浪人生活におけるメンタル回復訓練~風呂掃除編+地震の備え編~

1 浪人生活を健康的に継続するために


浪人生活で生じるストレス・メンタルケアの一番の対策は受験勉強を継続する(受験勉強から逃げない)ことなのであるが、だからといってダラダラ勉強を継続しているとかえって効率が落ちてしまう。また、誰かが自分に変わって家事を肩代わりしてくれるといった事情もないのであれば、勉強だけしていると部屋はどんどん荷物やゴミ、汚れが増えたりして住環境が悪化する。この住環境の悪化を放置すると次第に勉強に限らず生活する上での身体のパフォーマンスはどんどん低下していく。そうしていく内にどんどん精神的な疾患を併発するリスクも上がり、ひいては体調も崩しやすくなる。

事前のリスク管理という消極的な意味においても、気分転換をすることで勉強の効率性を挙げるという積極的な意味においても、自宅の掃除を進める次第である。そこで、今回は浴槽の掃除を本気ですることを紹介したい。

2 本気の風呂掃除のために用意するもの


①ウルトラハードクリーナー

画像1


②クレンザー

画像2

・液状タイプのクレンザーもあるが、この粉末状のものを選んだ理由は汚れている部分がすぐに灰色に変色し「自分がどこを掃除すべきか」ハッキリと認識出来るようになるからである。また、見た目では綺麗に見える部分も実は汚れていることをハッキリ認識しその今まで目に見えなかった汚れを自分の力で洗浄することは、そのまま受験勉強という分野において自分の弱点を自分で認識し修正する訓練にもなるからである。

③スポンジ
・特に指定はなし。好きなもので。スポンジに拘るのであれば「ミガキロンZ」というスポンジがオススメ。私も本当はこのミガキロンZが良かったのだが入手することが叶わず妥協した。
④ゴム手袋
・上記①のウルトラハードクリーナーを使用する際の注意書きに用意すべしと書かれているものである。
※以下は私の風呂掃除用としては用いないが、あればより望ましい物
⑤ゴーグル
・ゴム手袋同様、ウルトラハードクリーナーを使用する際の注意書きに用意すべしと書かれているものである。念のため眼球に入らないようにするための配慮である。風呂掃除よりは、むしろトイレ掃除をする際に以下のクエン酸を用いるときには絶対に必要になる。
⑥クエン酸
・風呂汚れというのはアルカリ性の汚れが多いので逆の酸性の洗剤を用いると汚れが落ちやすいという。ただ、クエン酸を用いて掃除をすると特有の臭いが残ることがあるので、使用する際にはその点に注意を払う必要がある。
※私の使用しているクエン酸の説明欄にはトイレ掃除に有効という記載があったので、特にマスクもゴーグルも用いないで使ってみた。たしかに汚れは落ちた。しかし、色々な意味で後悔した。普段換気されているおかげで気付く必要のなかった「臭い」を識ってしまったからである。一瞬でも自宅から掃除されていない公衆便所の臭いが発生したのがショックだった。その後、懲りずにクエン酸の量を増やしたクエン酸水溶液を便座に拭きかけると、今度は刺激臭に襲われた。バルスされたムスカ大佐の気持ちが言葉でなく心で理解できてしまった。そういうわけで、予想外のダメージを掃除で負わないために、特にトイレ掃除でクエン酸を用いる場合には、マスクとゴーグルをして鼻と眼球を保護することをオススメしたい。

3 風呂掃除の実践-私のマンションの場合-


 以下、私の自宅マンションの浴槽の様子を開示する。まず、通常の状態は写真の1枚目の側面を外してこそ真の浴槽掃除の開始である。側面を外してこそ真の浴槽掃除の開始である。

