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「雇用調整助成金不正受給」「労働裁判」「妻のがん治療」50代男の誰も得しない話!⑱

労基のヒアリングも終わり
内容の聞き取りの結果を見て
社長は安心していたらしい。

ヒアリングの際に
これは犯罪なのかを聞くと
「これは犯罪です」と回答された。
時間は必要となるが
徹底的に調べるため捜査に入ると言っていた。

加担させられていたとはいえ
不正受給を申請した部門長も正直に話さなければ
「共犯」になるらしい。

私以外にも一人だけ正直に不正申請をしたことを
告白した部門長がいた。
パワハラまがいの「から休業」を
強要されてきた女性の上司でした。
(わざわざ調べたりはしないので
他にもいたのかもしれません)

パワハラをされた女性スタッフは
上司に対し正直に言って欲しいと
常々言っていました。
また、私が全て正直に話すと言っていたのも
知っていたので真実を話してくれたかも
しれません。

もともと、残業代の未払いなど
会社の待遇に満足していない従業員は
山ほどいました。
だから、このような危機的状況に陥ると
社長が何と言おうがチーム一丸にはならない。

私は会社が潰れて欲しいと全く思っていません。
しかし、コロナの影響もあり
経営は厳しくなるばかりでした。
数千万と言われる
毎月の借り入れがあるにも関わらず
利益の見込みが全くない投資。

誰が何を言っても聞き入れない社長。
何も仕事をしていないのに
高額な報酬をもらう家族役員。

こうなっては誰も本気で仕事をしない。

まぁ今に始まったことではないが
社員も会社を食いつぶしても
何とも思っていない。

「何とか時代に合った
普通の会社になってもらいたい」
ほんの少し残っていた思いも
この頃にはなくなっていました。


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