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日本の判例

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記事一覧

条例における罰則規定(S37/5/30)

【概要】大阪市の条例「街路等における売春勧誘行為等の取締条例」2条1項に定める罰則規定が憲…

Shizuca
5年前
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サムライ債の債権管理者の権限(H28/6/2)

【概要】 アルゼンチン国が日本で発行した個人投資家向けの円建て債券(サムライ債)について…

Shizuca
5年前
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ノンフィクション「逆転」事件(H6/2/8)

【概要】 ノンフィクション賞の中でも最も権威のある賞の一つである大宅壮一ノンフィクション…

Shizuca
5年前
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通称使用と私文書偽造(S59/2/17)

【概要】 高裁が私文書偽造を認めなかったのに対して、最高裁がそれをひっくり返した大阪の事…

Shizuca
5年前
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言葉のセクハラに対する懲戒処分(H27/2/26)

【概要】 大阪市で有名な水族館である「海遊館」で勤務する課長代理の男性社員2名(「被上告人…

Shizuca
5年前
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早稲田大学江沢民講演会名簿提出事件(H15/9/12)

【概要】 平成10年は日本が落ち込みを見せていて、山一証券・北海道拓殖銀行・長銀等が潰れた…

Shizuca
5年前
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週刊文春少年犯罪の仮名報道(H15/3/14)

【概要】 平成6年の秋、わずか11日間の間に大阪・愛知・岐阜で相次いで未成年の青少年たちによる凄惨なリンチ殺人事件が発生した。一般に、「木曽川・長良川連続リンチ殺人事件」と呼ばれるもので、平成史に残る凶悪な少年犯罪の一つである。今回、話題となったのは週刊文春が誌上に上げた一枚の記事。1997年7月24日号・8月7日号にて、実名にある字と同じ読みの字などを使った仮名で、法廷での様子・犯行態様の一部などを報じた。これが少年法第61条に反するものとして訴訟が提起なされたものだ。ちな

立山町高齢職員待命処分(S39/5/27)

【概要】 「女性の品格」で話題となった第5代昭和女子大学理事長坂東眞理子氏の出身地であるら…

Shizuca
5年前
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マクリーン事件(S53/10/4)

【概要】 外国人の人権保障を語る際に必ず出てくる判例の一つ。アメリカ合衆国国籍を有する原…

Shizuca
5年前
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よど号ハイジャック記事黒塗り(S58/6/22)

【概要】 訴えたのは東京地方裁判所に起訴され、東京拘置所に勾留、収容された若者8人。この時…

Shizuca
5年前

住基ネット濫用の具体的危険(H20/3/6)

【概要】 住民基本台帳ネットワークシステムはプライバシー権を侵害し違憲だとして、自分の住…

Shizuca
5年前
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日野市立君が代伴奏拒否(H19/2/27)

【概要】 日野市立小学校の音楽専科の教諭(上告人)が、入学式の国歌斉唱の際に「君が代」の…

Shizuca
5年前
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国歌起立斉唱強制事件(H23/5/30)

【概要】 話は君が代伴奏拒否訴訟 https://note.mu/shizulca/n/n8ef6c94cbdf5 に似ているが…

Shizuca
5年前
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国歌起立斉唱強制(H30/7/19)

【概要】 H23年の訴訟とほぼ同じ内容。 https://note.mu/shizulca/n/n7313542772c1 東京都立高等学校の教職員であった被上告人らは,その在職中,各所属校の卒業式又は入学式において国歌斉唱の際に国旗に向かって起立して斉唱することを命ずる旨の職務命令に従わなかったところ,東京都教育委員会は,このことを理由として,東京都公立学校の再任用職員,再雇用職員又は非常勤教員の採用候補者選考において,上記の者らを不合格とし,又はその合格を取り消して,定年