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ONE OK ROCK Live in Milan 2023


以前より結構頻繁にヘビーローテーションだった「ONE OK ROCK」。最初に衝撃を受けたのは昔、北野武をして「人生で三回泣いた内の一回。死ぬまでに一回観るべき」とまで言わしめたエンターテインメントグループ「ザ・コンボイ」の「ONE」と言う公演のオープニングダンスの選曲に「ONE OK ROCK」の「The Beginning」が流れたとき。ちなみに、「ATOM」と言う公演ではB’zの「Love Phantom」が流れた。此方もダンスが曲のイメージにピッタリとハマっていたが、「The Beginning」も曲にマッチしたパフォーマンスだったことを覚えてる。それから「ONE OK ROCK」を結構聴く様になったがライブには行ったことがなかった。今年、福岡に旅したとき、行きつけの激ウマパスタ店「らるきぃ」に並んでいたら前に並んでいた二人組が「ONE OK ROCK」と書かれたツアーシャツを着ており、ライブスケジュールが書かれていたので見るとその日が正に福岡公演の日だった。変更不可の航空券を買っていたのでライブに行ったとしても30分しか観られない。。もっと早く気が付けばよかったと大後悔。
その「ONE OK ROCK」が今年春先からヨーロッパツアーを敢行。そしてファイナルが何と我らがミラノである。こちらは早々に情報を入手していたので前売り券を早めにゲット。7月21日(金)はリナーテ空港近くのライブハウス「Fabrique」で開催、22日(土)はイギリスの人気バンド「MUSE」のヘッドライナーとしてあのサン・シーロスタジアムで開催ではないか。結局少し迷った挙句に両公演行くことに。

7.21.2023 @Fabrique


7月21日(金)は「ONE OK ROCK」がメインを務める公演で21時開演。その前に前座が二組。20時15分頃会場に到着、全席立ち見だが両サイドにバーへ上がる階段が3段あり2段目に陣取る。ここは良く見える。現地日本人やアジア系のファンもちらほら見かけたが、9割はイタリア人のファン。しかもかなり熱狂的なファンとみた。こんなにもイタリアで「ONE OK ROCK」が人気あったとは衝撃。
21時に予定通り開演、大歓声の中メンバーが登場、みんな携帯で動画撮影。今回のツアーは最新アルバム「Luxuary Diseases」の曲が中心で一曲目はアルバム一曲目でもある「Save Yourself」。早速大合唱。イタリア人ファンも確りとアルバムを聞き込んでライブに臨んでいる様子。「ONE OK ROCK」の曲は大半が英語だがたまに日本語の歌詞も混じっているが、驚くほど一緒に合唱している。
後半には昔衝撃を受けた「The Beginning」も演奏、「Stand Out Fit In」で会場のボルテージも一気に高まる。ロンドン公演ではこの曲で小学校高学年位の子をステージに上げて「国籍も世代も関係ない。俺たちは一つだ!」とTAKAがシャウトした後にこの子が一生懸命サビを唄った。一生の思い出になっただろう。ワンオクは真面目に凄すぎる!益々今後全世界を席巻していくこと間違いないと確信。アンコールラストの「Wasted Night」まで駆け抜けた後、メインで出演するツアーラストステージと言うこともあり特別にアンコールであの名曲「Wherever you are」を。客も「One more song! One more song!」と煽る。ギターのイントロが流れただけで大歓声が上がる。「We are ONE OK ROCK from Japan!」とTAKAがシャウト。なかなかウルっと来るシャウトだ。ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平の様に現地の人間に賞賛され大活躍する日本人は誇りに思う。「ONE OK ROCK」も間違いなくその一人(一組)と言っても良いだろう。 大興奮のまま家路に着いた後のビールはまさに「格別」だったのである。

会場のFabriqueに貼られたライブ告知ポスター
会場へはトラムが便利 終演後は大混雑
開演前より大盛り上がり
終演後のステージ 早々に撤収
グッズ売り場にも大行列が

