かなみ

一介のオタク。推しに命を救われている。

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オタクの選ぶ2023年ベストコスメ

ハァッハァッ……間に合った……今年のベスコス今年のうちに……(※去年は遅刻して「2022年度」の括りにしました)。今年はできるだけ「今あるものを大切に使う」「むやみやたらに増やさない」を心がけたので数は少なめです。 参考までに当方のスペックですがブルベ夏(推定ライト)PDフェミグレの30代です。ということで早速発表します。 ◾️シャネル レベージュパレットルガール ライト 散々話題になり尽くした名品を今更…?と言われるかもしれませんが私にはめちゃくちゃ「「今」」です。いや購

    • ブルベ夏のヘムレンさんがシングルアイシャドウを収集するだけ

      ムーミン谷シリーズには、へムル族(ヘムレンさん)という種族が登場する。だいたいは学者気質で、収集癖があるキャラクターだ。私の知っているヘムレンさんは確か、昆虫学者と切手コレクターだった。どちらかというと後者の方が印象に残っており、小学生の頃は、切手をあんなに集めて何が楽しいんだろうと思っていた。手紙に貼るために作られた薄い紙片の何が、そこまで彼の情熱を駆り立てるのか、子供の頃の私の目にはひとつの「謎」として映った。けれど、今なら分かる。そりゃ楽しいよな。柄や色味がほんのちょっ

      • オタクの選ぶ2022年度ベストコスメ

        ニーガタ旅行記も書き終わっていないところ恐縮なのですが、今から勝手に2022年度ベスコスの発表をします。 なぜ年度区切りなのかというと単純に2022年中に間に合わなかったからです(怠惰)。参考までに書くと当方ゴリゴリのブルベ夏フェミグレです(プロ診断済)。 ■ケイト 3DアイブロウカラーN モーヴパープル 今まで使ってきた眉マスカラの中で一番好きな色味。何故これを恒常色にしない!?!?!? 黒髪向けの眉マスカラって時として暗すぎて「何も塗ってないのと同じ」あるいは「自眉がさ

        • 推しの影を捕まえたくて新潟に行った話③

          寄居浜を後にして、マリンピア前から再びバスに乗る。目指すは「安吾風の館」だ。ここまで来たら昼食が何時に遅れようが同じことである。 バスの中で坂口安吾デジタルミュージアムの案内に目を通す。今の企画展示は「安吾の捕物帖」展。若干、不安な気持ちがあった。私は所謂ミステリーや探偵小説の類に興味がない。苦手、とまでは言わないが、おもしろさにうまく乗っかれないことが多い。安吾を好きになってからも探偵小説には食指が動かなかったし、唯一買った『安吾捕物帖』も序盤で挫折したままだ。そんな私がお

        オタクの選ぶ2023年ベストコスメ

          推しの影を捕まえたくて新潟に行った話②

          入社一年目の頃、券売機で新幹線の切符を買う方法がわかりません、と言って上司に驚かれたことがあった。入社十年目になった私は、当時よりは余程スムーズに購入手続きを済ませることができたものの、「自由席特急券」と「乗車券」の概念が途中から混線して頭がバグりそうだった。そもそも未だに乗車券+特急券のシステムの意味すらよく判っていない。こういう人間でもどうにか生きていけるのだから、世の中は実に親切設計でできている。 十月八日、土曜日。東京駅から上越新幹線に乗り、新潟に着いたのは昼の十二

          推しの影を捕まえたくて新潟に行った話②

          推しの影を捕まえたくて新潟に行った話①

          私は「じっとしていることが苦にならないタイプの人間」である。もっと言うと、「ごく狭い範囲で同じことをし続けるのを、それほど苦痛と思わない人間」である。 インドア派であることは大前提として、とにかく決まりきった範疇、型から逸脱せずにそこそこの時間(あるいは期間)を過ごせてしまう。読書、料理、インターネット、ぼんやりする「無」の時間、たまに手芸、その繰り返しで一日が終わり、一ヶ月が終わり、一年が終わる。学生時代もあれだけの時間的猶予がありながらほとんど旅行に行かなかった(流石にゼ

          推しの影を捕まえたくて新潟に行った話①