群馬県の茂林寺沼(大江正篤)
群馬県館林市役所から南へ約1.5キロの、郊外の住宅地の中に茂林寺沼(もりんじぬま)と野鳥の森があります。
沼は、野球のグラウンドぐらいの広さしかありません。
この茂林寺沼が動植物研究者から高い評価を受けているのは、沼の周囲約5ヘクタールが低湿地原で取り巻かれ、さらに乾燥した草原帯、シラカシなどの林もあり、県内で唯一、昔ながらの沼とその周辺の自然環境を残しているからです。
沼べりには、コオホネ、ノハナショウブ、エゾミソハギ、ミズオトギリ、草原帯にはクサレダマやサワヒヨドリ