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この家どうするの?(10) 「DINKs」ディンクス


今回もバブル時代の「家」にまつわる、ライフスタイルを書きました。
結婚した友人たちのお話です。
まぁ、そんなこともあったのか……ぐらいの気持ちで、読み流してください。


DINKs(ディンクス)

ディンクスとは、
「ダブル・インカム・ノーキッズ」
つまり「夫婦で共働き・子どもなし」のライフスタイルです。
なんだか、令和の現在と同じような感じに思われるかもしれません。

「日本の将来は少子高齢化に……」
すでに1980年代から、そんな話がチラホラと。
わたしの数少ない友だちは、1980年代半ばぐらいから、20代前半でパタパタ結婚してゆきました。


人生の墓場に足を踏み入れるなんて……わたしは別世界に行く友人たちとは……話が合わない。
おつきあい勝手にフェードアウト。
既に、ヒネクレ者のわたしでした。


DINKs (ディンクス)は、そのころから「新しい夫婦のかたち」として流行していきました。



マンションどうなった?

ある友人。結婚決定。慣例の寿退社ことぶきたいしゃ(結婚するので退職)せずに働くらしい。
彼女は当時、わたしのまわりで数少ない「大卒」だった。たった2人のうちの。


マンションを購入しらしい。
だが、1年かそこらで離婚。
かなり早かった。詳しいことはわからない。
当時は、バツが付くのは恥ずかしかったろう。友だちづきあいはフェードアウトしていった……


マンションのローンは?
どっちかが住んでるのか?
売ったのか?
その家どうしたの?
やっぱり「家」なんて面倒くさい。



市営住宅に即入居

ある友人。惚れた腫れたで低収入の男性と結婚。
泡のように消えたあの時代よ、もう一度。夢から覚めぬ旦那さまを、けなげに応援。


お金ないと、キッツイで~!
自営業なんて、どこも行かれへんで~!
一生、働きなアカンで~!
……ノドまで出かかった言葉を飲み込む押し戻す、わたし。


「子どもどころか、仕事やめれない」
家賃も払えない、市営住宅にも落ちたと、友人の疲れた言葉。
わたしは、夫婦喧嘩を想像してしまう、じぶんの両親の姿が脳内に。


「退職した。わたしが無職になったら、すぐに市営住宅に当選したわ」
えっ、旦那さまの収入は、そんなに低いのか……?


市営住宅は、かなり交通の便が悪い場所だった。彼女はパートを始めたが、交通費と通勤時間を加味すると……
どちらともなく、友だちづきあいはフェードアウトしてしまった……

別の友人も、結婚後もずっと仕事。
子どもができにくい体質と言っていた……
子どもが欲しくても、できない夫婦もいます。
ふたりで仲良く人生を楽しんで。それも幸せ。
それもDINKs になるのだろうか?


結婚とは、何かをあきらめることなのか?
わたしは、またまたネガティブになってしまった。
20代も後半、いや30代も目前。


この家どうするの?
父が機嫌よく、ひとりで暮らす家。



「家」を買っても、
先のことは、わからない。

家族もいないのに。
家族が欲しいから?
家族になって欲しいから?


「家」ハイリスクな買い物。
あのころに結婚し、家やマンションを購入した夫婦はローンが終わっているのかしら?


バブルの終焉とともに頭によぎるようになった「家」


父が死んだら、うちの家はどうしたらいいのだろう。



毎週金曜日は
「親の持ち家」の日


いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。


最後までお読みくださり、
ありがとうございます。

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