白山 久

趣味 短歌や詩、小説など種々さまざまな作品づくりをしています。 少しでも、ことばあそび…

白山 久

趣味 短歌や詩、小説など種々さまざまな作品づくりをしています。 少しでも、ことばあそびを堪能していただきましたら幸いです。 よろしければXのフォローお願いします。

最近の記事

美味しいわさび漬け

わさび漬けの定番といえば、板わさ! かまぼこを、醤油を垂らしたわさび漬けでいただく食べ方です。 わさび漬け本来のマイルドで鼻を抜けるような辛さはやみつきになります! 次に、卵かけ御飯ならぬ「わさび漬け御飯」 名前の通り白米にわさび漬けをのせて、お醤油を垂らすというシンプルな食べ方! お米の甘味と酒粕の香り、わさびのツンとした味わい、まさにわさび漬けを堪能したい人向け! わさび漬けはマイルドな口当たりとツンとした辛みが特徴的です。 しかし本懐は、山岳地の水で作ったみずみずし

    • 【短歌】夏田舎の思い出〜短歌とエッセイ〜

      朝暮れて 夜のとばりを降ろしたり 雨過ぎ去りし あぜの風の音 (あさくれて/よるのとばりを/おろしたり/あめすぎさりし/あぜのかぜのね) 人知れず 田に住む蛙の 合唱団  鳴き亡き泣かん 無縁仏の弔い合掌 (ひとしれず/たにすむかわずの/がっしょうだん/なきなきなかん/むえんぼとけの/とむらいがっしょう) あれは小学生の頃、法事で田舎へ帰った熱い夏の日のことでした。 朝から雨が降っており、わたしは傘を持って近所の商店街へと出かけました。すっかり寂れ布団屋と漬物屋、そ

      • 【短歌】花風送りのその先に🕊️

        白渦の 吹雪が如き春雨に 散りし桜は銀世界なり 散りしあと わずかな木漏れ日 降り注ぐ 若草はこぶ 青葉風かな しらうずの/ふぶきがごとき/はるさめに/ちりしさくらは/ぎんせかいなり ちりしあと/わずかなこもれび/ふりそそぐ わかくさはこぶ/あおばかぜかな ーーーーーーーーーーーーーーーーー🌸 【歌意】 春の冷たい風が桜の花びらを巻き込み、吹雪のように白く渦となる 翌朝、散った桜が河川敷一面を覆い、まるで銀世界のよう 花が散った後の木々に若葉が芽を出し、ほんのわず

        • 【短歌】花風送り

          春立ちて 風にたゆたう 花小雪 咲き匂いしは 贈りひとなり 少し冷たい風がホトトギスの声をはこび、穏やかな春の到来を知らせます。 季節の心地よさにすっかり酔いしれて野川まで足を延ばしますと、河川敷は桜で咲き溢れていました。 春爛漫に風に虫、人も喜び、花に酒にと酔いしれます。 見事な白い桜はまるで雪舞う銀世界のようでございました。 微睡みに誘うような桜の香りもまた、春の到来を知らせるのですーー 四月八日より

        美味しいわさび漬け