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角上楼(渥美半島)天然とらふぐを食す!

どこかへ行こう! 1月後半。
カニもええけど、やっぱり天然トラフグやで!
日本で一番新しい温泉が出たそうだ。
じゃ角上楼にしようか!
そうしよう! そうしよう!

日本で一番新幹線の駅から遠い宿

らしい・・・
今回は仲間と車で向かった。有馬を12時に出て、名神から新名神。
名古屋を超えて4時間強。
到着した時は夕方。
「住宅街やん!」と同行者が言う。改めて住宅街にあるのを認識した。
しかし、玄関に着くと時空を超えた宿だなあと誰もが納得する。

かつて漁師町として栄えていて、その遊郭的な要素が残る宿。
この度、地域で温泉を掘り、この宿に新たな魅力が加わった。

井筒楼

今回人数が少し多かったので、本館の角上楼から100mほど離れた井筒楼で会食と部屋を用意してもらった。
建物は回廊のようになっており、中央の庭の部分は角上楼よりはるかに広い。
一階の部屋にはバスが付属しており、一階には2つの貸切風呂がある。

なんでもコロナ中に外壁を修理しなければいけない状態になり、やむなく修理をしたそうだ。そうするとついでに2部屋改装を行ったら・・・
次から次とやってしまったそうだ。
旅館のアルアルで、改装資金を夏場に稼ごうと思っていた思惑は、台風の風に吹き飛ばされてしまったという。

無理して集客しようと考えた主人は、慎重派の支配人に別れを告げ、優秀な次男坊を迎え入れたという。
次男さんのスタッフとの動きを見ていて結果、良かったやんと思う。大正解だ!

そして主人は「しばらくは真面目に旅館の仕事をしようと思う。」と語っていた。(笑)

独特のセンス

宿屋の主人は色々多種多様だが、ここの宿の主人と女将の前職は大手化粧品メーカーに勤めていたはずで、渥美半島の田舎の古い宿に、独特のエッセンスを吹き込んでいる。

それがマッチしているのか、ミスマッチなのか分からないことも多いが、それはそれで面白い。

古い建物は思うように改装できないのは自分自身もよくわかっている。だから、こう来たか!と思うものや???・・・というのもある。
それが僕が何回もこの宿にくる理由の一つだ。

角上楼の興味深い写真 あれこれ

玄関わきのゲーム版のような板。なんだと思う?
答えは画像のキャプションを・・・

各部屋に運んだお酒の数を記録する板。

本物か偽物か?

先ほどのガレは偽物だと思うが、たぶん本物のフランクロイド・ライトの照明

遊郭の名残か!艶ぽい室内配色

格子文様は角上楼のアイデンティティかな?

これはわかる? 初めて見た!

トイレの鍵。押すと引っ込み施錠。回すと飛び出し開錠。

細やかな配慮

廊下には中庭が見えるように椅子が置かれているが、背もたれのクッションがずれないように配慮してある。・・・・考えたんだろうなあ

バスタブがスキみたい!

各部屋にはいろいろ形の変わったバスタブが置かれている。
これは!?イカツイ!
実際はいると頭が支えられて快適だった。

洗面台

昔からの洗面台がそのままやけど、昔旅館倉敷では傍にMG5が置かれていた。
ディスプレーとして置いてほしいなあ。

このように、旅館の楽しみは主人の仕掛けを見て回ることだと思う。

肝心のフグ料理

前菜
てっさ
フグの茶わん蒸し
みそ焼き
焼きフグ

フグのから揚げ、てっちり、雑炊の画像はカット!

たらフグ食べて、たらフグ飲んで・・・・たっぷり寝た後の朝食もまた、たらフグ食べてしまった・・・・

ここの宿のフグ以外のシーズンも楽しみだ! 何しろ魚の美味しい三河湾にあるから、ぜひ訪れてみてください!
角上楼 おすすめです!

おまけ

僕が皆を案内する時に写真を撮ることを進めるポイント!
今は珍しい自動販売機。
角上楼と井筒楼の間にある。

このような 街のトマソンを見つけるのも旅の楽しみです!

超芸術トマソン(ちょうげいじゅつトマソン)とは、赤瀬川原平らの提唱による芸術学上の概念。不動産に付属し、まるで展示するかのように美しく保存されている無用の長物。存在がまるで芸術のようでありながら、その役にたたなさ・非実用において芸術よりももっと芸術らしい物を「超芸術」と呼び、その中でも不動産に属するものをトマソンと呼ぶ。その中には、かつては役に立っていたものもあるし、そもそも作った意図が分からないものもある。 超芸術を超芸術だと思って作る者(作家)はなく、ただ鑑賞する者だけが存在する[1]。 Wikipedia より

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