して」(2022/1/12)

「自分が借金玉かは回答を保留する」 (2022/3/14)

「俺が借金玉だという証拠を出せ」という借金玉の発言は、えりぞ氏の発言を元に「俺は借金玉じゃないかもしれない」といった感じで、ウォッチャー界隈の流行語となりました。
一連の流れには、ギャラリーも含む借金玉以外のほぼ全員が首をかしげていました。

「借金玉は『裁判をやるんだ!』と連呼していた事実とどう整合をとるつもりなんだ?」
「一応、今後も裁判を起こす可能性は残すんだろ? えりぞ氏を訴えるなり訴えないなり、決めるしかないと思うけど……」

で、2022年の7月ごろから、思い出したように「障害者である自分を裁判に引っ張り出すなんて酷い」というツイートが見られるようになってきます。

■借金玉のツイートを「障害者」「裁判」で検索したものから抜粋

このあたりで、「『障害者の身元をアウティングする酷い奴』とレッテルを貼ってやれば、えりぞを悪者にできる!」と思いついたんでしょうね。
2021年7月の「開示請求!」「裁判!」「張ってください!」の借金玉は、完全に死にました。

「裁判を利用して、敵の個人情報をばらまく」って、ちょっと上で借金玉がやろうとしてた奴じゃん!

なお、「障害者を訴えるなんて酷い」とセットで出てくるのは、「障害者と知られたら最後、まともな就職の口なんかない」という言い分です。
発達障害者が「食える人」になれて「サバイバル」できると謳った本の著者が何を言っているのか。
あと、複数法人を経営している設定とか、債権玉なるパトロンが存在する設定とかありましたけど、その辺はどうなったんですかね?

いろいろな設定が、浮かんでは消えていきました。

●借金玉の過去の行為 5.
仕方なく開始した法廷でのやり取りも、支離滅裂・独善的で、多くの観衆に「失笑もの」と感じさせるに充分なものであった

「俺は借金玉じゃないかもしれない」
「借金玉は法人であって個人ではない」
等々、いろいろおかしな主張があって面白いので、興味のある方は暇空氏のnote等をご覧ください。

私が借金玉を「借金玉氏」と呼んでいないのは、もう借金玉が個人なんだか法人なんだか分からなくなった頃の名残です。

●借金玉の過去の行為 6.
自身の要求が通らないことが確定すると、「裁判なんていらない」「死んでやる」等、自身の命を人質にとるかのような八つ当たり的発言を繰り返した

あとはもう、「from:syakkin_dama 最期」あたりで検索していただければ。

https://twitter.com/search?q=from%3Asyakkin_dama  最期&src=typed_query&f=live

●借金玉の過去の行為 6.
敵対者の子供を殺害する計画に実際に着手していたことを告白し、「かつてあった計画を漏らしたこと」のみ反省する態度を固持している

noteでご本人も引用していたこれですね。

  • 借金玉は

  • 敵対者である誰かの子供を

  • 本気で殺害する意志を持ち

  • 興信所を使って、子供の通学路の特定までは実施したが

  • 実行には至らなかった

というお話です。

借金玉の主張は

  • そこまで思い詰めていた(のだから、多少の情状酌量の余地がある)

  • 親しい相手に、ぽろっとこぼしただけ

ということでした。
「あいつ殺してやろうかと思った」「殺すぞ」などの、状況によってはまぁ会話として発生するかな、という暴言があります。こういったものと同レベルに扱いたいというのが借金玉の心情なのでしょうが、これはそういう「暴言」とは全然違います。

誰かを憎み、その感情に「殺意」と名をつけることは、通常の社会人にもまぁあるでしょう。
しかし、「殺意」に基づいて明確な「準備」を進めてしまったら、単なる「暴言」とは話が変わってくるんですよ。

そして、当人にとっての反省点は、その事実を「口に出してしまった」こと。
「殺意に基づく準備行動をとったこと」について、反省の弁は見られません。

私は借金玉がそこまで「憎い」わけでもなく、性格の悪さで彼を追っている部分はあります。
私のような批判者を気持ち悪がって、「借金玉に親でも殺されたのか」という慣用表現を使う方がいました。
私は、借金玉に親を殺されてはいません。
でも、借金玉に子供を殺される人はいたかもしれないし、これから出てくるかもしれませんね。