7.22.2023@サン・シーロスタジアム


翌22日はサン・シーロスタジアムでの「MUSE」のライブのヘッドライナー。「MUSE」の公演は21時開始とだけ知っていたが、「ONE OK ROCK」の登場時間はどこにも告知されておらず早めに行こうと考えていたら前日にプロモーターから各バンドの登場予定時刻のメールが配信され、「ONE OK ROCK」はトップバッターの18時45分からとのこと。夏のイタリアは21時過ぎまで明るいので18時45分と言えばまだまだ夕方になったばかり、日本で言う16時頃みたいな日差しと言っても過言ではない。18時15分頃早めに会場に着く。サン・シーロスタジアムデカい!自宅からトラムに乗って15分程でサン・シーロスタジアム駅に着くが、駅から入門ゲートに行くまでかなり歩く。セキュリティもかなり厳しい。ジンバル持参で持って行ったが、重い・これで殴る可能性があると言う理由でスタジアム内への持ち込み禁止と言われ、仕方なく路上のフードトラックのおじさんに頼んだら快く預かってくれた。「この店の名前覚えておけよ!」と笑顔で言われる。
メインの「MUSE」はあまり曲も知らなかったのでスタンド後段ど真ん中の安めのチケットを購入。しかしスタンド3階に上がるには、らせん階段の様なグルグル回った通路を上らなければならず、これが体力消耗に貢献。次回サッカーの試合を観に行くときは絶対に3階席を取らないと誓う。スタンドに到着すると広いサン・シーロ・スタジアムを見下ろすことが出来疲れが吹っ飛ぶ。ステージはセンターから花道が伸びているセッティング。アリーナでも良かったかと後悔。アリーナは70%ほど既に埋まっていたが、スタンドは1~2割程度しか埋まっていない。ゆっくり観られて良かったが、満員の状態で「ONE OK ROCK」を観て欲しかった。ライブ自体は全7曲のショートセットリスト。ステージからアリーナに伸びる長い花道でTAKAがラストソングの「Your Tears are Mine」を歌い上げたときは拍手大喝采。声もすごく伸びていたし気持ちが良かった筈。これを観られただけでも来て良かったと大満足。そしてまたTAKAが「We are ONE OK ROCK from Japan!」と絶叫。なんと誇らしいシャウト。僅か30分程度のライブだったがこれで帰っても良いと思わずには居られない経験だった。もちろん「MUSE」も観て帰るが。。

そして、開演時間21時から20分押して真打ち「MUSE」の登場。この頃にはスタンド・アリーナ共に満席。登場するまでスタンドでウェーブが続く。一曲目は最新アルバムから「Will of the People」。この曲のミュージックビデオ(MV)もなかなか衝撃的な創りだったが、そのMVからそのまま抜け出して来た様な演出だった。「Hysteria」「Compliance」「Time is Running Out」「Stockholm Syndrome」等新旧アルバムから立て続けに演奏が続く。癖になりそうなメロディライン。これでもかとスタジアムが大盛り上がり。こんな素晴らしいバンドのヘッドライナーを努めた「ONE OK ROCK」も世界に存在価値を広めたことだろう。

ヨーロッパのライブは(正式にはどうか分からないが)ケータイでの撮影が許されていると言うか、皆んな撮影しているし誰も止めない。よって、試しに撮影を試みたがあまり出来は良くないものの、一応全曲撮影したのでYou Tubeに限定公開でアップすることにした。Fabriqueではケータイを動かし過ぎてしまったのでサン・シーロではなるべく固定で撮影。たまに人が横切るがそれはご愛嬌ということでご勘弁願いたい。音質は良いと思う。

サン・シーロスタジアム#1
サン・シーロスタジアム#2
サン・シーロスタジアム#3
ジンバルを預かってくれたフードトラック
ONE OK ROCK登場時にはスタンドはまばら
パノラマで撮影
もう少し遅い時間に登場して欲しかった
MUSE登場時にはスタジアムはど満席
MUSE#1
MUSE#2
MUSE#3

以下は、ネタバレ注意。

7.21.2023 @Fabrique セットリスト

M1. Save Yourself
M2. Taking Off
M3. Wonder
M4. Let Me Let You Go
M5. Clock Strikes
M6. Renegades
M7. Neon
M8. Vandalize
M9. Broken Heart of Gold
M10.Your Tears Are Mine 
M11. The Beginning
M12. Deeper Deeper
M13. Stand Out Fit In
M14. We Are
M15. Wasted Nights
M16. Wherever You Are

7.22.2023 @San Siro Stadium セットリスト

M1. Save Yourself
M2. Deeper Deeper 
M3. Taking Off
M4. Renegades
M5. Neon
M6. Vandalize
M7. Your Tears Are Mine


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