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徒然奇形メダカ考察

メダカの品種を問わず、なぜか奇形の子に惹かれる。
背曲がりの子や、エラが少し開いた状態の子や、
口が下に付いている子など。

中にはダルマ体型のような
世間に認知された愛らしい奇形のように
親にして増やしている個体もいるが、
大体は親にできない子を愛でいる。

この泳ぎにくそうな身体で
ケロッと生きているところに
謎の感動を覚えるのだ。
ありのままの姿でパチャパチャ泳ぐ姿に
神々しさを覚えるのは私だけだろうか。

それに、飼育3年目の雑感として、
奇形のメスは、よく卵を生む気がする。

オスのメダカは、
何を基準に求愛しているのだろうか。

実は、
メダカの飼育を始めて
奇形の子の卵を
全部孵化させるという
無知を発動して2年。

ちなみに親2匹は寿命までしっかり生きた。
生命力の塊のようなメダカだった。

奇形の親の遺伝子を持つ子は、
さらに繁殖し、今すでに第5世代。

一応弁解しておくと、
奇形が大量に生まれるということは起こっていない。
オスが親に適していたようで、良かった。
奇形は薄ーく生まれてくる程度。

しかし疑問が残る。
水槽には綺麗なメスもいるのに、
何故奇形のメスがオスに好まれるのだろう。

ここで現在の状況を振り返って
気づいた点がある。
奇形から生まれた子が
謎に長寿なのだ。

寝たきりになっても
食事だけは欠かさない。
旅立つ直前まで食べようとする。

普通の子が普通に旅立つ中で
普通に逝かないのが
我が家の奇形である。

ここで仮説。
オスは生命力の強いメスを選んでいる。

人間は見た目で生命力を判断するが
メダカは何を基準に選んでいるんだろう。

オスメス混泳水槽で、
奇形のメスだけ卵を抱いている時があって
失礼ながら、なんであなただけ❓と思った
ことがある。不思議。


捕まえやすかった❓
いや、泳ぎが遅いわけではない。
捕まえるのは割と大変な速さを有している。

メスがお腹の卵を出したいタイミングで求愛された❓
奇形のメスは無精卵をポコポコ産んで
自分でたべていたりしていたから。

卵をよく生む多産系の身体を奇形の子が持っていた❓
卵が入っているお腹の膨らみを見てオスに求愛されたのかな。
お腹プリプリのメスがオスに好まれるのかな。

卵をよく生む子は生命力がある、ということ❓
まったく卵を抱かないメスもいるけど、
そういう子はスレンダーな体型をしているような気がする。
立派に育ったメスが、一個だけ卵を抱いているのを見て
一個❓と少しびっくりしたことがある。
繁殖力が弱いということだろうか。
オスとしては、いっぱい産んでくれるメスを選ぶのは
必然なんだろうなあと、妙に納得したり。

私は、
奇形イコール短命と
決めつけていたかもしれない。

もちろん機能不全なメダカは長く生きられない。ただ、
奇形の中でも、生命維持には問題ない奇形もいるのだ。
そして、形の良い個体が全て長寿であるわけでもないのだ。

子孫を残すという本能に従って
多く残す最善の方法を
行った「結果」

この結果は偶然という名の必然。

「生命力」の強い両親から生まれた子は、遺伝的に強い。
さらに、遺伝的に強い奇形の子が、高い「繁殖力」を有していた。

シンプルに、そういうことなのかなと思った。


ここまで読んでいただきありがとうございました。
すてきな今日を。











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