カッコいい男シリーズ2。ひけらかさない男。
no.72
僕がこの人カッコいいなー。と思う人は大抵ニコニコと柔らかい。けれど自分の事を話してくれません。トゲがなく、何者なんだ?とミステリアスですらあります。
僕がよく知る素敵な男性はそんな人。
口を開けば「○○だと思うんだよね、タイチくんはどうなのー?」と場を回す側に立っている。謙遜する僕に話す機会を設けてくれるんです。「うんうん、タイチくんは考えが面白くて好きだよ」なんて言ってくれたりもします。見ていてくれているんだなと分かるんです。
それは同性であってもドキッとするもので。
容姿や装飾物を褒められたわけではなく、薄っぺらく口説こうとしているわけでもない「本質的な好き」は心に響くのです。
カッコいい男は「ひけらかさない」これは本に書いてあった言葉なんですが、本当にその通りだと僕は思います。
決して相手を傷つけないし、聴くのが上手い。気分が良くて自分の気持ちが浮いてしまいそうになる。
たくさん持ってはいるけれどひけらかさない。生活感もない。孤独を楽しめる。少し変な人に見える事もある。そんな人だからこそ興味が沸く。
全て見通せるより、穴が空いていたら覗いてみたくなる。そんな心理状況に似ている気がします。見てみたいなと思うんです。
僕も柔らかくてミステリアスで本質的な変な人になりたい。そんな人はカッコいい男じゃないですか?
欲張りすぎですかね?
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