見出し画像

シンママの娘(15) 妻子と暮らさぬ息子に親は何を思う


新生児1か月健診が終わったら、
実家の一大いちだいイベント「里帰り出産」も終わりを告げる。
娘は孫を連れ新居へ……



旦那さまは不在

娘と孫は女の子同士。新生児なので、まだ何の恩恵もない。
男の子も女の子も区別なく。
この時期の育児は24時間体勢、休みなしなのだ。


娘を新居に帰すのがスジというもの。
しかし旦那さまは新居に、いないのだ。


娘は妊娠初期の「つわり」から始まり入院まではいかなかったが体調不良。高血圧のため頭痛、果てには急遽の帝王切開で孫を出産。
わたしの家の近くの産院で妊婦健診・里帰り出産をしたのです。

披露宴も結婚式もなし


できちゃった結婚のため、娘と旦那さま、双方の生活・将来の展望などの話もままならず。
親の目から見ても、展開が早すぎてワケがわからなくなること多数でした。
息がつまるような、この感じ。まだまだ続くのです。


実家に頼りすぎ

妊娠中、年上の旦那さまが娘に言い放っていた。
「実家に頼りすぎ」
だからといって、新居で暮らさず、自分の実家に帰ってしまっていいものか。
実家は近くとはいえ。妻と娘と暮らすのが普通ではないのか。


なぜ、実家にいるのか?
娘は旦那さまはに問う。

慣れてないから


実家から仕事に通い、洗濯物だけ持ってきて、また実家に帰る。

「実家に頼りすぎ」というのは誰のこと?


親は何とも思わんのか

わたしは叫んでしまった。

旦那さまの両親は、どう思っているのか?
結婚した息子、それより赤ちゃんも生まれて新生児の育児の大変さも身にしみているはず。
わたしなら実家に入り浸りの息子に、注意以上の指導をする。
ハッキリ言って怒る!


「帰ってくるな」


どこの親でも、そうじゃないのか?
正直な疑問だ。
妻子と暮らさない息子に、親は何を思うのか?


娘は未熟者だ。社会にも出ずに結婚出産。
娘の落ち度か、はたまた……
わたしは、余計な心配が増えてゆくのを止められませんでした。

結婚とは
コミュニケーションは…


親の立場と気持ち。旦那さまの親は、どう思っていたのだろう。
息子の結婚。嫁や孫。
「息子の言うことを聞くのは、あたりまえ」
まさか。そんなこと思っていたのでは。

いまもワカラナイ。



なにも相談なし

娘の旦那さまは、

・ダブルワークとはいえ勝手に仕事をひとつに減らす。
・沐浴教室には夫婦で参加せず。
・毎年恒例の友達との旅行は行く。
・実家で寝泊まり。
・洗濯物だけ持ってくる。
・妻(わたしの娘)と新生児の世話をしない。


とにかく、娘はひとりで頑張りました。
わたしのオットは仕事帰りに毎日、娘のいる新居に立ち寄った。
わたしも時々、同行した。


オットは孫の沐浴を黙々としていた。背中が言っている。
「娘と孫の沐浴は名誉職だ」
はいはい、わたしには聞こえてますよ。
寝てるかミルクだけの孫は、かわいい。
オットは、オムツ替えはできない。むかしとおなじであった。


一緒に晩ごはんを食べる。
娘は体当たりでミルク・オムツ替え・掃除などをこなす。


洗濯物だけ旦那さまの分があるので、やたら多い。

……ぬぐえぬ違和感。
なにも相談なしの結婚生活。
旦那さまは、いない。
仕事でもないのに。
 娘は、ひとり。
わたしは、とうとう言ってしまった。


仕事で遠洋漁業に行ってるわけでもないのに。



声に出してしまいました。



毎週金曜日は
「シンママの娘」


いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。


最後までお読みくださり、
ありがとうございます。

この記事が参加している募集

これからの家族のかたち

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?