NHK短歌 2019年上期

NHK短歌に投稿した歌のまとめです。
選に入ったものはTwitterで更新していますが、
落選したものも含めて半年に一度のペースでブログにまとめておこうと思います。
Twitterに上げるのをやめたときのから、6月号の分まで。


「映画」
昨日観た映画の続きのような朝きみが卵を焼く音がする/佳作

「子ども」
2分の1成人式を終えし子はいくつも顔を使い分けおり

「鳥」
ていねいに盛り付けられた鶏飯よ私を攫ってくれぬだろうか

「耳」
追憶、そしてきれいな言葉ほど届かぬ耳を持ち続けたい/入選

「会う」
会うたびに深くなりゆくえくぼから抜け出せないまま終わる夏期講習/佳作

「父」
読点の代わりに空いたスペースが差出人を父だと告げる/佳作

「若」
若鶏のからあげ消えてゆく口のひかりの観測結果を知らない


題かテーマは忘れました…。ちゃんと記録しておきます。
入選を頂いた「耳」の歌は、初句を最後までこれでいいのか悩んでいました。
なので、選者の方に初句4音が成功していると言われてすごく嬉しかったです。

2回くらい詠めなかったときもあるのですが、
自分にしてはちゃんと続いているな~と自分を褒めています。
私自身寡作だと思いますが、題が与えられて月に2度というペースが合っているのかもしれません。

とはいえ、いつまで続けられるかもわかりませんが
無理のないようにやっていきたいです。


2019年6月9日

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