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オリンピック開会式で思ったこと。

今年私は 芸文にいた。

2020年上演される予定だった
『未練の幽霊と怪物』を見るためだった。
事前情報は全く入れず、森山未來 という出演者の名前だけで
見に行くことに決めたのだった。

高速増殖炉「もんじゅ」をめぐる『敦賀』
ザハ・ハディドをシテにした『挫波』

『挫波』は、2012年に新国立競技場の設計者としてコンペで選ばれた
建築家のザハ・ハディドが 
2020年に現れる・・・。
ザハは 採用を白紙撤回されて
その後 失意の中で 亡くなってしまった。
そんな 彼女が新国立のその街に現れるっていう・・・作品・・・・。

その ザハを森山未來が演じていた・・・。

見終わって調べた・・・・。

2021年・・・・上演されるこの意味も考えた・・・。

オリンピック開会式・・・
画面を見ながら 名前が出てくる前のその人を見て
「これ未來君ぽいわ」 そう 家族と話していた。
その後名前が出たときには 

「なんでわかったん?」と聞かれる。

動き方が 体の使い方がそれっぽかったんだって
話しながら その動きをすでに見ていたと感じていた。

『挫波』でその表現に近しいものを見ていたからだった。

考えさせられる・・・・。
これは 未練の幽霊と怪物の延長線のような・・・・
そんな切なさというか 何とも言えないものを見た気がして・・・。

特定のではなく
全ての追悼…
未練の幽霊と怪物…の延長線上に
それが あの場に現れていた。

ザハの存在へも送られる 追悼の舞…。


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