借金玉への非難が「根も葉もない誹謗中傷」以外も含んでいることは、納得いただけたでしょうか。

各論2. えりぞ氏は、借金玉の知人に攻撃を繰り返したか

●事実、行われた「攻撃」

えりぞ氏が、借金玉の関係者にコンタクトを取っていることは事実です。
「借金玉と関係のあるあなたは、借金玉をどう思っているのか」と、特に返事も貰えないアクションがTwitterで行われています。

話しかけられた方は気の毒だと思いますし、この問い合わせの正当性は甚だ疑問に思いますが、借金玉のことは気の毒だと思いません。
彼は、「大学教授が問題発言をしたならば、当人に『教授』という権威を与えている大学当局から処分が下されなければならない」と主張していましたからね。

借金玉の著作を担当する編集者は、借金玉の誇る「ベストセラー作家」という肩書を担保する張本人です。
「自分の関係者に問い合わせをするなんて酷い」と非難する権利は、借金玉にはありません。

●恫喝電話はどうなの?

では、借金玉が独立のnote記事をも起こすほど問題視した「嫌がらせ電話」は、上記の各所に対して行われたものなのでしょうか。

私の把握する限りでは違います。

えりぞ氏が前述の問い合わせを行った中で「志学社」という会社がありました。

https://shigakusha.jp/

こちらの会社は、えりぞ氏が他者/他社にも行ったようなTwitterでの問い合わせ、電話での問い合わせを「刑事事件とすべき業務妨害」と扱い、刑事事件化しました。

こちらが、志学社がえりぞ氏を訴えるとした際に出したリリースです。

https://shigakusha.jp/news/20230307/

問題となっている電話音声は、えりぞ氏が「針小棒大に過剰な被害を訴えられ、警察に呼び出された」等の対応に憤慨していた際のもののようです。

あのような電話をすることは、決して褒められることではありませんが、借金玉が述べたような「私とその周囲への嫌がらせ行為」として常態的に、多数の窓口に発信された事実はないはずです。

私の認識が正しく、「あのような恫喝的電話は、志学社に対してしか行われていなかった」のが事実であれば、類似する電話がさも各所に行われていたかのように記述した借金玉noteは、不適切です。

こちらについて、私は客観的な証拠を持っているわけではありません。
もしも、志学社以外の複数の窓口にあのような電話連絡が常態的に行われた証拠が提示された場合、この点の主張は謝罪の上撤回しますので、証拠を見せていただければと思います。

なお、志学社とえりぞ氏の訴訟は、すでに和解が成立しています。

https://shigakusha.jp/news/ご報告/

事情をえりぞ氏に聞いたのですが、和解済みであることを理由に、教えてもらえませんでした。

借金玉は、当該の音声情報をどのように入手したのでしょうか?
「電話を掛けられた」当事者の合意は得たうえでの公開なのでしょうか?
それは、当事者の和解条件に抵触しないものなのでしょうか?

私は強く疑問に思います。

各論3. 裁判後、敵対者の嫌がらせの結果として、借金玉の本名がネット上に流布されたのか

借金玉は、2022年の7月ごろから、裁判に伴って「個人情報が爆散」されたと訴えています。

「個人情報が爆散」と聞いて、あなたはどのような状況を思い浮かべたでしょうか?