 浴槽の側面を外した画像は既に掃除した後の画像を用意したのでなんとか見られるようにはなっているが、この自宅マンションに入居して初めてこの側面を外したときは写真に残すことさえためらわれるような地獄絵図であった。側面の裏側は赤さびのようなモノがこびりついていた。普段目に見えない浴室の床にはおびただしい量の髪の毛がびっちりとヌメり気をまとって大量に鎮座していた。おまけに鼻がひん曲がる超スメルのおまけ付き。おそらく貞子も労基に駆け込むであろう正に地獄-アビス-であった。手頃に地獄ツアーを味わいたいというのであれば自分の家の浴槽の外せそうな側面でも外してごらんなされ。体調を悪くしてもそれは今まで本当の意味で掃除を怠ってきたツケというか自己責任なのですよ。

4 私が本気で浴槽掃除に取り組もうと思った理由-災害予防という観点から-


 さて、何故私がわざわざここまで風呂掃除に拘るのかといえば、浪人生活中の2018年9月6日に北海道で発生した胆振地震に遭遇し、ブラックアウトに伴い自宅電力が約40時間落ちたことで24時間換気機能もストップし、結果悪臭が浴槽内に充満したからである。ブラックアウトになった直後はまだ臭いはそこまで気ならなかったのだが、停電から24時間を経過してくると流石に異臭が存在感を遠慮なく発揮するようになる。おかげで入浴も何もできなくなった。臭いで食べたものを戻してしまいそうになったが流石にそこまでの惨事には至らなかったが、タイミングが何かズレていればそうなっていた可能性も否定できない。
 そういうわけで、自宅の電力が回復し浴室の24時間換気が復活してから、いつか早めにタイミングを見つけて徹底的に掃除してやろうと心に決めた。そして、参考文献に掲げたある動画を発見して自分のすべきことが決まった。すなわち、ホームセンターやスーパーを回って今まで自分の人生で買ったことのない掃除用アイテムを購入し思い切り掃除をしてやることである。それも、目に見える範囲の掃除だけで満足するのではなく、目に見えない部分まで徹底的に風呂汚れ共を駆逐してやろうと決めたのである。

5 本気の風呂掃除をしてみて


 これまでも風呂掃除とは、やるまでは「面倒くさい」という気持ちが沸き起こってなかなかやらないことも多かったが、意外とやってみると気分が乗ってどんどん掃除を進んで行うようになり、浴槽自体だけでなく気持ちも前向きになれたのは気のせいではないと確信している。そして、胆振地震というかブラックアウトを経験してからは徹底的に本気で風呂掃除をすることを覚え、それからはやはり満足感がこれまでの風呂掃除とは比べものにならないほどの充実感を得るに至った。通常の風呂掃除が大体10分程度で終わってもなかなか満足していたのが、本気風呂掃除は1時間半はかけて行うに至ったので十分良い運動にもなったことだろう。何より、こうして投稿する話題も見つけることができたというわけである。
 そういうわけなので、何か上手くいかないことがあるというのであれば、とりあえず風呂掃除を一度本気でやってみるというのもありではないかということをお伝えしたい。受験や浪人生活をしているというのであればなかなかに良い気分転換にもなるし、一度この綺麗さを味わったら二度と前の綺麗さでは満足できなくなるので色々な意味でQOLが上昇するといっても過言ではない。
 とにかく、騙されたと思ってやってみて欲しい。普段風呂掃除を含め家事は誰かに任せていたとしても、しつこい汚れを科学の力で蹂躙する愉悦はなかなか味わえるものではないので、その愉悦をわざわざ他人に明け渡すのはもったいないとだけ言い残し筆を置くこととする。

<参考文献>
①科学は全てを解決する!(くられ with 薬理教室)
【お掃除科学】お風呂の究極汚れを市販洗剤のタッグで安全に倒す方法 - YouTube
・今回の風呂掃除投稿の元となった動画。何なら私の今回の投稿よりこちらの動画を視聴した方が早い。この他にも色々と掃除に関するお役立ち情報が満載の動画もあるのでそちらも是非チェックしてみて欲しい。

司法試験浪人生活中の胆振地震被害レポート~語り継ぐことの意義~|4浪U太郎 (note.com)
・私の以前の投稿である。胆振地震が起こってからの数日の顛末が書かれている。お時間に余裕があれば是非こちらも読んでみて欲しい。


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