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vol.82:ファンマーケティングの理想像『広告業界が変わると買い物の失敗がなくなる』

ファンマーケティング支援事業8年目のBOKURA代表の宍戸です。

今日は、

『広告業界が変わると買い物の失敗がなくなる』

というテーマで綴っていきます。


最初にちょっとだけ告知です。
知ってる方は読み飛ばしてください。

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ファンマーケティングを学びたい方向けの月額500円(税抜)のオンラインサロン『BOKURAカレッジ』
代表宍戸の日報が読めたり、ファンマーケティングのノウハウが学べます。
noteの有料記事も閲覧可能となります。

ファンマーケティングは本当に奥が深く、まだまだ深ぼっていく余地があり、明確な答えの無い、言わば学問のような研究対象のようなものでもあります。
これからの時代、マーケティング業界の中でも間違いなく主流になっていくモノの一つと言えるファンマーケティング、ぜひ一緒に学んでいきましょう。
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さて、本題です。

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広告業界を変える
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①企業が本当に良いモノ(モノやコトやサービス)を創る
 ↓
②そのモノにファンが出来る
 ↓
③ファンの声によって届くべき人に必要な情報が届く
 ↓
④結果、不毛なマーケティングや営業活動が必要なくなる

…という企業目線での世界観。
どうしても現状は、広告を出稿して世の中に商品の認知度を広げていく…というのが主流であり、結果、良いモノでなくても(多少メディア側での選定はあるにしても)世の中に広く広めることができてしまうし、結果、満足度低い買い物になってしまうことが多々あるな、と。


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買い物を失敗させない
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一方で、ユーザー目線で考えた際、

①(後述しますが)ブランドの良し悪しの指標や基準が『ファンスコア(愛・知識・売上・推奨)』の高い人の口コミとなる
 ↓
②ファンスコアの高い人の口コミが信頼性の高い口コミとなる
(自分自身にとって心の距離感の近い友人知人や、自分と生活スタイルの近い人の口コミは、自分にとって重要な口コミとも言える。)
 ↓
③信頼できる人の口コミで買う商品を選べる
(そのためのメディアが必要なのかもしれないし、もしかしたらBOKURAはこういったメディア企業になる必要もあるかもしれない)
 ↓
④結果、買い物の失敗がなくなっていく

…というユーザー目線での世界観。

単純にモノを買う…と言っても、
・会食のお店を選ぶ
・良い人を採用する
・システムを導入する
…など様々な買い物があると思います。

これはぼく自身の話ですが、
かれこれ42年生きてきて、沢山の買い物の失敗を経験してきました。
その中には、自分が良く調べきれずに買い物をした結果、『これじゃなかった』みたい失敗もあったし、良いと思って買ったら全然表記と違った…みたいな詐欺っぽい買い物の失敗もありました。

買い物の失敗…って短期的に見ても中長期的に見ても誰も得しないのではないか。
※悪徳業者からすると粗悪品を高い値段で売りつけることで短期的なメリットはあるのかも。。

BOKURAのメンバーと色々話し合ってきた中で、
ファンマーケティングを進めていくと見えてくる良い未来の一つが、
『広告業界が変わること』であり、
『買い物の失敗がなくなること』なんじゃないかと。


そのために必要なことの第一が、
『ファンスコア』



ブランドに対して、ファンがどれくらいの熱量を持っているのか?を測るために、
愛 :どれだけブランドに愛情を持ってくれているか
知識:どれだけブランドに対して正しく深い知識を持ってくれているか
売上:どれだけブランドに売上貢献してくれているか
推奨:どれだけブランドを推奨してくれているか
…を可視化する指標です。

Aさんはブランドに対してのファンスコアが45点、
Bさんはブランドに対してのファンスコアが80点、
Cさんはブランドに対してのファンスコアが270点

…といった感じ。
このファンスコアが高い人の口コミは、そのブランドに対しての本当に良い口コミとなり多くの人の参考になるのではないかと。


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『みんなが誰かのインフルエンサー』
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●●については田中さん、
××については鈴木さん、
…というように、欲しいモノのカテゴリーごとにあの人に聞けば間違いないよね、という状態が促進されていく。
(ここでは、いわゆる口コミサイトなんかは誰だか良くわからない人たちの口コミ点数が集まったものなので100%は信用できない…という論調で語ってます。)

性格も生活スタイルもある程度知っている友人知人がどのように推奨しているかが分かれば、その商品を買うか買わないかの判断がより正確になるのではないかと。

…こんな感じで、
『買い物の失敗が減っていく。なくなっていく』
という意味ではすごく良い未来だな、と。
ただ、この話の延長で、
『自分の身近な人達だけのコミュニティになると、世界が閉じられ過ぎていて、逆に新しい情報が入ってきづらくなるのでは?』
…とも考えていて、

数年前に、
ヒラリーvsトランプの選挙戦があった際、
トランプが当選した時にヒラリー支持者の多くが、
『SNS上で私たちの周りはヒラリー支持ばかりだったはずなのになぜトランプが当選するの?キーーー!!!』
みたいなのがありました。

閉じられたコミュニティの中だけで湧いているのは楽しい一方、より俯瞰的に見ると、枠の外の情報が入ってこない不幸せもあるな、と。
ファンマーケティングが進んだ未来にこちらがあるかも。。と考えたらマジでゾッとしました。。


そこで考えたのが
自分の身近な人達がどう評価しているのかが分かりやすい未来…は良いとして、新しいモノや自分のコミュニティの枠の外のモノに触れるためには、
『ファンスコア(BOKURAで言う所の愛・知識・売上・推奨の合算値)が世の中に広く使われる指標になること』
が欠かせないな、と。

例えば、
冷蔵庫を買いかえなきゃ!となった時に、
自分の友人知人が
『パナソニックの●●がいいよ!』
と言ってくれた場合、その友人が自分と家族構成や生活スタイルが似てたら結構信頼度高いと思うんです。

ただ、
もしかしたら日立や東芝の冷蔵庫も、情報を知らないだけでめちゃくちゃ自分に適しているかもしれない。


そうなった時に、
日立や東芝のファンの中で、上記のファンスコア(愛・知識・売上・推奨)が高い人達がどんな推奨をしているかが知れたら、その情報をもとに、パナソニックにするか日立にするか東芝にするか、アイリスオーヤマにするか…を精度高く選ぶことができるんじゃないかと。


2,500文字を超えてきたので今日はこの辺にしようかと。

以上です!

BOKURAししど


※2023年1月、2月頃に書籍出版します。
お楽しみに!


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