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自尊心の病〜思考・行動パターン〜

こんにちはSHOです。僕のnoteを読んで頂きありがとうございます。

自尊心の病、自己愛性パーソナリティ障害について3回目の投稿です。前回の投稿はこちらです。

前回は「自尊心の病」とも言える自己愛性パーソナリティ障害の背景についてまとめました。「とりえのない自分」「思い描く自分」というのは今後も使いますので覚えておいてください。

○思考パターン

このタイプの人の考え方にはかなり偏った特徴があります。前回の投稿でも「価値観」という用語を出しましたが、人それぞれ価値観が違います。人によって人生において何が大事で、何が大切なのかというのは違うのです。

価値は大きく2つに分ける事が出来ます。

① 内的価値
自分で評価し、自分にしか見えない価値、他人が評価する事が出来ない価値
ex.気配り、几帳面、律儀、正直さ、勤勉、真面目、優しさ、正直、誠実

② 外的価値
他人の評価を通じて見える価値、人から「すごい」と言われる事が価値基準
ex.学歴、収入、特殊な知識、才能、外見

多くの人はこの2つの価値観のバランスをとりながら人生を送っているのですが、自己愛性パーソナリティ障害の人は内的価値がほぼ存在せず、外的価値しかほぼ信じることができないことが多いです。自分の価値を自分で評価することができないので、他人が評価してくれないと自信を持つことができないのです。

そうです。このタイプはいわゆる【承認欲求】が強いタイプということなのです。このタイプの人は過度に承認欲求が強いのが特徴なのです。自分のことを肯定してほしいので、否定されると感情的に反抗してくることが多いし、それなのに挫折すると簡単に立ち直れないという言葉はよくないですがいわゆる「メンヘラ」と呼ばれるタイプです。あまり使いたくない言葉ですが、分かりやすいかなと思って便宜上使っています。

このタイプの人はあくまで「外的価値」のみ信じているので、努力するとか真面目に何かに取り組むとかそういうのは苦手です。一時的には頑張ることをしますが、継続性に欠けます。結果が全てなのです。なぜ?それは結果を出さないと他人から注目されない、評価されないと自分の価値を見出せないからです。

思い通りに進んでいる、良い結果が出ている時はいいけど、そうじゃない時は「とりえのない自分」が顔を出してきます。あーもういいやーと投げ出すことはザラだし、急にネガティブになる、卑屈になることだってあるし、その逆に急に感情的になってキレ出すことだってあります。いわゆる「情緒不安定」というものです。「思い描く自分」もいますので、自分の自尊心を守るために「え!なんでそんなことをするの?」と人に驚かれてしまうような奇行に出ることだってあり得ます。

○行動パターン

上でも申し上げた通り、このタイプの人は「外的価値」のみを信じる傾向がありますので、コツコツ努力するとか地道なことをすることが苦手です。大前提として「自分は特別な存在なんだ」と考える傾向があります。これは「思い描く自分」というものです。なので「なんでこの私がこんな地道なことをしないといけないんだ」と思ってしまうのです。内的価値に価値を見いだせないためこのような考え方になってしまうのです。

じゃあこれで結果が出るかといったら、出ないことが多いです。これは冷静に考えれば分かることですが、確かに努力をすれば必ず結果が出るんだという保証はどこにもありません。でも、結果を出している人は必ず何かしらの努力をしていることがほとんどです。世の中そんなに甘くないのです。

結果が出ないとどうなるか?そこに価値を見いだせないので、そこから撤退するしやらなくなります。どーせ失敗するくらいなら、うまくいく保証がないならやらない方がマシだと考えるのです。

でも、周りには一生懸命努力している人、頑張っている人はいます。そういう人を見ると「この人には勝てないかもしれない」と考えるようになります。ここで「よし!やっぱり私もがんばろ!!」と思えれば良いのですが、そうはなりません。「やっぱり私には何も出来ないんだ、生きてる意味ないや」というような「とりえのない自分」が出てきやすいのです。

.....どうでしょう、こういうタイプの人は。忖度なしで言ってしまえば正直関わりにくいなって思ってしまいませんか?

とにかく「自分の思い通り」にならないと気が済まないのです。自分のことを肯定してくれないと感情的になって怒り出すことだってあります。卑屈的になって勝手に落ち込んだりもします。承認欲求が強すぎるんです。自分で自分のことを満たすことができないから、他人に認めてもらわないと自分の存在価値を見出すことができないからです。

自分は「特別な存在なんだ」と思っていて、自尊心が強く、高圧的に接してくることもあるし、プライドが高いです。他人のことは自分より上か下かしか見ません。この判断基準は外的価値により判断します。下だと思った人にはとにかく見下されたくないので「こんなにすごいんだ私は」というようなことをアピールします。でも、出鼻をくじかれた時には、とにかく落ち込む...またはこうはなりたくないから最初から争わないし戦わないのです。


というわけで、今回は自己愛性パーソナリティ障害の方の思考パターン・行動パターンをまとめてみました。このようなタイプの方と対等な関係、通常のコミュニケーションを取ることは難しいことが分かって頂けたらと思います。

僕はこのような方をディスる意図でこの記事を書いていません。警鐘を兼ねているのと、このようなタイプの方がいた時の対処だったり、自分を守るためにどうしたらいいのか考えるための1つのきっかけとなったら幸いです。

今回はここまで。
読んで頂きありがとうございました。

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