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「葛飾いち区民の夢が広がる『新金線旅客化構想』」のお話

noteユーザーの皆さま

 こんにちは。
下町書房です。
 
葛飾区は、江戸川を渡れば千葉県(松戸市)、水元公園の池(小合溜井/江戸時代につくられた用水地)を隔てて埼玉県(三郷市)と隣接する、東京都の東北端に位置する。 

そんな葛飾区は、再開発ラッシュで、すでに39階のタワーマンションが建っていたり、今後も40階立てのタワーマンション建つ予定が発表されている。

葛飾区は、戦後、「東京の下町」とも呼ばれてきたわけだが、それは1000円でベロベロに酔える昭和レトロの雰囲気が漂う酒場や立ち飲み屋が(規模は違うが)駅ごとにある。八百屋、肉屋、惣菜屋など個人で経営する小さな商店が多く残っていることなども理由であろう。

だが、再開発などでタワーマンションやそこへ大型商業施設が入り、そうした魅力ある昔ながらの小さなお店が少しずつ姿を消しつつある。昔から商売を続けてきたお店が減るのは寂しい面もある。

そうは言っても、まだまだ元気なアトツギが新たな店主となり、頑張る個人経営の店も多く残っており、大型商業施設に入るチェーン展開するスーパーとも共存する珍しい地域とも言える。そのおかげで日常的に欲しいものであれば手に入るし、野菜や肉や日常品などの価格も抑えられており、比較的安く手に入る。

こうして街の風景が変わっても、下町という響きに含まれる「人情味」「風情」はあるので住み続けているのだが、そんな葛飾区民としていま、最も気になるのが「新金線旅客化構想」だ。

葛飾区の基本政策として2030年に「新金線の旅客化を目指す」取り組みである。この実現に向けて、「新金線いいね! 区民の会」(ノンポリ、ノーギャラ、無理をしないさせない」の3つの「ない」のボランティア精神を原則にした地域の有志)の協力を得ながら、一歩一歩実現に向けて活動をしているという(この活動に参加する方にお目にかかったが、鉄道が好きで、葛飾区が好きな方で、この活動を楽しんでいる様子が印象的だった)。
 
では、新金線とは何かだが、「常磐線と総武線を結ぶ(鉄道がない地域)約7キロの貨物支線(JR)」のことだ。

ということは、「新金線の旅客化」が実現すれば、この路線が活用しながら、「20分前後で金町と新小岩(信号場)」を自由に、行き来できることになる(いまはバスしかないのだが)。

ますます交通の便がよくなるわけで、うれしい。

でも、どんなふうに生活が変わるのか、体感もしてみたいので、「新金線いいね!区民の会」が中心になって、貸切列車で「新金線」に乗車するイベントに機会があったら参加し、体験してみたいとも思っているのだが──。
「新金線いいね!」HP https://shinkinsen.com/


「新金線 いいね!」貸切列車で配られたもの(2023年10月29日)


ところで、下町書房は、「昭和レトロの雰囲気を残しつつも、令和時代の住みよい街づくりに挑む」葛飾区に事務所を構え、書籍を作り、販売する。また、小冊子やパンフレットをつくる仕事をしている。

行政の方たち、地域で暮らす(ボランティア)人たちが、葛飾区のために汗をかき頑張る姿を身近で目にすることが増えているわけだが、この地で商売をする身として、積極的なこうした活動は「私も頑張らねば」という前向きな刺激を受ける機会にもなっている、うれしい出来事でもある。

また、次の記事で!

 
※上記の「ミラクルくるカレンダー」(写真)は、「新金線 いいね!」の活動をなさっている方達が作成されているものを分けていただきました。
ありがとうございます!


 

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