僕が美容学生時代に独学で写真を学びフリーランスで活動するまで

はじめに

はじめまして。巻嶋翔 https://twitter.com/sho_makishimaと申します。
初めてnoteを書かせていただきます。
まず自己紹介としては、1997年神奈川県生まれ。写真と映像のお仕事をしております。

内容は広告であったり

ファッションブランドのルックであったり

WILDFRAULEIN71


プロフィールを撮影させていただいたり

塩谷舞


ジャケットに写真を提供したり

感覚ピエロ


ライブ写真を撮影したり

citrusplus


色々させていただいています。
あと今年は映像も始めて、こういうのを作らせていただいたりしています。

MEN'S HAIR PERCUT / IMAGE MOVIE 2019

noteを書くきっかけは色々ありました。
周りの環境や仕事の変化であったり、結婚であったり、久しぶりに本を読み始めたことであったり。

その中で、一番の動機はカッコつけるのをやめたいと思った事でした。
今まで自分は「クリエイティブなことがしたい」ずっとそう思って制作や仕事を頑張ってきました。そうして、何も語らないカッコよさみたいなものに憧れていた自分がいました。

顔を出さず、世間とは距離を置き、あまり多くを語らない。なのに作るものは素晴らしい。カッコいいですよね。。
でも、最近になってそんなものはあくまで自己満足に過ぎないし、もっと自分が考えていること、感じていることを写真/映像以外でも残していいんじゃないかと思うようになりました。最終的には一人でも写真いいなーと思ってくれたり、カメラマンになりたいとか思ったりしてくれたら結構嬉しいです。

--

しかし一体どうやって開け慣れていない重い口を開けば良いのかわからなかったので、まずnoteを使ってみることにしました。SNSをやっていると情報は入ってくるけど一つのことを真面目に考えたり推敲する時間ってあまり取れないもの。ここでは思っていることを書かせてください。

第一回目のこの記事では、自分が一体どうやって生きてきたのか、そしてこの先どうやってサバイブしていきたいのか。

僕のようにフォトグラファーになりたい方や、フリーランスという選択肢を選ぶことを考えている方達のためにも何か助けになればと思います。


学生時代にやったこと

高校生の頃の僕は雑誌に出ている、お洒落な美容師像に憧れていて、そのまま美容学校に進学しました。しかし、「なにか違う」という思いが入学初日から渦巻いてしまい、モヤモヤを抱えた僕は「せめてなにか使って自分の感性だけでも記録しなければ!」と思い、たまたま高校生の頃購入していた一眼レフを手に取り友達を撮りはじめました。あとで考えると、美容業界の予定調和的な流れが肌に合ってなかったんだと思います。

なので、この頃はカメラマンになりたい!自分は写真で食っていくんだ!という気持ちは全くなかったです。只々自分を表現しなければいけなく、現実から逃げたかった。

それから2年間の間にやったことは、、

1.企画性のある写真を撮る
2.友達と軽いノリで写真を撮る
3.風景を撮る
4.ヘアメイクを友達に頼んでみる
5.良い写真を見まくる1日1000枚くらい
6.名刺を配る
7.展示会を2回開いた
8.海外に行ってみる


どんな写真を撮ったのか

1~3は主に写真を撮りまくるという段階。
その内訳を書かせていただいたのですが、あくまでこんな種類の写真を撮ったな〜という具合で、全て当時から意識してやったことではないです。
様々な条件で色々な人を撮るのが正解。カメラやるぞー!と言ってもほぼ初心者だったので猛烈なトレーニングが必要でした。

次に4番目のヘアメイクを頼んでみる、というもの。
一応僕は美容学生でメイクもできる立場にあったのですが、あえて友達に任せてみました。カメラに集中したかったからです。
そもそもヘアメイクは必要か?という疑問も中にはあると思うのですが、僕にとっては必要でした。カメラマンとしても重要な鍵でした。
まず単純に画としてのクオリティが上がることも挙げられるし、人が増えることによって場所の確保であったり、コミュニケーションの仕方も変わることに気づきました。モデルさんへの撮影中声の掛け方なんかも変わったなあと。
そうして撮影した写真たち。

