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静岡に残るか悩んでいる就活生へ、静岡の企業の魅力を知ってほしい | 「静岡みんなの広報」を手掛けるLEAPHメンバーの二人にインタビュー!

※こちらは株式会社ATOMicaさま主催「コ・クリエーションシップ~令和5年度 有償実践型インターンシップ〜」において、学生たちが主体となって作成した記事です。

▼インターンシップの概要はこちら▼
https://coc-shizuoka.jp/project/

就活を始める学生が増えてくる12月。就活の中で悩みを抱えている人も少なくないはず。たとえば、こんなこと思っていませんか?

都心の企業へ就職するか、地元に残るか。
趣味を仕事に活かせないだろうか。
自分がどんな仕事に就きたいかわからない!

そこで私たち学生取材班は、LEAPH(リーフ)広報の茜さんとライターの蓬生(ほうしょう)さんにお話を伺いました。

前半では茜さんから静岡企業の魅力を、後半では蓬生さんから“好き”を仕事にする考え方を教えていただきました。

もしかしたら、お二人の仕事に対する考え方から就活のヒントが得られるかもしれません。

学生取材班

静岡の企業の何が魅力か?

茜さん / LEAPH広報

新卒で旅行代理店に就職。その後はLEAPHに転職し、広報、企画、インタビュアーなど、マルチに活躍されています。

関東の企業のほうが“本当に”魅力的?

——学生時代はどのように就活をしていましたか?

東京や関東圏の会社を中心に就活をしていました。静岡の企業も受けていましたが、当時は静岡の良さがわかりませんでした

東京都や関東の方は職種や公共交通機関などが充実していて、「すごく魅力的だなぁ」と思っていました。比較するものを持たず、憧れだけで就活をしていたんです。

これは就職してからもしばらく思っていましたが、LEAPHに入ってからは大きく気持ちが変わりました。今では静岡の企業が大好きです。

取材で気づいた静岡企業の想い

——なぜ気持ちが変わったのでしょうか?

取材をする中で、静岡の企業の存在をより身近に感じることができるようになったからです。知れば知るほど、魅力的な企業が静岡にはたくさんあることがわかりました。

たとえば、会社の取り組みが自分の生活に深く関わっていることとか、地域経済が潤うために頑張っている企業がたくさんあることとか。

そんな想いで事業をやっていたのかと驚き、また感化されることもしばしば。正直、そんなふうな熱い想いを持っている方々が地元いることを知りませんでした

いつしか、自分も静岡で活躍している方々の役に立ちたいと思うようになりました。

企業の魅力を発信

——LEAPHでは広報としてどのようなお仕事をされていますか?

広報の役割は、会社で行う事業の活動報告、他の会社との関係構築です。また、広報活動の一環としてSNSやメルマガでの情報発信にも取り組んでいます。とくにSNSは毎日投稿を心がけています。

本日の投稿

LEAPHの活動として、代表的なものはWEB制作とイベント企画です。

私はWEB制作に関わることは少ないですが、イベント企画では、計画段階からお客さまと関わり、提案や情報発信を行っています。 実際、今も来月行われるイベントの準備中です(※2023年11月現在)。

——広報にはどのような人が向いているとお考えですか?

相手のことを理解する、しようと努力できる人は、広報には向いていると思います。とくに私の場合、広報の仕事の中で取材をすることが多く、さまざまな方々にお会いします。業種も職種も本当に多種多様。

そういった方々と視線を合わせてお話しできる能力は、ちょっと必要かもしれません。

また、SNSを情報発信する上で、伝えたいことを的確に表現する力も求められます。たとえば私は発信の中で、何を伝えたいのかを常に意識しています。といっても、まだまだ勉強中ですが(笑)

あと広報に大切だと思うのは、好奇心と柔軟な姿勢を持つことです。

——好奇心と柔軟な姿勢を持つこととは?

自分の会社のことはもちろん、一緒にお仕事をする会社さんのこともしっかり理解しなければいけません。そのようなことに関心を持てる人、知ることが好きな人ですね。

じつは、新卒から広報になる人は少なくないです。

というのも、広報という仕事は会社のことを深く理解し、社内外に会社の良いところなどを発信する仕事だからです。つまり、会社の業務内容を理解しないことには発信ができません

ただ、そのようなことに関心をもって仕事ができるのであれば、最初から広報につくこともできると思いますし、他部署を経験した中で素質を見出されて広報になる可能性も十分にあると思います。

社会人と関わる機会を増やす

——最後に就活生に向けて、学生のうちにやっておいたほうがいいと思うことがあれば教えてください。

企業や社会について、なるべく多くの知識を身につけることでしょうか。

私は県外県内問わずインターンシップには積極的に参加していました。というのも、同じ業界に関心のある学生がいなかったからです。

また、学校のキャリアサポートセンターで先生方に相談に乗ってもらうことも多くありました。

そういった経験や知識は絶対に裏切らないと思っています。そのため、「気になる業界があったら、とりあえずインターンシップに参加してみよう!」という感じで就職活動を行っていました。

