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天上のバレエ・地上のダンス(57)ジャズダンス

 ダンス映画「フラッシュダンス」「コーラスライン」を観て、わたしはジャズダンスを習いはじめました。1980年代の後半、現在まで続くダンスブームの幕開けです。
(1220文字)



ステージダンスはジャズダンス

昭和のころ、テレビの芸能人のダンスは華やかなジャズダンスの時代でした。ダンスのレッスンといえば、ジャズダンス。


ミュージカルや演劇などの舞台でも踊るので、ステージダンスやシアターダンスとも呼ばれていました。


男性グループ「少年隊」もデビュー当時は、ジャズダンスがベースの振り付けを踊っていました。
華麗なターン(回転)、激しく凄まじい連習量がうかがえました。



基礎はバレエ

 ピンッと伸びた軸のあるカラダ。ジャズダンスの基礎はバレエなのです。バレエはあらゆる舞台芸術の基礎。


いつもバレエ、バレエといっていますが、正式な分類・名称は「ダンス・クラシック」
ダンスにかぎらず、あらゆる芸術は「クラシック」が始まりです。そして必修です。

海外でダンスを学ぶ芸能人もいました。日本での活動を休止して、基礎のバレエを習いに。「ダンス留学」なんて、おおげさだと思われた時代でした。

みな、ある程度ステージに立つと、バレエの必要性をかんじるのです。近年ではスポーツ芸術の部門でもバレエ必修です。どんなジャンルのダンスから入ってもバレエの基礎に還ってゆくのです。


ストリートダンス

はんたいに、バレエからジャズダンス、その他のジャンルに転身する人も多いのです。

1980年代半ばに「フラッシュダンス」が上映され、ほんの一瞬出てきた「見慣れないダンス」がありました。

それがストリートダンスです。もちろん日本にはないダンス。
おおっ!と思った若者たちは、こぞってストリートダンスを習いに渡米しました。
これからの時代の自由なダンス!


動画も情報もない時代、じぶんの目で観て体験するのがすべて。
そんな先輩ダンサーの情熱のお陰で、いまのダンスブームがあるのです。


ダンスブームにのる

ほんの30年ほどまえ。ジャズダンスのプームからつながる日本のダンス。
わたしも楽しくて楽しくて、レッスンに通いました。バレエ歴2年のジャズダンス。バレエが役に立っているのが嬉しい。

仕事は3年ぐらいで退職。「フリーター」というアルバイトの身分になりました。将来のことはまったく考えず、くちうるさく文句をいう家族もなく、これ幸いに。

お気楽なわたし。大学に入っていたら就職の年のころでした。
高卒で三年働いたぐらいの若さ。わたしだけ、他人事で、のほほんとレッスンしてました。好きなことしてた20代。


エアロビクスなどのエクササイズも大流行。「ハイレグ」という脚が長く見えるレオタード(練習着)も着てました!


つぶしがきいた時代。
泡立つように夢や希望が沸き立つ。


世の中はバブルに向かっていました……。


毎週木曜日は
「バレエ・ダンスの日」

いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに


さいごまでお読みくださり
ありがとうございます。

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