アマリリス

2話

アラームが鳴った。
7時。授業があるから動き始める。

実家が大学から遠かったことと配信を始めようと決めた時、チャンスだと思い1人暮らしをしはじめた。

1人暮らしをし始めた時は、親に電話をもらったりして起こしてもらっていたが、慣れてくるとアラームで起きれるようになった。

大学は、家を出てバスに乗って10分ぐらいで着く。だから、少し寝坊しても間に合う。

準備を終え、外に出た。
丁度バス停にバスが来ていた。

バスの中には、カップルや友達でかたまって話している人が多くいる。

私は、大学で友達はいない。授業で一緒に組む人とかは連絡取れるように連絡先は入ってるけど、仲良しで休みの日遊ぶって人は誰一人いない。大学は、個人行動が多くあるため友達がいなくても支障はない。
大学に行って講義を受け、帰宅。その後は、アルバイトか配信。
休みの日はアルバイトの後に配信をしている。
みんなに見てもらうため1人でも多くのリスナーをつけるために毎日配信をしなきゃいけないと私はVtuberを始めた時決めていた。

私自身がVTuberを好きでいるからこそ、
Vtuberのことを好きな人がどんな風に考えて配信を見たり配信してない間どんな気持ちで待っているか知っている。

私を見つけてくれた人達には、そういう思いして欲しくないから。。。


Vtuberとして生きてる自分は自分じゃないみたいで大好き。自分は大っ嫌いだけどVtuberのアマリリスとしての時間は楽しくて、幸せな時間。
だから私は、virtualでも生きていきたい。


そう思いながらツイッターを漁っていると大学についた。
大学の空き時間は、図書館か自習室に篭もる。
篭ってる時は、周りの音にも邪魔されず自分のことを考えられる。

次の新衣装とか背景とか記念配信について色々思いついたことをノートに書く。
今日は、2限と4限に授業が入ってるから、3限が空きコマになる。
今日も二限が終わり次第、図書館に向って考えよう。

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