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しょっさんの仕事術#15 人見知りが人脈を広げる方法

唐突ですが、私しょっさんは「人見知り」です。
誰にも信用されないのですが、知り合いのいないところでは無口も甚だしいです。自分から他人へ話しかけるようなことはまずありません。

仕事やイベントなどにおいては、自分の役割が決まっていたりしますから、その役柄を演じるだけで良いのでどうにでもなります。ただ、仕事を始める前のアイスブレークや見知らぬ人しかいないところでのスピーチ等、雑談的なアドリブでは、何も言葉を紡ぐことができません。

一番ツライのは「面白いことをいえ」とか「オチのある話をしろ」「うまいことをいえ」的なヤツです。私、そんなに気の利いた話をすることはできないんです。人見知りだし、うまいことを言うこともできない私が、ビジネスで人の心をつかむためにとった戦略は

プレゼンスを高める

です。外資系特有の英語キーワードです。日本語にできなくてごめんなさい。私のつかうプレゼンスの意味は「わたしはこんなことができますよ、みんな私のことを知ってください」というアピールです。アピールすら横文字かよ、日本語は難しい。

プレゼンス?

なお、私の英辞郎Pro では「presence」は次の通りです。

【名】
1. 存在すること、存在(感)、いること◆不可算◆【対】absence
 ・China has a very prominent presence among the BRICs. : BRICsの中でも中国の存在が非常に大きい。
2. 出席、参列、同席、プレゼンス
 ・Your presence will be our cherished gift, and we respectfully request no other. : パーティーへは手ぶらでいらしてください[手土産は不要です]。
3. 《軍隊》駐留
4. 〔同じ場所にいる人の〕面前
5. 貫禄、物腰
6. 《one's presence》~のいる[存在する]所
7. 《音響工学》臨場感

英辞郎on the WEB Pro

私の「存在」を高めるってコトですが、やっぱり言葉足りませんね。知ってほしいのは存在だけではないのです。

ということで、こういう時の英英辞書です。名詞部分のみ抜粋です。

Someone's presence in a place in the fact that they are there.

Collins|COBUILD ADVANCED LEARNER'S DICTIONARY 9th EDITION

日本語にしてみると「ある場所にいる誰かが、そこへ存在する事実のこと」でしょうか。私はここにいますよというアピールなわけです。存在だけじゃないんのです。どこそこに存在しているよ、という事実が不可欠なのです。

プレゼンスを高めるためにやってきたこと

さて、人見知りの私が「ボクは、ここで、こんなことができるよ」と猛烈にアピールすることは難しいのです。人見知りだからということもありますし、そもそも日本人の生業としても難しいのです。東北の生まれではありますが、これでも生粋の日本人です。いくら外資で30年働いたとしても、自己アピールはうまくできないものです。

そこで、私はこの「プレゼンス」を高めるために何をやったのか。
それが「アウトプット」なのです。多くのことをやってきました。他人へ声をかけるよりかは、自分が表舞台に立って話をしたり、文章を書くほうが抵抗の少ない私は、Salesforce でのマーケティング活動へいそしんだのです。

例えば、youtube で「salesforce 阿部崇」と検索をすると、これらが出てきます。

自分自身が動画を出すつもりはないのに、会社命題だとこうやっていくらでも動画に出てしまう。人とは不思議なものです。ぜんぜん関係ないですけど、全部髪の長さが違いますね。わらける。

なお「heroku 阿部 崇」で検索するともっと出てきます。
これは、一時期、言語ごとに Heroku のデプロイパターンを紹介するような動画を毎月公開し続けたからですね。

他にも "CodeZine" で Heroku について執筆したものがあります。

"EdTechZine" でも記事を書いています。

はてなで記事を出したこともあります。

果ては、Salesforce が初めて実施したハッカソンで、動画視聴者向けに司会をしたこともあります。

これらのお陰で、お客様から「動画で見たことがある」や、中途入社の社員から「ハッカソン見てました、しょっさんはSalesforceの顔ですね、お会いできて嬉しいです」なんて嬉しいお言葉もちょうだいしたことがあります。

これが私の望んだことです。

自分から話せないなら、周りから話してもらおうという戦略です。どこかで私のアウトプットしたものを見たことがあれば、相手から話しかけてきてくれます。

自分が得意とする領域についてアウトプットしていくことは、人見知りが最初の一言を出すことよりも難しいことではありません。私は、見知らぬ人に声をかけるよりも、膨大な時間をかけてアウトプットを公開してきました。なぜなら、その方が楽だから。

"Salesforce 阿部 崇" で検索すれば、もっとたくさんのものが出てきます。見つけやすいように名前を付けていますが、Heroku の動画や Salesforce イベントには多く出ているので、わたしだと認識せずに出てくることもあるのではないでしょうか?

私は、これからもこの戦略に沿って、これからも胸を張って「私は人見知りです」と自己紹介し続けます。立て! 人見知りよ!

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