今見ると、とても恥ずかしいですが瑞々しくて悪くない。今も昔も自分ですね。

学生時代一貫していたのは、インプットとアウトプットの行ったり来たりを永遠と繰り返していたことだということがわかります。とてもシンプルですが、継続するのが非常に難しいのではないでしょうか。

また、どちらかというとこれは表現したい人向けなんですが、いかにして自分のスタイルを作るか?のところが大事だったりします。始めたての頃は自分のスタイルとは何なのか、どうしても表現できないことにいつも苦しめられていて、今もその目的のために自分と仕事と闘っています。


今は情報が沢山あって、行動しなくても知ることができるので逆に大変な時代になってしまった。。


フリーランスデビュー

かれこれ撮り続けること2年が経ちいよいよ進路、という時期。
美容師として一からシャンプーをしながら練習、修行、という道は見えていませんしたが、カメラマンになるのも実感が湧かなかったのでとりあえず先生に相談するも勿論相手にしてもらえません。

この先も写真を撮り続けていく!という気概は充分なのですが、仕事をするイメージが持てない。どうやったらカメラマンという職業に就けるのか情報がない。このままじゃまずいという気持ちを抱えたまま卒業し、アルバイトをしながら生計を立てることにしました。フリーランスではなくフリーター、、

当然、アシスタントにつく、スタジオに就職する、という選択肢がなかったわけではありませんでした。選ばなかった理由は「自分自身が写真を撮ってお金をいただく」という理想のビジネスモデルに遠かったからです。当時の自分は変にプライドを持っていて、すぐに結果に結び付けようとしていました。

そして仕事が取れなくなって初めて、フリーランスとは仕事を発注してくれる人がいてこそ成り立つ職業なのだと、ようやく強く思い知らされました。
自分は写真が撮れるのに仕事はない。という状況は辛いです。
そこで自分は、とにかく動くしかないんだと悟りました。写真を撮れる人間がここにいるぞということをできるだけ多くの人に知ってもらうために色々な所へ出向き、技術向上のために精力的に作品撮りに取り組みました。

それでも僕は、仕事をしたいという気持ちよりも写真を撮りたいという気持ちが大半を占めていました。変な話ですね。


やりたいことをやった方がいいのか

フリーランス3年目。ようやく安定してきました。
安定してきた背景にはもちろん技術的な努力もあるのですが、人の縁が味方してくれた事があります。自分がすごいのではなく、周りが大きくなる相乗効果で縁が大きくなる。ここで、落ち着いてからこそ考えることがあります。

表現するために表現した方がいいのか?
仕事をするために表現した方がいいのか?

誰しも一度は考える問題だと思います。
書いておきながら僕も答えは出せないのですが、一つだけ言えるのは
本当にやりたい事をやると救われる、ということ。

売りに走る、という表現はよくされますが僕はそれが羨ましいし尊敬します。
しかしそれはあくまでも得意不得意の関係であって正誤ではない。
僕は僕のやりたいようにしかできないし、どうしても他人から強要されることが多いとストレスが溜まります。なので、基本的にワクワクするお仕事の方が優先度は高い。

僕は心が幸せである事が最重要だと思うので、やりたい事とやるべき事をバランスよくやるのがベストだと思っています。世話焼きなので、例えば後輩には手取り足とり教えたいのですが表現に関しては自分で頑張るしかない。これが5年間で学んだ事です。

おわりに

ここまで読んでくださってありがとうございます。
本当はHOWTO形式で書こうかな、とも思ったんですが当時思ったことや、とった行動を中心に書いて見ました。

学生の頃の自分からすればこういう仕事をしているとは信じられませんでしたが、このお仕事はとても楽しいです。

関わってくださっている方々、そしてこれからお会いする方々、これからもよろしくお願いいたします。



この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

98
フォトグラファー / ビデオグラファー。1997年神奈川県生まれ、専門学校エビスビューティカレッジ卒業。専門学校時代に独学で写真を学び、2017年よりフリーランスとして活動。2019年からはビデオグラファーとしても幅を広げ、ファッション、音楽、広告など様々な領域で活動。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。