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一級建築士試験合格発表2023年

2023年12月25日はクリスマス・・・だけでなく一級建築士試験の「設計製図の試験」の合格発表でした。

フタを開けてみれば、総合合格率9.9%と昨年、一昨年と同じ数値にまとまりました。学科試験は16.2%と厳しき門になりましたが、製図試験は33.2%と例年並みです。しかしながら、新制度になって受験者が増えていましたが、今年は激減。再び3万人を切りました。製図も1万人切りが見えてきました。

試験制度が変わったため、ここ数年、過去の制度との比較検証が行われています。今年の場合、従来制度で受験可能だったものの合格平均年齢は31.4才、今年の合格の平均年齢は29.5才なので、2才ほど若返っていることがわかります。しかも新制度で受験可能となったものの平均年齢は25.6才と若く、年々、合格者の若年化が進み、実務経験を積まないで受験しているものの割合が高まっています。これでは実務経験をしっかり積んで実力を付けたものの建築士になる割合が減ってしまうので危惧しています。逆に若いうちに合格して仕事に打ち込めるメリットも大きいので、この流れが早く定着することを願います。24~26才で合格者の3割を占め、23才以下は1割です。30才未満で、6割以上を占める試験となりましたので、できるだけ早期に取得することをお勧めします。

合格者の男女比は男7:女3程度です。まあ妥当な数字だと思います。すでに男女の比率よりも、若い人にどれだけ建築士を目指す人間を増やすかを考える時期になっているので、魅力的な業界にしていく努力がより一層大切になりそうです。


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