#20 介護福祉士国家試験 過去問解説 32−73
心不全について、右と左でそれぞれで見られる主な症状分かりますか?
どうもこんにちは。しょうです。
今回も介護福祉士合格に向けて頑張っていきましょう!
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では、今回の1問を解いていきましょう!
正解
心不全とは、心臓のポンプ機能の低下、つまり心臓の栄養や血液を全身に送る機能が低下して全身の血流が悪くなっている状態のことをいいます。
これによって生じる症状は様々ありますが、主な症状として、まずは浮腫やチアノーゼの2つだけでも頑張って覚えましょう。
また、心臓には右心室、左心室、右心房、左心房の4つの部屋があり、特に右心室と左心室は血液循環の基点となっていますね。
血液の循環には、左心室から出発する体循環(心臓の脳や体全体へ送る)と右心室から出発する肺循環(肺へ送る)があります。
血液の流れは1つのつながりではありますが、出発地点の違いから2つに分類されます。
また、このため機能が低下する部位によって生じる症状が異なっていきます。
右心不全→浮腫、胸水(腹水)、肝腫大など
左心不全→チアノーゼ、尿量減少、頻脈、喘鳴、起坐呼吸など
頑張って覚えましょう!
解説
1× 安静になることで呼吸が落ち着いていきますが、急速に治まる訳ではないため誤りです。
2× 心不全では、全身に酸素が十分に運ばれない可能性があり、呼吸苦が悪化する可能性があり誤りです。
3◯
4× 座位と比べ仰臥位の姿勢のほうが、横隔膜が下へ降りて肺を圧迫しやすいため、半坐位や起座位といった座位姿勢をとるほうが適切であり、誤りとなります。
5× 浮腫は下肢に限らず、顔や上肢にも見られるため誤りです。
体循環と肺循環について
体循環
主に、左心室→動脈→細動脈→毛細血管→細静脈→静脈→右心房→右心室の順に血液が流れ肺へと向かっていきます。
肺循環
主に、右心室→ 肺動脈→肺→肺静脈→左心房の順となっており、そして右心室から全身へ血液を送っていきます。
おわりに
最後までご覧いただきありがとうございました。
少しでも試験勉強の一助とおなれば幸いです。
訂正や今後のご要望等あれば、ぜひコメント欄へよろしくお願いします。
では次回もお楽しみ!
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