20220427_実験計画法-9

田口玄一氏著の「経営工学シリーズ18 実験計画法」で勉強中。
前回:https://note.com/shk238/n/n3496eb39fd55

■内容
17 分割法

■群分け
現実に実験を行う上で、水準の切り替え作業に手間やコストが発生することがある。その場合は水準の切り替え回数を考慮した実験計画を立てる必要がある。
直交表では一次因子、二次因子、三次因子に分けられ次数が増えるほど水準切替頻度が増えて水準変更が容易な因子を割り当てる必要がある。

■分割法
直交表を用いた実験ではランダムに実験の順番を割り振るが、分割法では切替頻度を減らすために一次因子の切り替え回数が最小になるように、ないしは二次因子の切り替え回数が最小になるようにブロックに分けてブロックの順序は守りつつ、ブロック内で実験順序をランダムにする。

■順序による誤差変動の割り付け
実験の順序によって誤差変動が生じるケースがある。その場合、因子の次数によってそれぞれの因子の次数に応じて誤差が振り分けられる。
変動の関係としては下記のように次数の低いものに次数の高いものが内包されている形となり、一次>二次>三次の順に誤差分散は大きくなる。

■練習問題
17.1

17.2


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