あれから15年。変化した「パ・リーグ」を盛り上げている裏側は!?〜Instagram(インスタグラム編)〜
パワーも、人気も、いつのまにか当たり前に備わり、女性ファンもどんどん取り込み、ビジネスとしても成功するチームが増えてきたパ・リーグ。
一昔前のパ・リーグは、
・勝敗の情報がかろじてわかる
・パ・リーグの選手って誰?
・パ・リーグって何球団だっけ?
・オールスターや日本シリーズで、初めて地上波に
・珍プレー好プレーぐらいでしか見ないよ
なんて言われてたのが懐かしいです。
7歳から野球をやってきた私としても感慨深いです。
さて、今回は、その盛り上がっているパ・リーグのインスタグラムの「傾向と分析」です。
黒澤さんが、先日Twitter¬eで以下の内容をやってましたので、早速チャレンジしてみました!
今回のインスタグラムの分析の前提条件としては、以下です。
・この1か月以内の投稿ベース
・過去まで遡った解説ではない
ダントツで、オリックスバッファローズの投稿件数が一番多かった!
北海道日本ハムファイターズ
2004年に東京から、札幌に移転して、もう15年。
移転した当時は、パ・リーグの球団再編問題でストライキもありました。
そんな中、ヒルマン監督や新庄剛志選手(登録名を「SHINJO」に)が盛り上げた記憶が懐かしい。ダルビッシュ選手をドラフトで獲得したのも2004年でした。
さて、そんな北海道日本ハムファイターズのインスタグラムです。
投稿:993件、フォロワー:207千人
フィード:自然体で、ファンや他チームの選手も登場。複数名で掲載。
クリエイティブ:全体的に明るいトーン。動画や画像(1枚、カルーセル)
福岡ソフトバンクホークス
ソフトバンクになったのが、2004年。ダイエーが再建を断念し、当時は、千葉ロッテと合併するのではないか?といった案もありました。
その後、ソフトバンクが買収を決定。王監督が、ダイエー時代の最後の監督であり、ソフトバンク時代の最初の監督でもあります。
インスタグラムはこちら。
投稿:1,235件、フォロワー:184千人
フィード:ソフトバンクの選手中心、バックネット裏など、シーンは様々
クリエイティブ:あまり加工せず、素材をそのまま利用、画像中心(1枚、カルーセル)
オリックス・バファローズ
2004年の球界再編問題で、2004年オフに、オリックス・ブルーウェーブと大阪近鉄バファローズの合併で誕生。肺がんを患っていながらも、この球団の立ち上げを、仰木監督が指揮しました。この有志に、2005年のオフに、清原和博、当時ドジャースとマイナー契約していた中村紀洋選手を獲得。
しかし、その2005年に仰木監督の体調は悪化し、監督は退任、そして、2005年12月に亡くなってしまいました。
そんな立ち上がりをしたオリックス・バファローズのインスタです。
投稿:6,360件、フォロワー:75.6千人
フィード:選手中心、試合や練習だけではなく、プライベートなシーンも。
クリエイティブ:明るめに加工されている印象、動画や画像(1枚、カルーセル)
千葉ロッテマリーンズ
今は、千葉に本拠地があるがとても当たり前のようになっていますが、実は、昔、仙台や川崎など転々としていた時代がありました。
千葉に移転したのは、1991年。ちなみに、「ロッテ」という名称がついたのは1969年。
2004年の球団再編時代は、バレンタイン監督が復帰し、2005年「マリンガン打線」と呼ばれ、31年振りにリーグ優勝、日本一を達成。
投稿:2,918件、フォロワー:104千人
フィード:選手だけではなく、スタッフも登場
クリエイティブ:自然体に近い形で掲載。動画や画像(1枚、カルーセル)
東北楽天ゴールデンイーグルス
ご存知の通り、2004年の球団再編問題で誕生した東北楽天ゴールデンイーグルス。当時は、プロ野球に50年ぶりの新規参入となりました。
ちなみに、この15年で、楽天の本拠地の球場の愛称が、たくさん変わってきた印象です。(ネーミングライツのビジネスはもっと研究したいところ)
2005〜2007年:フルキャストスタジアム宮城
2008〜2010年:クリネックススタジアム宮城
2011〜2013年:日本製紙クリネックススタジアム宮城
2014〜2016年:楽天Koboスタジアム宮城
2017年:Koboパーク宮城
2018年〜:楽天生命パーク宮城
それでは、楽天のインスタグラムです。
投稿:3,735件、フォロワー:97.5千人
フィード:楽天の選手中心で、シーンは、試合中心
クリエイティブ:「カッコよさ」を打ち出すような印象(加工など)、画像中心(1枚、カルーセル)
埼玉西武ライオンズ
埼玉の所沢に本拠地をもつようになったのは1978年です。この時に、「西武ライオンズ」という名称になりました。歴史が長い。ちなみに、「埼玉」西武ライオンズという「埼玉」がついたのは、2007年です。
当時は、25年連続で続いてたAクラス(3位以上)が途切れ、球団の命名権をもっていたグットウィルグループの不祥事が発覚するなど、様々なことがあったため、「埼玉」をつけ、より地域密着を図っていくために心機一転をしました。
なんと、埼玉西武ライオンズのインスタグラムはありませんでした・・!
なぜやってないのだろう。
コンテンツなんてたくさんあるし、西武ライオンズは、コンテンツ作りやすい気がするけどなー。
インスタグラムをやっている選手は多かったです。
ちなみに、Twitterはやってます。
・Twitterの内容:試合のシーンも、選手個別のインタビューもあり、コンテンツはかなり充実している印象。
・クリエイティブ:動画も画像も多い。
まとめ
感想としては、尖ったものはまだないので、横並びな印象。
シャープのTwitterみたいに、どこかの球団が尖るのか、あるいは、マスコットが尖りはじめるのかによって、これからまだまだインスタグラム自体、盛り上がる余地を感じました。
Twitterは速報性などのフローの情報が多いので、インスタグラムに関しては、もっとクリエイティブの工夫や、動画中心に何回でも見直したいコンテンツに変えていくというふうに、明確にわけて運用していくほうが良いのではないかと感じました。
ちなみに、パ・リーグのインスタグラムもあります。
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