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あなたの白髪ケア、大丈夫!? ~一生、自髪で生きたい女性へ~ <イベントレポ>

こんにちは! ライターの金子です。

今回は、2020年11月7日(土) 13時~14時30分に開催された「あなたの白髪ケア、大丈夫!? ~一生、自髪で行きたい女性へ~」のイベントレポートをお送りします!

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10月28日に発売された『いい白髪ケア、やばい白髪ケア ~頭皮がしみる、かゆいは危険信号!』の出版記念として行われた本イベント。
担当編集の益田さんとともに、著者の伊熊奈美さんに“いい白髪ケア”、“やばい白髪ケア”について存分に語っていただきました!

私自身、小学生の頃から白髪に悩まされているのですが、今回のイベントで教えてもらったことは目からウロコなことばかり。ぜひ白髪に悩まれている方はご一読ください!

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イベントタイトル“自髪”に込められた想いと白髪本執筆のきっかけ

・“自髪”って?
イベントのタイトルの「自髪」という言葉、実は造語だそうなんです。あえてこの言葉を選んだ理由はどこにあるのでしょうか?
「“自分の髪”を活かしていこう! という想いを込めてこのタイトルにした」と語る伊熊さん。
多くの人が当たり前のように髪を染めている世の中ですが、現状、髪の染め方やケアの方法には確固たる正解はないそう。そのため間違ったケアで髪を傷めてしまい10、20年後に自分の髪で生きていけなくなってしまう……、という恐ろしい自体に陥る可能性も。
講座名の「~一生、自髪で生きたい女性へ~」には、今からケアの方法を見直し一生自分の髪で生きていこう! という伊熊さんの想いが込められていました。

・執筆のきっかけは?
実は普段、著者としてだけではなく女性誌の編集者としても活躍していらっしゃる伊熊さん。日々モデルの方々と関わる中で、ある問題意識を感じるようになったのだそう。
「アレルギーで髪を染められなくなってしまったけれど、白髪をこのままにはしておけない。どうしたらいい?」と言う相談をたくさん受けてきました。でも美容専門のエディターなのに、いいアドバイスをする知識ないことがもどかしかったんです」と熱いまなざしで語られました。
「その正解はなんなのか、探しに行ったのが日本毛髪科学協会でした。そこで結果的に毛髪診断士の資格を取ることになったのです」
伊熊さんの思いの強さやバイタリティに感銘を受けました。

第1部 あなたの白髪ケア、そこが間違っている7つのコト

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さて、イベント第1部は伊熊さんに、白髪ケアのよくある誤った認識について7つほど事例を語っていただきました。ここでは印象的なものをいくつかご紹介します。

・誤った認識:「いっそのこと白髪を染めずにグレイヘアにしてしまえば楽だし、節約にもなる!」
髪に手を加えず、全てグレイヘアにしてしまえば節約しながらオシャレできると思っていませんか? 実はこれ、間違いだそうです。 
伊熊さん曰く、「2年ほど前からグレイヘアがスタイルとして確立されたことは自体は良いことだと思っているけれど、『ありのままの私』ではきれいなグレイヘアにはなりません。そもそも白髪は質量が軽くて浮いてしまうし、こと日本人の白髪は黄色みがあるのできれいには見えづらく、髪質をきれいに見せるケアをし続けることが必要なのです」とのこと。

例えば白髪の黄色みを相殺する紫のシャンプーを使ったり、カット方法を工夫したり、そういった努力の上にきれいなグレイヘアが成り立つのだそう。
今よりもっと白髪が増えたらグレイヘアも楽だな、と思っていた私にとってはしょっぱなから身が引き締まる内容でした……。

・誤った認識:「染めている時に、頭皮がピリピリしても我慢するしかない」
多くの方が共感しそうなこの意見。私も例に漏れず、頭皮がしみるのは我慢するしかないと思っていましたが、実際のところは違うようです。
どうやら、最初に『私はしみます宣言』をしておいたほうがいいとのこと。最近はしみることを伝えておくと、丁寧にケアしながら施術してくれるサロンが多いそう!
私のようにカラーの時の頭皮の痛みは必ずあるものだと思っている人や、正直にしみると伝えると希望の色に染めてくれなくなってしまうのではないかと思って我慢する人が多いようですが、恐れず伝えていきましょう。

・誤った認識:「根元の白髪が気になるので2週間に1度リタッチ。でも全体を染めるのは半年に1回にして、傷まないように心がけている」
一見、髪の毛を傷みにくくするような適切なケアに見えますがどこが間違っているのでしょうか?
実はこれは髪のためのケアでしかなく、本当は肌のターンオーバー周期に合わせたカラーをするべきだという驚きの事実が。
ターンオーバーを待たずにカラー剤をつけてしまうことは、肌にとっては大きな負担。ターンオーバーが乱れ、敏感肌…つまり、しみたりかゆくなったり、という状態につながりやすくなります。根元をリタッチしたい気持ちをぐっとこらえて、ご自身のターンオーバー周期を待った方がよいそうなんです。
また、ターンオーバー周期は「年齢×1.5倍」が目安なので、30代は45日間以上、40代は60日以上根元を染めることは控えましょう。

第2部 白髪をヘアスタイルでカバーする

前述の通り、頻繁に染めるのは避けたほうがいいとのことですが、ではその間どのように過ごせば良いのでしょうか? 染めないで乗り越える方法はあるのでしょうか?
イベントでは伊熊奈美さんに加え、uka恵比寿三越店のスタイリスト佐藤きらりさんをゲストに迎え、実演を交えた講座を行いました。

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1.ヘアスタイルでカバーする
まずはヘアスタイルを工夫し、白髪を染めず2ヶ月持たせる方法について。ポイントは「分け目のない髪型にすること」だそうです。
例えばマッシュショートにすることで、根元の白髪がぼけてわかりづらくなり、トップのボリュームが出やすくなるので白髪が伸びても目立ちません。また、ショートカットでなくとも、頭頂付近から髪の毛を持ってきて前髪を作ることで白髪の目立たない髪型を作ることができるとのことです!

2.ハイライトでカバーする
第二に、ハイライトをカバーするやり方。“ハイライト”というと陰影の差が激しい筋が入ったメッシュのイメージが強いかもしれませんが、実は白髪を目立たなくするのにうってつけの方法だそう。

ハイライト

写真の通り、白髪が生えているのが全然わかりませんね! ハイライトを入れるだけで白髪が伸びてきても、白髪からの延長線上のように見えるとのことでした。

また、白髪が顔周りには出るが後ろは出ない方は、白髪を生かしてワンポイントのカラーリングとして残しておくのも手、と語る佐藤さん。髪が伸びても一部分なので白髪ケアを多少怠っても目立ちません。
このように自分の白髪が生える場所によってデザインや見せ方を工夫することができることを伝授いただきました!

伊熊奈美著「いい白髪ケア、やばい白髪ケア ~頭皮がしみる、かゆいは危険信号!」のご案内

さて、講座では著書に載っていないことを中心に伊熊さんにお話しいただきましたが、本にはより詳細な内容が記載されています。
白髪が生まれる要因、白髪染めの構造や正しいヘアカラーの選び方、白髪予防の習慣まで体系的に記述されており、とても勉強になる一冊。正しい白髪ケアについてもっと詳しく知りたい! という方は是非読んでみてくださいね。

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最後に、イベントに参加してくださった皆様、伊熊奈美さん、このレポートを読んでくださった皆様、ありがとうございました!

撮影・編集/小川利奈子 文/金子杏奈
2020.12.14 作成

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