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完璧主義はつらいよ

明確な定義は知らないが、たぶん私はやや完璧主義である。
そして、完璧主義傾向にあるがゆえに、できた80%よりできなかった20%が気になってしまう。
なので、仕事の時、うっかりミスや少々の失敗については、
「(できなかった自分に悔しさはあるものの、)カバーしてくれる人がいてよかったな~、助けてくれる人がいてよかったな~」
と、何度も自分に言い聞かせているし、そもそも自分も他人も完璧じゃないんだ、と何度も何度も自分に言い聞かせている。


仕事のときは、すべての業務が終わって上がる間際にいろいろなことが気になってしまう。
あれはちゃんと片付けたか、これはちゃんと戻したか、あっちはちゃんと補充されているか、こっちは記入したか。。。
そして、自分が上がる前には一応周囲を見渡して、ヘンにやり残したものがないか確認しているのだが、、、
だいたい帰宅途中の電車の中や、家に帰ってから思い出す。

「そういえばあれ、後で片づけようと思ってあそこに置いたままだった。。。」

そう気付いた瞬間、(それがよほど重大なものでない限り)自己嫌悪にまでは至らないが、ちょっとがっかりするし、なんなら場合によっては次の日までずっと気がかりだったりする。
何が嫌って、自分が何かを置きっぱなし・やりっぱなしで帰ることで、次のシフトの人がその片付けからスタートしなきゃいけないこと。
たぶん「あーまたこんなところに置きっぱなしにして。。。」って思われているし、もし逆の立場なら私は確実にそう思ってイライラしてしまう。

完璧主義の嫌なところは、自分が完璧でありたいと思うと同時に、他人にも完璧を求めてしまい、「どうしてこれ片付けて帰ってくれないんだろう」「どうしてここまでやってくれないんだろう」と思ってしまうところ。

たぶん完璧主義じゃない人は、「まあ忙しくてできなかったんだろうね」「まあただ忘れちゃったんだろうね」ぐらいにしか思わないだろう。
私もそう思いたいがなかなかこれが難しい。だいたいいつも、頭では「うっかり忘れちゃっただけだよね」と考えるのだが感情的に先にイライラが出てしまう。

特に仕事においては「私がやらなくても誰かやっといてくれるだろう」みたいな、なあなあなやり方は良くないし、完璧であることに越したことはない。しかしながら、仕事においても人生全般においても、もうちょっと柔軟な心を持っていきたいなあ。。。


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