サピックス:春季講習3日目:社会のメモ
授業ノート
【授業テーマ】加工食品について
加工食品とは
原料を加工して製品(食品)を作ること
「加える」という意味を含む
大豆加工食品の例
味噌:大豆、米、塩、麹を加えて発酵
醤油:大豆、小麦、麹、塩を加えて発酵
豆腐:大豆から取れた豆乳に苦味を加えて形成
納豆:大豆を発酵
きな粉:大豆を砕いたもの
食用油:大豆から油を抽出
日本の大豆生産と輸入
日本の大豆生産は全体の約6%
残りは主にアメリカから輸入
日本の伝統的な大豆加工食品は国産大豆を使用していたが、現在は輸入大豆が主流
乳製品(酪農)の加工例
チーズ:牛乳を発酵、固化、熟成
生クリーム:牛乳から脂肪分を抽出
バター:生クリームに塩分を加えて作る
アイスクリーム:牛乳を原料の一つとして使用
牛乳の加工の理由
生乳は消費期限が短いため、保存性を高めるために加工が必要
過去は輸送手段が限られていたため、加工が重要であった
その他の加工食品例
魚の加工品:かまぼこ、干物、かつお節など
肉の加工品:ソーセージ、ハム、ベーコンなど
加工食品のメリット
保存性の向上(長持ちする)
輸送や保管が容易になる
加工食品の問題点
添加物の使用(色、香り、見た目を良くするため)
体に悪影響を及ぼす可能性がある
近年は体に優しい添加物の開発が進んでいる
食品表示の確認が必要
原材料、消費期限、保存方法、製造者などの情報を確認する
インスタント食品とレトルト食品
インスタント食品:お湯を注ぐだけで食べられる食品(味噌汁、ラーメンなど)
レトルト食品:加熱処理済みで、温めるだけで食べられる食品(カレー、ハンバーグなど)
常温保存が可能で、手軽に調理できる
電子レンジの普及とともに発展
缶詰
コーン、ツナ、フルーツ(パイン、みかん、ピーチ)など
常温保存が可能で、非常食としても活用される
加工食品の消費量増加の理由
忙しい現代社会での手軽さと利便性
共働き家庭の増加により、調理時間が限られている
まとめ
加工食品は原料を加工して作られた食品
保存性の向上や輸送の容易さがメリット
添加物の使用や食品表示の確認が重要
インスタント食品やレトルト食品、缶詰などが代表例
現代社会の需要により消費量が増加している
内容チェック
問:醤油はどのような原料から作られますか? 答:大豆、小麦、麹、塩から作られます。
問:豆腐は大豆から取れた何に苦味を加えて形成されますか? 答:豆乳に苦味を加えて形成されます。
問:日本の大豆輸入相手国として主要なのはどこですか? 答:主にアメリカから輸入しています。
問:バターはどのように作られますか? 答:生クリームに塩分を加えて作られます。
問:過去において、牛乳の加工が重要だった理由は何ですか? 答:輸送手段が限られていたためです。
問:ソーセージ、ハム、ベーコンは何の加工品ですか? 答:肉の加工品です。
問:食品表示で確認すべき情報には何がありますか? 答:原材料、消費期限、保存方法、製造者などの情報があります。
問:レトルト食品とはどのような食品ですか? 答:加熱処理済みで、温めるだけで食べられる食品です。
問:缶詰は常温保存が可能で、どのような用途にも活用されますか? 答:非常食としても活用されます。
問:加工食品の消費量増加に影響を与えている社会的変化は何ですか? 答:共働き家庭の増加により、調理時間が限られていることが影響しています。