最近感じたことを綴る(頭を使う)

最近感じたことを箇条書きで記す。各項目に特に繋がりはない。

・サービスの価値とは?

最近、金銭を支払う際にそのサービスの金銭的価値に疑問を感じることが増えた。大学4年生の最後を目前に貯金が底をつき、一つ一つの支払いに慎重になっているからだろう。
実際、バイト先の高級飲食店にて「果たしてこの料理には何千円もの価値があるのだろうか?」と度々思う。殆ど最低賃金で働いているからこそ、余計に高級料理の金銭的価値に違和感を感じる。
経済学的には需要と供給が釣り合っているから、お客さんは高額のサービスに納得してお金を支払う訳であるとはいえ、原価は定価のせいぜい30-35%程度である。残りの内訳は家賃や人件費、光熱費などの費用や利益等であるから、原価以外の費用がサービスの大部分をいかに占めているかということである。じゃあお客さんはどんなインセンティブによって、高級料理を食べにくるのだろう?体験?特別な日だから?ブランド?SNSで投稿するため?
街中の塾や金融機関の支店の看板を眺めていても、そのお店の提供するサービスの中身と価格に疑念を抱くようになった。正直、勉強にしても、金融関係の相談(資産運用等)にしても独学で知識を身につければいいことである。インターネット上で検索すれば解決することも多い。ではなぜ塾で授業を受けたり、金融機関に相談にいくのだろう?情報源として信用できるから?効率的に情報を仕入れることができるから?時間を節約できるから?
ともかく、最近は様々なサービスの中身と価格に疑問を抱きつつ「このサービスの真の価値はどこにあるのだろう?なぜ自分はこのサービスが必要なのだろう?」との思いを巡らせている。

・チームワークで大事だと考えること

就職活動中に感じたコンプレックスがあった。それは「チームスポーツの経験に乏しいこと」である。外資系と比較して日系企業はチームワークを重視すると聞いていたことや、様々なESでチームワークの経験を問う設問が多かったこともあり、チームワークについて考えることが多かったように思う。
別に私はチームワークの経験が乏しいわけではない。直近だと、サークルでは主将を務めて一通りの組織運営を経験してきた。挫折を経て、一定の成果も収めた。でもチーム全体ではなく、どうしても個人の力で成果を産み出している感覚があった。役割分担が下手だったのかもしれない。意思疎通が足りなかったのかもしれない。主将としての統率力が足りなかったのかもしれない。
ともかく、自分のチームワーク力に限界を感じた。その原因を「チームスポーツの経験に乏しいから」だと思い込むようになった。

「チームワークといえばチームスポーツ、チームスポーツといえば体育会生」という謎理論のもと、就活中に体育会生を意識することが増えた。
実際、就活中に出会った体育会生の多くが気遣い上手で、朗らかなナイスガイだったこともあり、「チームスポーツを続けていれば良かったなぁ」なんて悔やんでいたものだ。
幼少期大好きだったサッカーは身体的な限界から打ち込むことができなくなり、以来は個人競技に転校した。マイペースかつ他人に口出しされたくない性格もあって個人競技は性に合っていたが、日系企業を志望していたので就活中には「個の力」を全面に押し出すと嫌われるかなぁということで、協調性に関する本音と建前を使い分けていた時も多々あった。(幸運にも、今の内定先は本音で楽しくお話しした上で合格を頂戴したため、大変満足している)

そんなコンプレックスを抱く中で、大学4年の後期に取り組んだ短期プロジェクトと飲食アルバイトを通じて自分の課題が見えた。それは「視点・視野・視座の使い分け」である。自分1人では抱えきれない仕事量だからこそ、自ずと他人の存在を活用しなければいけない環境下で、自分のチームワーク力の伸び代を痛感した。

視点を複数持つには、相手の立場で徹底的に考え抜くこと。生まれも育ちも今置かれている状況もニーズも異なる相手の立場で物事を考えるのは、簡単なようで結構難しい。
視野を広げるために必要なのは、サッカー的に言えば「顔をあげること」即ち「周囲を見ること」である。今までは組織の中での自分自身の目標達成や成果をあげることに固執しすぎて、視野が狭かったのかもしれない。
顔を上げれば、周囲が見える。周囲が見えれば自ずと視座が高まり、全体の中で足りていない要素や苦労している部分、組織として結果を出す上での自分の行動の最適解が見えてくる。
視座を高めるために必要なのは、一つ上の立場で物事を考えること。「今、店長だったらどんな行動をとるだろう?」といった具合に考えることで、先ほどと同様に組織として結果を出す上での自分の行動の最適解が見えてくる。

長くなったが、本題に戻る。一連の経験を通じてチームワークで大事だと感じるのは「組織の穴を埋める行動をとること」である。視座を高く持てば、組織全体が見える。その中で課題となっている部分に注意を向け、埋めていくことができれば、組織の中で重宝される存在になるのではないだろうか。

・親の偉大さ

働きながら食事や洗濯、買い出しなどを行い、子育てまでする。生産性&キャパ凄すぎないか?

・人間関係に引っ張られすぎないこと

出る杭は打たれるという言葉があるが、コンフォートゾーン内にある集団から抜け出そうとすれば、中途半端な判断や覚悟では抜け出すことは難しいだろうし、当然周囲には引き止められる。"You are who you hang out with"という言葉にある通り、君が心地よさを感じるのは自分と価値観が似ている存在or同能力レベルの存在(決して悪い意味ではない)なのだ。
とはいえ、本気で環境を変えたい時、新たな挑戦をしたい時にはそのような人間関係が判断の足枷になる時がある。
君は一度きりの人生で何を欲しいのか?成し遂げたいのか?君の人生を生きるのは他の誰でもない君自身。悔いのないように、自分が本当に進みたい方向に進もう。

以上。

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