見出し画像

ファクハクチラシ完成の裏側

着々と11月のイベントに向けて準備が進んでいますが、その中で集客にとても重要な紙媒体のチラシ。チラシなどの不特定多数の方に向けて配るものは、最近ではネット印刷や自社のプリンターで印刷してしまうことも多いと思います。
しかし、ものづくりの魅力を伝えたいファクハクでは、ビビットグリーンの三角形デザインのイメージを訴求するために、長橋印刷さんで色校正を行いました。今回は色校正について少しだけ触れつつ、チラシの印刷完成までをお伝えしたいと思います。


そもそも色校正とは?

皆さんは色校正という言葉をご存知でしょうか?言葉は知っているという方は多いかもしれませんが、実際にやったことある人はもしかしたら少ないかもしれませんね。
色校正とは、字の如く、色の校正を行う作業です。つまり、印刷して仕上がってきた成果物のカラーが、想定の色、もしくは基準の色と合っているかどうかを確認する工程です。
昨今ではネット印刷が普及してきていることもあり、比較的大手の企業や、印刷部数の多いものでないと、実施しないケースも増えてきているのが実情です。
この辺りの違いや現状に関しては、イベント本番に長橋印刷さんで聞いてみてください。笑

ファクハクのチラシは5色刷り

さて、ファクハクのチラシですが、今回はビビットグリーンを再現すべく、5色刷りでの印刷になります。
通常の印刷物ではCMYKの4色が基本になりますが、ファクハクのビビットグリーンは特色ではないと再現できないカラーになりますので、ちょっと手間のかかる5色刷りです。
この5色刷りというのは、実は一回の印刷で行うことができない印刷方法になります。(できる機械も存在しますが、数少ないです)
なので、一度特色カラーの部分を除いて印刷をして、その上から再度特色だけを印刷するという工程で進みます。

特色を除いたCMYKの印刷

5色刷りの最初はズレる!

この5色刷り、ちょっと考えてみてください。一度印刷したものの上から重ねて印刷する。。。。綺麗に揃えることができるのだろうか!?という疑問が出てきませんか?
実はこれ、確実に最初はズレます!結構ズレます!でも、そのズレを見極めながらピタッと揃えていくのが、職人さんの腕の見せ所!何度もテストを繰り返して、ピタッと合わせてくれます!(長橋印刷の職人さんありがとうございました!)
この合わせる職人の苦労はテクニックはぜひ長橋印刷さんで!笑

最初はズレるビビットグリーン

ビビットグリーンも濃度がある

今回の特色はPANTONEのカラーを選んでいますが、こちらのインクの原液は、ビビットとは程遠い、抹茶色!!

この抹茶色の濃度を調整して、ビビットなグリーンを作っていきます!が、この作業もまた、微調整だらけの工程です!
まずは初回刷り。

特色のカラー見本と照らし合わせて確認します!一度目は少し薄いので、ここで調整が!少しインクの出方を調整してして濃く出るように再設定。
少しずつ調整しながら色見本に近づけていきます!

左が一度目、右が二度目

何度も調整して実現するビビットグリーン

今回の色校正では、今後の印刷物の指針となるビビットグリーンをつくる意味合いもあり、細かく調整していただき、理想に近づけてもらいました!今後はこのチラシの設定が指針となり、さまざまな印刷物にビビットグリーンが表示されます!
が、これはあくまで特色設定ができる時だけ!
通常印刷との差はかなりありますが、徐々にこのイベントを大きくして、いずれはすべてビビットグリーンで統一していきたいですね!

下が通常印刷、上が特色印刷

ファクハクのリンク集▼

 もしもご質問などあれば、twitterのDMか、事務局用メールアドレスまで。お気軽にご連絡ください!

■ twitter https://twitter.com/faku_haku
*こちらでも情報発信していくので、ぜひフォローお願いします

■ 事務局メールアドレス shizuoka.open.factory[at]gmail.com
 *[at]をアットマークに変換してください
 *お返事まで数日かかる可能性があります。お急ぎの場合はtwitter DMへ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?