僕たちは日々と踊る#2
案の定、友人達は定刻には間に合わなかった。
そしてなんの前触れもなく現れて、悪びれもせずドカドカと部屋に上がり込み、ジロジロと部屋を見回す。とりあえずと言わんばかりに「いい部屋だ」と褒めてくれたりもした。
酷くデリカシーのない連中と思われるかもしれないが、そんなことはない。
ここではそう、というだけで、なんなら僕たちの間でも、最低限のマナーと距離感を間違えない信頼のおける友人達だ。
気は使わない。代わりにお前も気を使うな。と言われているような気分になる。
おそらく友人達はそ