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ビーコル2019-20シーズンを勝手に振り返るの巻 (序)〜海賊は勇敢であったか?〜

たいへんお久しぶりです、キヨウケンです。

皆さんにはお変わりなく過ごされてますでしょうか。不自由が多く苦労もされてると思います。
自分はもとより、家族や周囲の人たち、はたまた見ず知らずとも空間を共にする人たちの安全までを想像して暮らす経験は、きっと今この瞬間誰かの助けとなり、また、この禍が終息するプロセス以降の私たちの生活にも必要な何かを残していくのではないでしょうか。
そんな中でも、色んなことに思いを馳せ、思考を整理してこれからに備えるための時間も与えられていると感じます。この記事はきっと、そんな恩恵の産物です。

さて、2019-20シーズンのBリーグはコロナ禍の影響により、各チーム40〜41ゲームを消化した3月15日時点で中断、後日そのまま打ち切りとなる予想だにしない結末でした。
我らが海賊、横浜ビー・コルセアーズはBリーグ創設以来、毎年残留プレーオフ出場という不名誉な結果が続いてきたなか、チームスローガン「Be Courageous」と、初のチャンピオンシップ出場という目標を掲げ出航しました。
昨シーズンまでとの変化は随所に見てとれました。しかし、途中11連敗と波高く風雨厳しき時期を過ごし、HCの交代、戦力の入れ替わりなどの紆余曲折を経て、中断時点で11勝30敗、中地区5位/全体16位と、残念ながらまたも残留プレーオフ圏内でのフィニッシュでした。
だがしかし、です。今回はポストシーズン(プレーオフ)中止により残留と相成り、更には降昇格の経過措置に伴い2021-22まで向こう2シーズンのB1所属も確定となりました。もはやB1残留パターンのバリエーションでは、他の追随を一切許さない所まで来た感があります。
とはいえ、ビーコルはそんな経験を財産とし、確実にチームの力にしてきたとも感じます。とりわけ昨シーズンの残ブレ敗退は、間違いなくビーコルにとって大きな転機だったのではないでしょうか。
2019-20シーズンは稀代の大エース、川村卓也をはじめとする主力を大量放出し、経営トップも変えて臨んだ覚悟の年だったはずです。日々の試行錯誤やチャレンジのすべてが上手くいった訳ではないでしょうが、来季以降の挑戦権獲得は、クラブの取り組みがもたらした成果でもあると解釈しています。
そんなビーコル、私は「今年のチームはレギュラーシーズン60試合全て戦っていたら、残留プレーオフ圏を脱出していたかもしれない」と思いを馳せたうちの1人です。
選手たちも大きな手応えを感じていたはず、苦しい戦いの中から徐々に上位チームと渡り合う力を見せはじめ、さらなる伸び代も残していたように感じます。如何ともし難い状況なのは承知ですが、中止となった19試合、やっぱり観たかったですし、選手たちもやりたかったでしょうね。

唐突にこの記事の結論を述べますが、私にとっての今シーズンの横浜ビー・コルセアーズは、海賊たちは、実に「勇敢」でした。

昨シーズン終了後に、次のような記事を書きました。
ビーコル2018-19シーズンを勝手に振り返るの巻 ①  https://note.com/shiumaisprts/n/nb58f5150b5de
経営面での奮闘を中心に、「今後のクラブがこんな風になってくれたら」という想いを、勝手気ままに8編に渡り綴ってしまいました。
今シーズンはこの先のチーム熟成を期待させる「意識」や「行動」をあらゆる場面で受け取りました。昨シーズン終了後とはまるで違う感慨を得ているというのが、率直な想いです。
毎度の身贔屓な視点、私が見たい現実が巻き起こす見当違いを緩和?すべく、シーズンのゲームスタッツを織り交ぜて振り返ってみます。

今回のエントリーに際して、以下3サイトを参照しました。それぞれが少しずつ異なるデータを提示しており、非常に勉強になりました。

Bリーグ公式  https://www.bleague.jp/stats/
SPAIA  https://spaia.jp/basketball/bleague/b1/stats
Basketballnavi.DB  https://stats.basketballnavi.com/

そして、とある切り口でデータを並べてみたら「今シーズンのチームが如何にして戦ってきたかが見えるんじゃないだろうか」と期待しながらの集計作業でしたが、その甲斐あって、なかなか興味深い数字が浮かび上がってきました。

冗長な序章はここまでとして、次からは本題に入ります。前置きだけでごめんなさい、よろしかったら続きも読んでやってください。





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