ESG経営とかSDGsとか

大事なことなのは知ってる

環境(Environment)・社会(Society)・ガバナンス(Governance)の3つの要素(ESG)を重視するESG経営。持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)の頭文字を略したSDGs。国際社会共通のトレンドであったり目標だったりして、もちろんほとんどの人がその方向性には同意すると思う。だけど重要なのは、本質を見誤らないこと。こういうことって、国レベルで進めようとするとインセンティブを効かせてくるんだけど、企業からしたらインセンティブ目当てで上辺だけで取り組んじゃうことがよくある。これまでやっていたことは変えずに見せ方を変える、当てはめるみたいな。

とはいえさぁ・・・

 大事なのは、これまでと同じやり方だったら地球危ないよ、新たにこんな視点で動かないといけないよっていうのが前提としてあると思う。ちょっと抽象的だけど、そこを変えるのはとても力がいるし難しいんだと思う。だからこそ、その取り組みをしている企業は評価されて然るべき。でも結局は、中身を少しだけ変えて、環境配慮してますとかになる。悪いことではないんだけど、それはゴールじゃないよね。それだけ難しいんだけど、そこを細かいところまで執着するのがトップの力だと思う。

トップの力が必要

 「えっそれやったら利益減りますよ」って取組みを進める。でも、「地球のためなんだから」って正論は何の説得力もない。例えば、その取組みで利益が圧縮されても「地球のためだから」は経営者として失格だ。「地球のための取組み」をしてでも利益は維持する。そこに創造性を働かせたり、その支援をする。それが経営者の技量だと思う。

 そういえばこの前、この類の動きに嫌気が差して「SDGsってバッチつけることですよね」ってわざと言ったらすごい怒られた。

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