●個人情報とは

  • 本名である

  • 本名と住所である

  • 本名と住所と勤務先である

●「爆散」とは

  • Twitterで言いふらされた

  • 5chで言いふらされた

  • Youtubeで言いふらされた

  • 裁判所で閲覧可能になった

借金玉が「個人情報が爆散」の具体的内容を示したことは、私の知る限りありません。
住所や勤務先は、いまだに私も知りません。

Twitterとか5chとかYoutubeとか、あらゆるWebメディアで、いろいろな個人情報が言いふらされた「のだろう」と解釈させて、「えりぞはなんて酷い奴だ」と思わせたかったのだろう、というのが、私の考えです。

借金玉の本名について、裁判の当事者であるえりぞ氏Twitterでが初めて言及したのは、現在確認できる限り、2023年の5月です。
上述の「個人情報が爆散」に比べて、ずいぶん時間が経っていますね。

借金玉noteで「本当は書きたくないが……」と例示された「本名爆散」の黒塗りスクショも、Twitterばかりでしたしね。私の知らないどこかのメディアの話ではなさそうでした。

内容がわからない「個人情報」が、どのような形態・範囲かも分からない「爆散」をされた借金玉は、なんてかわいそうなのでしょうか。

借金玉が2024年2月末に発表した記事によれば、借金玉は今頃とっくに「実名・顔出し」になっていたはずなんですが、全然履行されませんねー。

三月を終えれば、どうあれ私はアクションを起こしますし、その際は私が今回の件(とても長い話になります)に関わりそれを世間に知られるべきであると判断する人間はすべて、その人間の実名や所在に限らず、縁者や関係者、所属先、取引先等を含めて必要と感じることは一切隠すことなく(これは言うまでもなく、私自身にも適用されることです)発表します。


各論4. 借金玉は、えりぞ氏に対して裁判で「勝訴」済みであるか


借金玉は、すでにえりぞ氏に対して「勝訴」済みとのことです。

ちなみに、2022年12月に刑事告訴された分は、すでに不起訴で落着済みです。

借金玉が「勝訴」した
という判決文は、こちらから確認できます。

借金玉の提示した論点は、ことごとくと言っていいレベルで却下されています。

●問題なしとされた発言

  • 「借金玉は『個人情報をバラまく』意志を吹聴した」という発言

  • 「借金玉はヤクザじみてる」という発言

  • 「借金玉は他人のフレーズをパクって発案者を騙っている」という発言

  • 借金玉の取引先に問題提起の連絡を行った行為

  • えりぞ氏の発言で、借金玉が「会社に乗り込むと脅された」と感じたもの

  • 「借金玉は恥知らずだ」「借金玉は害悪だ」という発言

  • 「借金玉に矜持なんてない」という発言

  • 「借金玉は、創作で身を立てたかったのにハウツーでしか身を立てられなかったのだろう」という発言

  • 「借金玉も自分と一緒に、障害者用の薬飲んで落ち着こうぜ」という発言

  • 「借金玉が裁判でやってるのは、格闘技の試合開始後に自傷を始めたようなもの」という発言

●問題とされた発言

  • 「借金玉はアホか」

  • 「借金玉は狂人コンテスト筆頭」

  • 「借金玉は恥を知れ」

  • 「借金玉は脳に問題がある」 等、計8件の侮辱発言。合わせて9万円。

「問題なしとされた発言」が、請求額2000万円のうち1990万円を占めていたようです。
直近のnoteで借金玉が問題視していた発言、「問題なし」カテゴリに含まれるものが大半です。

借金玉が「すでに勝訴している」と主張するとき、それは「バカ・狂人といった悪口以外、えりぞ氏の言い分に問題がなかったと、裁判所が認めている」と主張することと同値です。

最後に

本記事は、2024/4/8にはてなブログにて公開していたものです。

「前々から追っている卑怯な人が、卑怯な嘘をばらまこうとしているのが、なんとも気持ち悪かった」とか言いながら、3時間くらいで一気に書き上げたのが自慢の記事で、日によっては5,000PV/日を超える、たくさんのアクセスをいただいていました。

公開から数日して、はてなの判断にて非公開。
どうやら再公開の見込みはなさそうなので、初のnote投稿となりました。

えりぞ氏ないし借金玉の名誉を侵害する、事実と異なる記述がありましたら、Twitter・X等で指摘いただければと思います。

14,000文字近くなりました。
ここまでお付き合いいただいた皆様、どうもありがとうございました。お疲れさまでした。
(今井士郎)

この後は、購入いただいた方向けのお礼とぼやきです。

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