20220418_実験計画法-7

田口玄一氏著の「経営工学シリーズ18 実験計画法」で勉強中。

■内容
15 擬水準(ダミー)法、組み合わせ法

■擬水準
3水準の直交表に2水準の因子の評価を入れたい時に使用。
A1,A2,A3の3水準→A1,A2,A1で評価する。
A1の水準を多く試験しているので、変動を求める際には単位数が水準によって変わるので注意する。

■組み合わせ法
2因子2水準を1因子3水準の因子列にねじこむ方法。
1:A1B1
2:A1B2
3:A2B1
のように割り振り、Aの変動を見たい時には1と3の水準の差の変動を見て、
Bの変動は同様に1と2の水準の差の変動を見る

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■練習問題
因子の割付はさほど難しくなかった。計算問題では、スケールダウンした試験結果を実機条件に当てはめたときの改善策の結果の推定の問題は解き方に悩んだ。

結果として実機条件の現状の実測結果に改善策のスケールダウン時の推定結果を足して、スケールダウン時の結果の平均を引いたのみの解き方をした。

ちなみにスケールアップ係数を求めるためにp79を参考に一次式、二次式の判定を行い、係数bを求めるような計算もしてみたが、スケールアップ係数から出した推定値が実機条件の現状の実測結果を乖離したのでやめた。

■感想
スケールアップ時の改善策の結果の推定値を求めるときに方法がわからず躓いたように、どのような手法を用いるかが統計で一番難しいように感じます。同様に統計を使うことで恣意的にデータを加工することもできるのだろうと感じました。

15.1(1)

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15.1(2)

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15.2 (1)

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15.2(2)

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