TFCC損傷

こんにちは!柔道整復師のしょーいちです。
今回はTFCC損傷について解説します。

どんな疾患?

そもそもTFCCとは日本語で三角線維軟骨複合体と呼ばれ橈骨と尺骨にある腱、靭帯、軟骨など複数のパーツで構成されています。
このTFCC部に何らかの原因により痛みを引き起こします。

原因

手をよく使う人、スポーツによる使いすぎ、骨折など外傷の合併、加齢などの原因があります。

症状

痛みは手首の小指側にあります。圧痛もこの部位にあります。
雑巾を絞る、ドアノブを回すなど回旋動作が加わると痛みが出ます。
他にもクリック音や不安定感、可動域制限があります。
見た目状の変化として腫れていることもあります。

検査

レントゲン、エコーなど画像検査を行います。
圧痛部の確認、腫れの有無などすぐ出来る評価も大事です。
徒手検査として尺骨回外テストがあります。

尺骨回外テスト:肘屈曲位で前腕と手を持ち回内回外させながら尺屈させる。

治療

外傷性の場合は3〜4週間の固定をします。
慢性の場合基本保存療法で治療していきます。
ステロイド、痛み止めの他に超音波、マッサージ、ストレッチなどで血液の流れをよくします。日常生活で痛みを軽減させるためにテーピングやサポーターなどで固定をすることもあります。
痛みが強い場合手術を行います。

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