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ぼくの勉強方法カイゼン案

本を読んだので

『一生アタマがよくなり続けるすごい脳の使い方』(加藤俊徳著、サンマーク出版2022年)という、誰よりもぼくが食いつきそうな本を読んだので、それをヒントにギターの勉強方法を考えてみました。

ぼくはいまギターでドロップ2ボイシングを稽古しています。演奏で使いこなせるようになるにはまだまだかかりそうです。習得のためにつかえそうな3つのポイントを取り上げてみます。

その一、工夫が必要

脳の成人式は30歳だそうです。大人脳は高性能なのだけれど、そもそも使い方を工夫する必要があるそうです。たとえば若い脳のような、暗記力に頼った学習方法ではダメらしい。とはいえ、「記憶」と「学習」は切り離せないので、「学習方法=記憶方法」とならざるおえません。つまり、記憶方法を工夫せよということ。

ただ教科書をひろげてーとか、毎日練習してーというだけの何も工夫しない学習方法じゃだめだということです。ブルース・リー先生には申し訳ないですが「考えるな、感じろ!」ではギターは上達しそうにありません。学習方法を考えて工夫したほうがいいよね、ということになります。
よし、いろいろ方法を考えながら練習てみよう!

その二、顔見知り判断

脳にある「海馬ちゃん」(ちゃんはもちろん愛称)という部分が記憶を【短期記憶】と【長期記憶】に選別しているそうです。つまり、ぼくが「よし覚えよう」といくらがんばっても、海馬ちゃんに「これは重要だ」と判断してもらえなければすべては忘却の彼方へと追いやられてしまうわけです。
「海馬ちゃんに」練習したものをいかに長期記憶へ選別してもらえるかがポイントのようです。

そこで「海馬ちゃん」の顔見知りを重要人物だと判断する性質を利用します。毎日会う嫌な上司の顔を忘れることがないのと同様に、繰り返しでてくる案件のほうが記憶に定着しやすくなります。さらに「海馬ちゃん」は繰り返しだけでなく、「あれ?これ以前のできごとと似てるな?」とか「コレはアレとつながりがあるぞ」となると「海馬ちゃん」は重要案件だと思ってくれるらしいのです。

つまり、毎日少しづつでも繰り返しやることが基本。新しいことを学ぶにしても、すでに知っていることと関連させたり、知っているパターンを発見しながら練習すればいいわけです!

その三、感情とセットに

「海馬ちゃん」にはもう一つの性格があります。感情とセットになった体験を重要だと判断するのです。かつて原始の時代、人類は生き残るためには体験の記憶が重要でした。恐怖や危険な体験は覚えていないと命に関わります。また、楽しい心地よいといった体験も、人類繁栄のために重要な体験として記憶するような仕組みがあったのです(あったはず)(といわれています)

「一ヶ月前の晩ごはん」は思い出せなくても、「楽しかったあの夏の思い出は」忘れないものです。なぜかというと、楽しくてワクワクしていると「海馬ちゃん」にシータ波という脳波が現れてその時の学習効果(つまり記憶の定着)が2~4倍になるからです。

苦手な部分があっても、好きなお菓子を食べながらとか、ギターが上達してモテモテ・ウハウハな自分を想像するとか、楽しいこととセットにして練習していくことにしよう!

まあ言ってしまえば

人は好きなもの・楽しいものについては敏感に察知します。(嫌いなものにも同様かもしれませんが)学習能力とはすなわち、「好きなもの・たのしいもの発見能力」なのかもしれません。

勉強は強制ではありません。とはいえ学びは大事だと、かの福沢諭吉先生もいっておられます。「机上での勉強だけが学びではない」というのは諭吉先生の言葉ですが、現代社会においてはさらに「学び」の範囲が広くなっているように感じます。学習をするんだ!という意気込みよりも、「好きなもの・わくわくするもの発見能力」を育てることのほうが、要領よく学べるような気がします。

ギターが上手くなったら…
モテモテ…うへへへへ(笑)



【「断捨離」は不要なものを処分して、身軽になること。とはいえ、なかなかできないですよね、というお話も書きました】


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