また、社会人の方と直接会ってお話をするのもよい経験になると思います。それは自分の興味のある業界以外のところも含めてです。

人生の先輩から聞くお話は、人生を大きく左右すると考えています。簡単に言えば、「そのほうが得することが多いな」って(笑)

そうしているうちに、知り合った社会人の方から「君に会う会社はこれかも」とか「うちでインターンシップしてみない?」って言ってもらえるかもしれない。なにより会社側だって、知ろうとする意欲のある学生を求めているはずですからね。

——ありがとうございました。僕も学生のうちに社会人の方々とたくさんお話ししたいと思いました。

好きなことを仕事にする考え方

蓬生さん / LEAPHライター、プロマジシャン

新卒で郵便局に就職。後はプロマジシャンとして独立し、現在はマジックのパフォーマンスをするかたわら、LEAPHでライターやメディアディレクターのお仕事をされています。

好きを実現している今

——学生のころからマジシャンとしてお金も稼いでいたとのことですが、新卒の時点でマジックを仕事にしなかった理由は何ですか?

好きなことを仕事にすると、好きでないこともやらなくてはならなくなります

たとえば、待っていても仕事は入ってこないので営業をかけなければいけませんし、収入が増えたら増えたで経理もしなければいけません。生活のために、楽しいこと以外もやらなければいけなくなるはずです。

それが嫌でマジシャンは仕事にせず、あくまで趣味として楽しみたいと考えていました。

まあ、結果的に仕事になってしまいましたが(笑)

マジックショーの様子

——LEAPHでのライターの仕事はどのように始まったのですか?

コロナの影響でマジシャンとしての収入がなくなってしまった時、LEAPH代表の河原崎さんと出会い、お仕事のお手伝いをさせてもらったのがきっかけです。

郵便局で保険などを販売していた経験から、はじめは営業を任されました。しかし、後にライティングを軸とした業務に移行してもらいました。

業務の中で試しに文章を書いてみたところ、ライティングの能力が活かせそうだと河原崎さんが判断してくれたからです。

——代表との距離感が近く、得意や好きなことを活かせる環境は素晴らしいですね。

学生時代から文章を執筆していたため、僕としても楽しく仕事に取り組めると思いました。ありがたいことです。

趣味の深掘りとは?

——蓬生さんのように趣味を仕事にできている方を羨ましく思う人もいると思います。どうしたら趣味を仕事にできますか?

僕の場合は、本当に偶然です。たまたま自分の好きを追求していたら、誰かが対価を払ってまで買いたいと感じてくれるようになったと。

ただ僕はべつに、趣味を直接的な仕事にしなくても良いと思っています。

大切なのは趣味の本質を深掘りすることです。“好き”の本質を知れば、楽しいと思える仕事に出会えるはずです。

——「趣味の本質を深掘りする」とは具体的にどのようなことですか?

僕はもともと何かをつくったり、仕組みを考えたりするのが好きなんです。

マジックもライティングも、観客や読者の存在が欠かせません。「そういった方々を喜ばすにはどうすればいいのだろう?」と考えるのも、一つの仕組みづくりです。

この本質に気づければ、たとえば営業という仕事の中にも、「お客さまを喜ばせるために何をすればいいかを考える」という、仕組みづくりが隠れていることがわかります。

このような共通項を探し出せれば、仕事の中にも趣味に通じる楽しみを見つけ出すことができるのではないでしょうか。

——最初から趣味で稼ぐことを考えるのではなく、その趣味の背景にある自分の好きの本質を見つけ、それが仕事となっている職業や環境を探すことが大切ということですね。

趣味を仕事にしたい人へ

——蓬生さんは趣味でやっていたマジックもライティングも、最終的には仕事にすることができましたよね。同じように、趣味を仕事にしたいと考えている学生に向けて、アドバイスがあればお願いします。

卒業してから趣味を仕事にするのではなく、学生のうちにそれでお金を稼いでみることが大切だと思います。

卒業と同時にプロになると、それがうまく軌道に乗らなかった場合にダメージが大きい。

なので、後ろ盾がある学生の間におためしで仕事をしてみて、すぐに趣味が仕事にならないと感じたら、趣味は趣味として続けながら、別の仕事で生計を立てることをおすすめします。

コツとしては、自分の好きなことがどうしたら誰かにとって価値のあるものになるかを考えることです。好きなことを好きってやってるだけじゃダメです。

仕事の報酬というのは、誰かを喜ばせた対価です。そういった方々をどのように喜ばせるかを考えれば、趣味と仕事の交わる点が自然と見えてくると思います。

——「趣味と仕事の交わる点を考える」ですね。ありがとうございました。

まとめ

  • 企業や社会について、なるべく多くの知識を身につける。

  • 迷ったら社会人の方々に意見を聞いてみるのも良い。

  • 自分に合った仕事を見つけるために、“好き”を深掘りするのも大切。

  • 趣味を仕事にしたいなら、学生のうちに挑戦してみるのもいいかも。


〈撮影場所・協力〉
 静岡市コ・クリエーションスペース


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