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乃木坂46 9thバスラリリース記念パネル展と衣装展示、東京タワー

2022年6月8日に発売された「乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE」ブルーレイ&DVDのリリース記念パネル展と、衣装展示の記録です。

SHIBUYA TSUTAYA

乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE

2021年2月〜5月開催 無観客・配信
・1月21日 分散開催・無観客を発表
・2月22日 前夜祭
・2月23日 全メンバー出演 ライブ
・3月28日 2期生ライブ
 :2期生の合格発表日(2013年3月28日)に合わせた開催。
  前の年の11月末に卒業発表していた堀未央奈の卒業コンサートでもあった。
  参加メンバーは8人(伊藤純奈、北野日奈子、新内眞衣、鈴木絢音、
  寺田蘭世、堀未央奈、山崎怜奈、渡辺みり愛)。
  鈴木絢音、山崎怜奈を除く6人は、これが最後のバスラになった。
・3月29日 1期生ライブ
 :ある意味で”本当の”9thバスラ。初めて「1期生」ライブと銘打たれた。
  参加メンバーは8人(秋元真夏、生田絵梨花、齋藤飛鳥、高山一実、
  樋口日奈、星野みなみ、松村沙友理、和田まあや)。
  生田、高山、星野、松村にとって、現役メンバーとして最後のバスラ。
・4月15日 松村沙友理が卒業発表
(4月23日 東京都に緊急事態宣言三度目の発令。有観客への切り替えが
 発表されていた3期生、4期生の各ライブが再び無観客開催に変更)
・5月8日 4期生ライブ
・5月9日 3期生ライブ

 :大園桃子にとって最後のバスラ。

先日の10thバスラの際に盛んに言われたように、バースデーライブは一年に一度の「お祭り」です。本来なら、9thもプレ10周年イヤーとして、盛大に行われるはずでした。
この前の年、2020年の末、アンダーライブが有観客(収容率50%)で開催され、続く9thバスラも有観客開催が当初は発表されていました。ところが年末に急拡大があり、首都圏に二度目の緊急事態宣言が発令。無観客かつ分散開催が発表されました。その間、緊急事態宣言は解除されたかと思えば、再発令され、彼女たちを含めエンタメ業界は振り回され続けました。

わずか数ヶ月の間に、彼女たちは矢継ぎ早に期別ライブを敢行し、前後して多くのメンバーが卒業を発表。9thバスラが最後のバスラになったメンバーは実に11人。一方で、4期生の中でも「新4期生」と呼ばれるメンバーが初めて参加。こののち、5期生メンバーが加わって10thバスラが開催されることを考えると、分水嶺のようなバースデーライブでした。

空席に掲げられた無数のメッセージボード

不遇と言われた2期生にとっては、その嵐のような8年間を象徴するライブでした。前の年、2020年、ぎりぎり開催された8thバスラ。その後、予定されていた「2期生ライブ」が中止を余儀なくされ、配信の形で初めて開催された2期生ライブは、彼女たちの悔しさを象徴するようなライブでした。

あの日(2020年3月7日)、本来は代々木第一体育館で行われるはずだった「幻の2期生ライブ」はShowroomでの配信となり、セトリはもちろん、既に完成していたステージのイメージパースに基づいて簡易のセットを組み、衣装替えのタイミングも本番の進行に合わせて、曲間のMCも盛り込んで、その「手作り」のライブは行われました。

ライブの持つ、「残響感」まで表現してみせた。

約1年越しで実現した2期生ライブも、やはり無観客開催を余儀なくされました。これを最後のステージに選んだ堀未央奈。

1年前、2期生が披露した楽曲が「アナスターシャ」と「ゆっくりと咲く花」でした。

3月28日 2期生ライブでの堀未央奈
「アナスターシャ」歌唱時の堀未央奈の衣装(SHIBUYA TSUTAYA)

1期生ライブは8人編成で行われました。実は「1期生ライブ」も開催は初めて。1期生しかいなかった頃のバスラやツアーはあれど、2期生加入以降、1期生単独のライブはありませんでした。

7thバスラ(2019年)の初日、京セラドームにいましたが(唯一、スタンド席が取れた日)、冒頭は1期生の合格発表を再現する演出でした。MCがエントリーナンバーと名前を読み上げ、一人ずつステージに出てくる。「以上が、乃木坂46、1期生メンバーとなります」と締めたところで、「ぐるぐるカーテン」披露(センター・星野みなみ)でした。この時すでに、生駒ちゃんも七瀬も若月もいない、寂しい編成でした。「こんなに少なくなっていたんだ」という驚きの声が周囲から上がったのを覚えています。

9thバスラの直後に、松村が卒業発表。10thまでの間に、さらに3人が抜けることになります。もう誰が卒業してもおかしくない、という状況なので、1期生が好きなファンにとっては、ライブ1回1回が貴重なものになります。ここまでくると、残ってくれていることへの感謝の方が大きい。

ぐるカーのラスト
好きなシーン

1期生は「原作」と言われますが、初期楽曲を1期生がパフォーマンスすると、今なお「初々しさ」のようなものを感じます。年月と経験を重ねた「厚み」があるのに、初期のみずみずしさを失わない。この10年、それを守り続けてきたんだと改めて感じた瞬間です。そしてこの時だけは、飛鳥ちゃんが昔の「妹・飛鳥」に戻ってくれることが嬉しい。

あらゆる猫に「お気に入りの場所」があるみたいに、あたかも始めからそのためだけにしつらえられた居場所のように、ぴったりと、過不足なく元の場所に収まる飛鳥ちゃんが愛おしく感じられる。おそらく、目立たない場所で一番傷ついてきた彼女が。

ちゃんとやり切る飛鳥ちゃん
「ぐるぐるカーテン」歌唱時の齋藤飛鳥の衣装(タワーレコード渋谷)

だからこそ、続く3期生と4期生は、草原を駆け抜けていく春の風のような新鮮さと活力と、向こうみずな力強さを感じられます。

美月が覚醒し始めた

むしろ、向こうみずであってほしい。与えられた巨大なブランドと看板の枠の中に大人しく収まっていようとするよりも、はみ出してほしい、別の価値観を生み出してほしいと願っています。

温故知新というけれど、「故」と「新」と、どちらも必要だろうと思うので。

今の乃木坂の雰囲気を作り出したのは、間違いなく1期生と2期生だけれど、メンバー自身が語っているように、始めから今の雰囲気だったわけではないから。試行錯誤してたどり着いた「今」でしかないのだから。

「僕は僕を好きになる」歌唱時の山下美月の衣装(タワーレコード新宿)
美月は小柄だとわかります
赤色が似合う人は羨ましい
好きな衣装
「僕は僕を好きになる」ラスト

NOGIZAKA46 9thYEAR BIRTHDAY LIVE GALLERY〜夢の連鎖〜in TOKYO TOWER

2022年6月1日〜6月12日 東京タワーで開催。パネル展と動画上映。
パネル展は撮影禁止だったので、入り口だけです。

パネル展では、9thバスラの特大パネルと合わせて、メンバーのメッセージが流れていました。「夢の連鎖」というサブタイトルは、メンバーのメッセージに出てくる言葉です。

メインデッキ会場ではライブ映像の上映(発売されている9thバスラ映像からの抜粋)が行われました(大型スクリーンで上映)。
そのセットリスト。

01. 夜明けまで強がらなくてもいい
02. 僕は僕を好きになる
03. バレッタ
04. Sing Out!
05. 大人たちには指示されない
06. 猫舌カモミールティー

2022年6月11日


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